国家

★『江藤淳と加藤典洋 戦後史を歩きなおす』(與那覇潤)ほか

戦争しそして敗戦した国に生きている、ということを、天皇とともにそうしたということを、いちいち思い出さなくなって長い。言い聞かせなくなって長い。80年もたてば仕方ないか。しかし、かつてはそれを直接体験した者がいっぱいいた。その体験を直接聞いた…

自国と他国の悲惨と屈辱

自国(日本)が戦争で被った悲惨や屈辱それに対する憤怒というものが実感できないとしたら、他国(中国や韓国あるいはウクライナ)が戦争で被った悲惨や屈辱それに対する憤怒というものも実感できない。左派または右派の言説では、どちらかが欠けていること…

神、天皇、教皇

「本当は神はいない」という建前で、私たちの社会は営まれているかのようで、「本当は神はいる」という建前で、私たちの社会は営まれているかのようだ。 天皇もまた本当は神かどうか。たとえばこのようにぼんやりとした論述のあいだに、日本国と日本国民の信…

ひめゆりの塔をめぐる発言

「日本軍がどんどん入ってきて、ひめゆり隊が死ぬことになった。そして米国が入ってきて、沖縄は解放された」と展示に書かれていたかより、「日本軍がどんどん入ってきて、ひめゆり隊が死ぬことになった。そして米国が入ってきて、沖縄は解放された」と国民…

★村田沙耶香『世界99』(読書中)

戦争がこの世に絶えることがないように、信仰もこの世に絶えることがないのか。 そういう、わざわざ言ってもどうしようもないからいちいち言わないようにしていることを、むしろひたすら書いてみることにしたのが、村田沙耶香『世界99』なのだろうか? 『世…

毎週見てしまう「人文ウォッチ」

「ミッキーと天皇って、いっしょだと思うんですよ」 生身の人 人間ではないのに、かつ、生身の人間ではないから、間接的でありつつ直接的であるような身体的接触ができる、みたいな…? (BTSハグ会のネタから思いがけない発展) ミッキーに直接近づきたい人…

今年も読書

年が明けて読んでいる本はーー (1)「論理的思考」の文化的基盤(渡邉雅子) 学校で叩きこまれる小論文のパターンが、アメリカだと「結論→論拠」、フランスだと「正反合の弁証法」、日本だと時系列の感想文的なもの、イランはまた別(イスラムの法への帰着…

また8月15日

靖国神社に行くような人が戦争に行くのだろうか? 靖国神社に行かないような人が戦争に行かないのだろうか? 本当だろうか? 君は…? 私は…? 天皇が行ってほしそうだったから戦争に行ったとか、天皇が行ってほしくなさそうだから靖国に行かないとか、そうな…

親子そろってマドラスチェックのシャツ

国家は幻想とは限らない

www.youtube.com さっき聞き始めてまだ途中だけど、めっちゃ面白い。 吉本隆明、ドゥルーズやグレイバーの名前まで出てくる。とはいえ、国家は幻想とは限らないのでは、といった主旨と思われる。 それにしても「SASUKE哲学者」というから、え? と思ったが、…

徴兵逃れ

このことを、ウクライナの人は考えたくないだろう。彼らよりはるかに考える余裕があるはずの日本の私でさえ、このことは考えたくない。 www3.nhk.or.jp

思慮と決断

政治には、つねに思慮や逡巡が必要であり、なおかつ、ときに決断や冒険が必要だと思う。私たちの国には、どちらかしかない政党か、どちらもない政党ばかりではないか。国民の多数がそうだからか。

無数のバタフライ エフェクト

カール・マルクス大学で物理学を学んだ ある国の元首相は誰でしょう? - 東京永久観光 以前、映像の世紀 バタフライエフェクト「ベルリンの壁崩壊 宰相メルケルの誕生」を見て、上のことを言ったが、再放送をしたようだ。 さてそれで、何が言いたかったかと…

シャーマン、皇室、ジャニーズ論

shirasu.io シャーマン、皇室、ジャニーズ論――そんな興味深い洞察が飛び出した(ほかいろいろ)

★黒澤明『生きる』

『生きる』がリメイクされたと聞いて、元の映画を久しぶりに視聴。隅から隅まで面白く感動。それにしても、くどいほどわかりやすいのが黒澤明の特徴だと思った。ネタバレになるが……いきなり胃のX線写真とナレーションで始まるのは今なお斬新。葬式の祭壇に切…

カール・マルクス大学で物理学を学んだ ある国の元首相は誰でしょう?

