東京永久観光

【2019 輪廻転生】

文学

スタンダール『赤と黒』(読了)

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2020/08/20/000000 ↓(続) 『赤と黒』は読み終えている。恋の炎、最後は昼メロかとおもうほど燃え上がる。そしてストーリーは急転直下(文字通り何かが急に落ちてきて終了) ※以下は読書中のメモ(ほんの少し) 《町…

★スタンダール『赤と黒』(続)

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2020/07/30/000000 ↓(続) スタンダール『赤と黒』をまだ読んでいる。 下巻に入ると、ジュリヤンと貴族令嬢マチルドの恋の駆け引きみたいなことが グダグダと続き、それは純真だけど幼稚にも見えて、少々退屈だった…

★赤と黒

『赤と黒』(光文社古典新訳文庫)読書は下巻へ。 ジュリヤンはパリに上京。高名な侯爵に秘書として仕え、その邸宅で一家とともに暮らしている。貴族のサロンというものが描写される。それは爵位や勲章を携えたマウンティング合戦のようでもある。ジュリヤン…

ダーウィンとジュリアン・ソレル

ダーウィンは1809年生まれ。『赤と黒』の主人公ジュリヤン・ソレルと同い年かもしれないと知る。ただし、ジュリヤンは庶民の家に生まれナポレオンにあこがれて立身出世を夢見たのに対し、ダーウィンはとても裕福な家に生まれ、研究者になりたいと考えた。ぜ…

夏の宿題 2020 〜アップダイク、『赤と黒』〜

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2020/07/09/000000 ↓ その私に併走してくれる本が1冊ある。『世界はなぜ「ある」のか』(ジム・ホルト) 未読だった部分を読んでいる。 同書は、著者がこの人にこそと思う複数の人に会いにいき「世界はなぜあると思い…

★赤と黒 ★家族ゲーム

スタンダール『赤と黒』(野崎歓訳) 上巻しか読んでいなかったので再読することにした。先日『フランス史10講』を読んだこともある。ナポレオンにあこがれるジュリアン、田舎の貴族のレナール氏、社会的・政治的位置づけがそれなりにわかる。 それはともか…

★レ・ミゼラブル ★フランス史10講

NHKのドラマ『レ・ミゼラブル』がきっかけで、フランス革命後の歴史が知りたくなり、『フランス史10講』という岩波新書を読んだ。高校世界史の教科書よりは詳しく、各イベントの背景や推移を解説し、またその意義を踏み込んで考察していて、勉強になった。 …

黒澤明の望遠カメラ

これ面白い。 https://twitter.com/kobakin1967/status/1256954221858942976 《宮崎駿のクレーンアップは凄い!/オープニングの丘を駆け上がるコナンとラナ/カメラは足元の地面を這うように移動しているので、本来背景(画面奥の海や島)は下方向に引くべ…

地球外知性はUFOに乗ってやってくるのか?

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200428/k10012408331000.html “UFO映像” 米国防総省が公開 “物体が何かは不明”(NHK) こうしたUFOの話にはまったく興味がわかないけど、その理由は、地球外知性がどこかにあったとしても、これほど地球上の知性(私…

パチンコ、アベノマスク、国防婦人会、米山隆一さん、村上春樹さん

「彼らが最初パチンコ業者を攻撃したとき」 * 国難と謎は新型コロナだけで十分なのに、なんでまた1つ増えるかねえ。かんべんしてくれ、安倍政権。 https://this.kiji.is/626313392311256161 「「アベノマスク」調達も謎だらけ 公開情報わずか、発注枚数や…

★急に具合が悪くなる

『急に具合が悪くなる』 https://amazon.co.jp/dp/4794971567 読書開始。 《私が「いつ死んでも悔いがないように」という言葉に欺瞞を感じるのは、死という行き先が確実だからといって、その未来だけから今を照らすようなやり方は、そのつどに変化する可能性…

★夏物語/川上未映子

https://www.amazon.co.jp/dp/B07T825769/ 正月明け郷里から帰る新幹線で、川上未映子『夏物語』を読み始める。この作家を読むのは2008年芥川賞「乳と卵」以来だが、「夏物語」も、ああ乳の話か、しかも卵の話か、と思いながら第一部終了。 というか、たしか…

★三体/劉 慈欣

『三体』(劉 慈欣)を読んでいる。 意外にも文化大革命の一幕から始まる。糾弾されているのは科学者。相対性理論もビッグバン理論も「反動的だ!」と断じられる。「すべての反動的学説を打倒せよ!」 ホントにそんなこともあったのだろうか? 紅衛兵「お前…

世界史と他者の実在感

WindowsのWordと、MacのPagesは、リンガ・フランカが存在しない。 「リンガ・フランカ」と言ってみたかった。フランク王国に由来するらしい! * 先日「フランク王国」と書いたのは、最近 世界史の本を読んでいるからだ。山川出版『詳説 世界史研究』。同じ…

