東京永久観光

【2019 輪廻転生】

美術

あいちトリエンナーレ「表現の不自由展その後」をめぐって

以下の一連の見解がふと目にとまった。 https://twitter.com/yamakawafuyuki/status/1415351240792281092 《芸術家とは》《創造的に希望を描いてみせるもの》! * これを受けて、不自由展からいわば排除された会田誠作品について。 https://twitter.com/ana…

芸術の実践とは?

《「なごやトリエンナーレ会場にようこそ」》《官の権威や警察権力との遭遇から生じた拘留という究極の受動態がここでは、「主体はこちらにある」ことを前提した言葉によって一気に能動態に逆転されている》 なごやトリエンナーレについて『情況』2019秋号に…

★TOKYO 2021 美術展

このあいだ(9.21)見に行った「TOKYO 2021 美術展」 ふと高校や大学のころの文化祭の日を思い出した。ふだん使っている建物や部屋に、見慣れないへんな創作物が、自在に置かれて、乱雑に広がっていくような、そんな感じがしたからだろうか。 それにしても、…

複雑なのに空虚な気分

あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」に対する抗議電話の記録が、昨日は公式サイトにアップされていたので聞いてみた(今は聞けないようだ)。河村市長の口調と主張が増殖・増幅したような感じで、一言で言うなら「耳を塞ぎたくなった」 しかし、それでも…

あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止

あいちトリエンナーレ2019で「表現の不自由展」が中止になるという出来事が起こった。 それに関するツイート、時系列で。 <8月2日> https://htn.to/vRoZcL3m7M 芸術と政治の素晴らしい演習問題。正解が知りたい。 <8月3日> https://htn.to/3Uyr3eFCV1 「…

★時計じかけのオレンジ/スタンリー・キューブリック

先日『時計じかけのオレンジ』をみたが、冒頭シーンは村上隆の先取りだと思った。それと母親は魔法使いサリー。空想オタク暴力映画。 https://youtu.be/vN-1Mup0UI0

生まれ変わったらバンクシーになりたい。

生まれ変わらないとなれないか。

火星大接近、小泉進次郎さんも大接近!

http://live.nicovideo.jp/gate/lv314526819 文化祭でみんなが盛り上がってる学校になんか行きたくない! そんな気分も立ち上がるけれど、ここで次々に紹介される人や物のリソースは、すべてこの国のこの時代のものなんだと思うと、活目しかない。いくらでも…

「やわらかいブラックホール」

ブラックホールを介した身体通信――インターステラーみたいだ。https://www.teamlab.art/jp/w/soft_black_hole/ http://ch.nicovideo.jp/wakusei2nd/blomaga/ar1385439 *とはいえ、新しいテクノロジーを使った芸術は人工的に感じられ、古いテクノロジーを使…

★赤瀬川原平の芸術原論展

22日に行ってきた。千葉市美術館。2時間では回りきれない感じだった。後半、「桜画報」や『現代の眼』『ガロ』に掲載された細密画のごとき劇画系作品が面白すぎて、いちいち読み込んでいたら時間がなくなった。これらの原画は初めて目にしたと思う。千円札…

★「ハイレッド・センター」直接行動の軌跡/松濤美術館

そもそも美術は物質と観念との横断にこそ面白みがあるのだろうが、やっぱり近ごろはネットのせいで物質のほうの重みは減ってしまっているのだ。そのアンバランスがさほどではなかった時代の作品を回想することで、そのアンバランスがありありと感じられた。…

星を賣る店

(クラフト・エヴィング商會のおかしな展覧会)http://www.setabun.or.jp/exhibition/exhibition.html むかし、現代アートはコンセプトだけで実作がなくてもいいんじゃないかと考えたことがあるが、こちらは空想が物品になるからこそいいのだろうか? この面…

会田誠関連

私が「差別の絵画は絶対ダメ」とは感じないのは、けっきょく「差別は絶対ダメ」とは考えていないからなのだろうか?話がややこしくなるが: そうすると、たとえば「体罰の絵画は絶対ダメ」とはまったく感じない私は、けっきょく「体罰は絶対ダメ」とは考えて…

ビックロこいた!