www.nhk.jp 国にも人にも世界にも物語がある。それは、私たちが物語しか好まないからかもしれないにしても、ともあれ私たちが物語をはげしく好むからだろう。だから君や私の人生にも物語が望まれる。 しかし、だれの物語もその人生の後から書かれる。先に書…

★評伝 川島芳子

https://www.amazon.co.jp/dp/4166606255 『評伝 川島芳子』(寺尾紗穂 2008年)を読んだ。福田和也『地ひらく』、加藤陽子『満州事変から日中戦争へ』と読み継いできた流れ。その間、ロシアのウクライナ侵略が始まり、旧満州への関心は複雑に深まっている。…

ロシアがウクライナ侵略

プーチンの詰将棋。 * (2月25日) 暴力世界。 悔い改めろ、プーチン。 プーチンには悪魔が降りてきて間近の死期を告げられでもしたのか? 彼のこの乱心は説明がつかないという趣旨のことを、小泉悠氏が先ほどBSフジの番組で言っていた。 実は先日まで、私…

「ふぞろいの林檎たち」世代

「新人類」世代。「ふぞろいの林檎たち」世代。 www3.nhk.or.jp 「ふぞろい」の3人でいうと、おそらく仲手川くん(中井貴一)が彼のキャラ。 君主を「さま」と呼ぶのは、なにか大きな幻想(物語)に支えられているのだろうが、「彼」と呼ぶのも、また別の大…

★地ひらく/福田和也

日米開戦80年(昨日)。たまたまこの本を読んでいる。石原莞爾を通してこの時代を深く考察している。 https://www.amazon.co.jp/dp/4163577807 昔こうした本は敬遠していた。戦争がイヤだったからだし「戦争がイヤだ」という事実をあらゆることのベースにし…

天皇制について(備忘)

天皇制に関し先日2つ思ったことがあった。忘れないうちに―― (1)皇族はこうあるべきだというのは、漁師の倅はこうあるべきだ、農家の嫁はこうあるべきだというのと、そっくり。 (2)夫の姓をぜひ使いたいのと、親の姓をぜひ使いたいのは、わりとそっくり。…

三島由紀夫をめぐる討論

チャンネル桜なんてネトウヨなんだから見なくていいというのが正しければ、私の日々もずいぶん節約できるのにと思う。三島由紀夫もいなかったことにすれば日本の将来もずいぶん簡素化できるのにと思う。

「日本人らしさ」

こうした考察はじつに興味深い。

小室さん・眞子さん記者会見

小室さんと眞子さんの記者会見は、ISの首斬り実況ほどに、見たくない、目を背けたい。 いわゆる「小室眞子さんになった」と報じられたわけで、それに伴い「小室」になるとはいかなることかと問われている。しかし私の場合「さん」になるとはいかなることかの…

★戦争と人間(映画)

『戦争と人間』(山本薩夫監督・五味川純平原作)三部作をネットで視聴している。前世 私は満州で生きていたのだろうかというぐらい、面白い。 ◎予告編 www.youtube.com

ノーベル賞にとって日本人とは何か?

https://twitter.com/sociologbook/status/1445710167635415044 この疑問、まったく同感! さらに、もし彼が現在は米国在住で米国籍だったら?

天皇制について(おなじみ)

「そもそもなぜ君は天皇制自体に猛反対しないのか」。こう、右翼の人に問わないといけないだけでなく、左翼の人にも問わないといけないとは、これいかに。ついでに私自身にも問わないといけないとは、なんでやねん。 アミノ酸が20種類あると、それが組み合わ…

河野太郎 第一声

「日本を日本たらしめている礎となっているのは」「日本語と皇室です」(河野太郎 第一声) 日本がハンコをやめるのと君主制をやめるのと、どっちが難しいか、ということを、思う。タリバンがイスラムをやめるのとどっちが難しいか、ということを思う。 * …

「陛下は五輪開催を懸念と拝察」

mainichi.jp 「国民は天皇の言うことは聞くべきだ」 「国民は天皇の言うことを聞くべきではない」 (小池百合子の言うことを私が聞くかどうかはさておき) 戦前に「天皇陛下バンザイ」と他人が言ったかどうかを問いただすのは簡単だけれども。 ちょうど「空…

★映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』

映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』がアマゾンプライムにあったので視聴した。 現在の日本の問いとしても切実に響く。ナショナリストかコスモポリタンか。コミュニタリアンかリベラリストか。すなわち「天皇」と一言言って三島と共闘できるのかで…