軽労働ではないが、もういい

★幸せではないが、もういい/ペーター・ハントケ

ペーター・ハントケ。私たちにはヴェンダースの映画にからんで強く記憶された名前。そして私は1作だけ小説を読んでいた! 鮮烈なダメージのそのタイトルがまた、けっして忘却を許さない。『幸せではないが、もういい』 2003年に読んだときのメモが残っていた…

息継ぎのようにリツイート

https://allreviews.jp/review/3308 《私たちは誰かが歩んだ人生を歩んでいる。誰かが生きた場所を生きている。差異を孕んだ反復として再生/再演しているという感覚》 https://twitter.com/allreviewsjp/status/1130670809415069696 (磯﨑 憲一郎 『往古来…

★存在の耐えられない軽さ(続き)

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2019/05/03/から続く 『存在の耐えられない軽さ』。巻末の訳者解説(西永良成)は、この小説を音楽の「対位法」に見立てる。また緩急の変化に注目し7つの部ごとにページ数を章の数で割りアレグロ、モデラート、アダー…

★存在の耐えられない軽さ(続き)

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2019/04/30/から続く 『存在の耐えられない軽さ』読んでいる。 小説を読むのが以前に増して遅くなった私としては驚くほどのスピード。とても複雑なことが書いてあるのに、とても面白い複雑さであり、しかも、きわめて…

耐えられないこともない、その存在の、軽さと重さ(改元を前に)

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2019/04/28/から続く 『存在の耐えられない軽さ』。映画では、窓の下に眺めたプラハの市街地をソ連などの共産軍の戦車がいきなり縦列進行してきたシーンが、印象に残っている。しかし小説では、今のところ何ら衝撃を…

★存在の耐えられない軽さ/ミラン・クンデラ

小説をちゃんと読んでいなくて、なんかないかと図書館で手にしたのが、ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』。これが実に面白くて驚く。しかしそれに負けず驚いたのは、この小説2000年に一度読んでいたことが発覚したこと。 良い小説を少しは読んでき…

ノスタルジー再帰性

村上春樹の小説を思い起こす?(以下) https://twitter.com/masayachiba/status/1116309788055359488 村上春樹の過去の小説にあったノスタルジーが現在の小説ではフェイク化した説。あるいは、過去から一貫してフェイクのノスタルジーにすぎなかった説。 そ…

改元ジャパニアン狂詩曲

ゼロサムか、なるほど〜 * この2か月あまり仕事が怒涛のごとくで、やっと波が引いたら、ふと『騎士団長殺し』の続きが読みたくなった。仕事システム世界とは完全に異なる秩序と相貌としか言いようがない春樹システム世界。文庫化されるとか? あやうく令和…

川上量生☓松尾豊☓井上智洋 鼎談

「デジタル・レーニン主義」という用語があるそうだ。中国などの全体主義の国がAIを使って人々を統治するような文脈。文藝春秋3月号の川上量生☓松尾豊☓井上智洋お三方の鼎談で。 実はこの文春、芥川賞「ニムロッド」(上田岳弘)を読もうと思い手にした。「…

平成の30冊

https://book.asahi.com/feature/11021311 「識者120人が選ばなかった平成の30冊」ということなら、私はまず『逆光』と言いたいが、しかし平成のうちに読み終わらないことも確実になってきたのであった。

私たち知性の特殊性と普遍性

★ランドスケープと夏の定理/高島雄哉 表題作を読んだ。まさに日本のテッド・チャンかグレッグ・イーガン(誰しもそう言うだろう) 作中まず「知性定理」なるものが示される。「知性は互いに翻訳可能」という原理。つまり私たちの数学や言語はいかなるAIや異…

★夜の果てへの旅/セリーヌ

http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20180801/p1 から続く。 ずいぶん日が経ったが、セリーヌ『夜の果てへの旅』は読み終えた。記憶が流れて消えていかぬよう、少し書き留めておきたい。 =以下はすべて下巻について= 上巻は、第一次大戦の前線、その銃後のパ…

政治や文学は2次元? 空間は3次元?

政治的立場がX軸とY軸の座標で解説されることがよくある。左翼か右翼かがX軸、大きな政府か小さな政府かがY軸、など。最近の例↓ https://cakes.mu/posts/22235少し前には、文学的立場までがX軸(物語〜言語)とY軸(社会〜個人)の地図で示されていた(文藝2…

体で計算するコンピューター(日経サイエンス記事)

http://www.nikkei-science.com/201808_032.html 計算士を思い出した(世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド)

「こんばんは、村上春樹です」

なんだろうか、この、文学がないかんじ。(ラジオ視聴)