渋谷では、パルコの看板から「P」と「C」が除去され「 AR O」になって、「スゲェ〜」と叫んだのもつかの間、新宿ではなんと「ビックカメラ」と「ユニクロ」がくっついて「ビックロ」! ……「そっちのほうがスゲェ〜〜〜」ビックロはしかし芸術ではない。…

日の丸は抽象画ではない

日の丸を奪われたのはさておき、ただの国民とはちがって大使様は特別偉いのであります、というカンカクが、ちょいとアホらしいと思うポスト近代人はいねが?日の丸の旗は、ただの布ではなく、他のなにかを意味する記号だから厄介なのだ。大使閣下様も、ただ…

良識骨折

★Chim↑Pom---チンポム作品集 顰蹙表現のオンパレードとも言える。 たとえば「アイムボカン」という作品では、高級バッグをカンボジアの地雷で爆破する。《2007年。セレブリティに強く共感するエリイの「ダイアナみたいに地雷原でチャリティーをしたい」とい…

原発について考えたことのまとめ

【5月30日/友人とのやりとり】原発問題というより人間問題、世間問題のほうでこそ考え抜き、悩み抜くよね、実際。日本人的なのだろうか? 【5月30日/同】「原発問題より人間問題のほうが主」などと思ったのは、私の感覚がマヒしていて原発問題の重大さがわ…

東京考

ポスト近代、ポスト現代というかんじのこの東京で、 たとえばムバラクをやっつけるくらいのとんでもないことは、 もはや起こりえないのかも。 それとも、東京こそ「未知の激変」が進行中であり、 東京こそが面白いのか? 参照:川俣正・東京インプログレス h…

反アート入門/椹木野衣

美術作品の喚起力はとても強くしばしば小説や映画を上回る。それなのに、美術を見にいったり美術に関する本を読んだりということをあまりにもしていない。それでも、言語のことや生命のこと、あるいは生死について考えるのと同じくらい、美術は深く考えるに…

SYNAPSE

「SYNAPSE」という東大発行のしかしインディーな雑誌がある。 ◎ http://d.hatena.ne.jp/shokou5/20100803/1280842549 高級チョコレートの詰め合わせのようで、とても好い。まず一粒。 冒頭にあるのは、映像作家・音楽家 高木正勝と脳神経医学の准教授 坂井克…

フレーゲをめぐって

哲学というのは、(学問とはすべてそうなのかもしれないが)、そこに書かれた文章の意味(というか機能というか)が、厳密に固定されている。コンピュータのプログラム的な感じがする。正しく読み取る以外のことをしてはいけない。芸術家はよく「解釈や意味…

もがきの街から、殯(もがり)の森へ

生きてるってどういうことですか? この忙しいのに、それがまさか実のある問いだとは私たちはふだん思わない。なぜなら「生きる意味」なんて、たとえば学校の道徳の時間とか美しい国の教育再生会議の提言とかが得意の、まるで空疎な問答だと思い込んでいるか…

梅雨はまだまだ先とか

きょうもけっきょく雨は降らず、風がきもちよい一日だった。 乾きすぎていないのもよし。 ずっとこういう天気だといいのに。 きのうは吉祥寺まで自転車で。 A-thingという小さなギャラリーで岡崎乾二郎の小品をみた。http://www.tokyoartbeat.com/venue/1A87…

大竹

大竹伸朗「全景」展。ずいぶん前からやっていて評判も聞こえていたのだが、あい変わらず腰が重く、少し前 NHKでインタビューが流れたとき、あれ、さまぁ〜ずの大竹に似ているかな、風貌、その他もなんとなく、と思ったことが最終的に背中を押すようなことに…

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