東京永久観光

【2019 輪廻転生】

映画

2022年 映画鑑賞記録

★ちょっと思い出しただけ★2001年宇宙の旅(再)★シン・ウルトラマン★ゴッドファーザー PART II(再)★ゴッドファーザー(再)★花束みたいな恋をした★街の上で/今泉力哉★幕末太陽傳/川島雄三(再)★ペパーミント・キャンディー(再)★若い東京の屋…

成田悠輔×東浩紀 対談(ゲンロン)

きょうはこれを見ている。 shirasu.io ドイツ×スペイン的、決勝戦的 人間という幻想、国家という幻想、貨幣という幻想、それは聞き飽きた言葉でもあるが、そうした信仰と懐疑の本当にどちらとも言えない(個人的にも本当に迷わざるをえない)極点に、2人の議…

★シン・ウルトラマン

★『シン・ウルトラマン』視聴(アマゾンPV) ネタバレにならないことを祈りつつ以下………………途中かなり『大日本人』っぽくなる。さらにその先ちょっと『鎌倉殿の13人』っぽくなる。ラスボスはやっぱりエヴァンゲリオンっぽかった……………… https://shin-ultraman.…

★花束みたいな恋をした

映画『花束みたいな恋をした』をオンデマンド視聴した。坂元裕二ならではのオフビート的おかしさも、菅田将暉・有村架純の2人も、文句なく良かった。 https://hana-koi.jp/ それにしても、見事にマッチングされた2人の恋愛はひたすら破綻なく進行するのだが…

ゴダール死去、安楽死

www.theguardian.com www.asahi.com

今泉力哉ナイト

昨夜は『街の上で』という映画をNetflixで。またもや比類なく独特のムードで描写される恋愛譚。今泉力哉監督でしかありえないと思う。役者たちの「どうしてこうも」と言いたくなる生っぽさがことごとく魅惑的。 映画『街の上で』公式サイト ところで、なぜこ…

幕末太陽傳そして共感ウェブサイト

映画『幕末太陽傳』(川島雄三)を久々にネットで堪能。後半はタブレットだったが面白さはそのまま。 鑑賞後、以下のページを見つけて読んだ。こうした個人のウェブサイトは、今では表にあまり出てこないが、今回のような特定の映画の随時の共感には、非常に…

★ポン・ジュノ映画術――まさに記号論

私たちは、目の前にある街の景色も家の造形も人の風体も、考えてみれば、ことごとく、それ自体というより何らかの象徴として眺める。記号論とはそんな話であり、80年代からさんざん聞かされ気づかされてきた。『ポン・ジュノ映画術』は、その飽くなき分析が…

★『星の子』(映画と小説)

映画『星の子』 hoshi-no-ko.jp この奇異な界隈のたたずまいをよくぞ映画の主題にした。なにしろそれがずっと気になった。ほんのりした独特のクセが強い。ほんのりだけど比類なく強い。暴力や犯罪とは無縁の多幸な人たちであるにも関わらず。だからたしかに…

止めるな? 宇宙の外部と内部

映画『カメラを止めるな!』を久しぶりに鑑賞。やはり、この映画のすべてを本当に撮影したカメラマンがエンディングで初めて姿を見せるところで、胸が騒ぐ。 カメラはあらゆるものを撮影できるが、そのカメラ自体は撮影できない。映画にその映画を撮影してい…

★さがす

昨夜はアマゾンPVで映画『さがす』を見た。衝撃的だったが、その後いつになくぐっすり眠った。強烈にいろいろ感じたり考えたりさせられて頭が疲れたのだろう。 sagasu-movie.asmik-ace.co.jp

★エリック・ロメール/緑の光線

エリック・ロメール『緑の光線』がアマゾンにあったので見た。侮れないアマゾンプライム・ビデオ。全編見たのは初。ゴダールが「知の人」ならロメールは「情の人」? 演者がカメラを意識しないとき、見る者はむしろカメラを意識し始める? ちょっと君も同じ…

時間変化をめぐって〜映画の原理へ

養老孟司さんがゲンロンに登場 - 東京永久観光 上にある<時間とともに変化するものを私たちは如何にして捉えることができるのか(できないのではないか)>という養老さんの指摘(趣旨)。これは映画というものを見つめ直すことでも気づくことになる。ある…

古くさい日本映画

古くさい日本映画が なぜか一貫して好みで、このところオンデマンドで『温泉女医』(1964)、『大魔神』(1966)、『白い巨塔』(1966)と続けて視聴。 当時の日本の市街地や室内の様子が、そのまま眺められ確認できるのが、ひとつとても面白い。生き生き、鮮…

プーチン、アンダーグラウンド

どうせプーチンに事実が伝わっていないのなら、ロシア軍は完全に撤退し「ゼレンスキーは退陣しました。反ナチの新ロシア国家ができました」と嘘をつき通したらどうか。 映画『アンダーグラウンド』あるいは『グッバイ、レーニン!』を思い出す。 * https://w…

★パワー・オブ・ザ・ドッグ〜ファーゴ

良い映画というものは「心の良い使い方とはああこういうことか」と実感させてくれる。一方「心の悪い使い方とはああこういうことか」と実感させてくれやがるのが悪い仕事というものです。 そして私たちは、フラフープをしたり、馬の鞍を磨いたり、夜中にツイ…

ドント・ルック・アップ ボクたちはみんな大人になれなかった

週末にNetflixで『ドント・ルック・アップ』と『ボクたちはみんな大人になれなかった』を視聴。どちらもちょうどいい感じ(普通とも言う?)の愛すべき映画だった。 【以下ネタバレ含む】 『ボクたち』は、業界の内部体験からと思われる糞人間悪弊の描写に怒…

★ドライブ・マイ・カー/濱口竜介

濱口竜介『ドライブ・マイ・カー』をテアトル新宿で鑑賞してきた。 この監督の決定的な特異性を形容するキーワードを思いついた。「ワークショップ的」。今回もワークショップ的な展開の意外性や推移性こそが面白かったのではないか。そうでないところを感じ…

★血と暴力の国(ノー・カントリー)

年末年始に用意した本の1つが『血と暴力の国』(映画『ノーカントリー』の原作)だったが、手にした日にほとんど読んでしまった。映画の静まりかえった緊張がそっくり蘇り、やめられなかった。原作に忠実な映画というより、見据えている何ものかの様相が完全…

2021年 読書記録/映画鑑賞記録

【2021年 読書記録】 <思考> ★世界はなぜ「ある」のか? ※継続 ★生物の中の悪魔(ポール・デイヴィス) ★生命の起源 地球と宇宙をめぐる最大の謎に迫る(ポール・デイヴィス) ★相対化する知性 ★無限の始まり ※継続 <科学> ★新 大学生物学の教科書 ★タコ…

★ザ・ビートルズ:Get Back

『ザ・ビートルズ:Get Back』を週末に視聴した。 https://disneyplus.disney.co.jp/program/thebeatles.html このセッションや屋上ライブの経緯と機微がありありとわかった(今までは知っているつもりにすぎなかった)。4人のキャラクターも伝説でなく実相…

猫が見る窓の外

夏の宿題がまだ片付かないのに、もう12月だ からの続き ところで最近 猫がうちに来た。 外に出たことのない猫なので、仕切られた室内だけが世界のすべてだろう。ある日突然もとの家から私の家に連れて来られたことを、どう受けとめているのか? この床や壁は…

★愛のお荷物/川島雄三

川島雄三の映画がAPにあると知り『愛のお荷物』を視聴中。饒舌な会話と筋書きが滑降スキーのごとく進み、もうまったく止まらない。とにかく人がよく動く。カメラも動く。奥行きのある室内や野外の向こうとこちらを行き来しながら全員が何かやっている!実に…

★戦争と人間(映画)

『戦争と人間』(山本薩夫監督・五味川純平原作)三部作をネットで視聴している。前世 私は満州で生きていたのだろうかというぐらい、面白い。 ◎予告編 www.youtube.com

陰謀論待望

みんな、こんなにツイッターを見るのは、新しい本当の陰謀がどこかに書かれ、自分がそれを誰よりも先に見つけたい、とか思ってるんじゃないか? 夜中に「核酸が…アミノ酸が…」とか言ってる私も他人事ではないのかもしれないが。科学的陰謀論、哲学的陰謀論?…

これが知りたいということはある

「なにかやりたい」というのがない人は「どうしてもこれがやりたい」人の気持ちがよくわからないのかもしれない。「なにか知りたい」というのがない人は「どうしてもこれが知りたい」人の気持ちがよくわからないのかもしれない。 自分のことを振り返ると、「…

★映画『ミッドサマー』

映画『ミッドサマー』を視聴。類例のない心的外傷系(心臓の弱い人は注意)。 かつて海外旅行中に時折出くわした信仰コミュニティーを思い出した。しかしこれはフィクション。完成度がきわめて高く超面白怖いが、でも虚構だ。旅行で出会ったのは事実の人々。…

映画視聴つれづれ

pic.twitter.com/3Hw4VaP2H7 — ボウフラ (@boufurafurafura) 2021年8月11日 これ(上)を見て思い出した―― そういえばオンデマンドで『猿の惑星』を見たのだ これまでTV放映を途中から見るばかりで最初から見たことはなかった。堪能。ただし前も言ったが、猿…

★オッドタクシー

アニメ『オッドタクシー』を一気に視聴した。漫画『ルックバック』を読んだ。(ほかに何もしていないわけではない) 『オッドタクシー』オープニング曲。 www.youtube.com いいね! アルパカのカポエイラ www.youtube.com このサウンドと動きが奇妙で面白か…

★映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』

映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』がアマゾンプライムにあったので視聴した。 現在の日本の問いとしても切実に響く。ナショナリストかコスモポリタンか。コミュニタリアンかリベラリストか。すなわち「天皇」と一言言って三島と共闘できるのかで…