東京永久観光

【2019 輪廻転生】

映画

2020年 読書記録/映画鑑賞記録

【2020年 読書記録】 <人文系> ★記憶のデザイン ★人間以後の哲学 人新世を生きる ※冒頭のみ <ウィトゲンシュタイン> ★『論理哲学論考』を読む/野矢茂樹 ※再読 <国際社会> ★幸福な監視国家・中国 <批評> ★復興文化論 <ベイズ統計 × 量子力学> …

クローン人間だけが不条理ではない

昨日たまたまみたドラマはクローン人間の話だった。生命がクローンという異質な仕組みでも誕生できてしまうことの不思議さ。実の父母が存在しない人物であり人生であることの不条理さ。 とはいえ、私や君や彼という人間が、クローンという異質な仕組みでなく…

★泥の河/小栗康平(1981)

うちはAmazonPrimeに加えNETFLIXにもいつのまにか入っていて、昨夜は探しあぐねたあげく、『泥の河』(小栗康平)を観た。 白黒で昭和31年(1956年)の話だが、意外に新しく1981年の映画で、公開時に映画館でみた。ネトフリっぽくも80年代っぽくもまったくな…

★キューポラのある街

きょう昼のNHK BS シネマは『キューポラのある街』。先日アマゾンで視聴したので言うが、すこぶる面白いのでおすすめ!貧困ベースのてんやわんやがめまぐるしいが、底抜けの明るさは戦後民主主義がスタートした時代ならでは、か。吉永小百合らみんなハツラツ…

バンクシーか炭治郎か

バンクシーかもしれないが炭治郎かもしれないという。わかった、これこそグルー(grue)なんじゃないか! あのバンクシーの作品かもしれないカワイイねずみの絵が都内にありました! 東京への贈り物かも? カバンを持っているようです。 pic.twitter.com/aPB…

★麦秋/小津安二郎

先日『麦秋』(小津安二郎・1951年)をアマゾンプライムで視聴した。終盤の紀子の決心は、何度みても唐突で、これは『恋恋風塵』終盤のホンの決心の唐突さに並び称されるべきだと思った。ともあれ、盆暮れに田舎に帰るような感じの一作。やはり味わい深いと…

鬼滅の刃、フランスのテロ、ヒューマニズム(21世紀の啓蒙/ピンカー)

ためしに「鬼滅の刃」をアマゾンプライムで少し視聴。 さて鬼は現実の世にもいるか? 今フランスの人なら教師を残酷に殺した男をそう形容しても大げさではないと思った。妹が鬼になってしまう不条理と絶望も、妹がイスラム国の戦士になってしまった人なら絵…

★さらば愛しき大地 ★十九歳の地図(柳町光男)

今週は忙しかったが、アマゾンで柳町光男の映画を続けて視聴した。『さらば愛しき大地』(1982)と『十九歳の地図』(1979)。2作とも久しぶりの視聴だったが、いずれもどぎつい写実に圧倒された。この監督の名が忘れがたいのは、それゆえだったのだと思い返…

★ペパーミント・キャンディー(イ・チャンドン)

『ペパーミント・キャンディー』(イ・チャンドン監督・1999)がアマゾンプライムにあったので視聴した。3度目か。 韓国映画をたくさん見てはいないが、個人的に1番のオススメをあげるなら、間違いなくこの1作。何年たっても揺るがない。 ただそれほどの作品…

渡哲也さん死去

一昨夜たまたま、『東京流れ者』(鈴木清順)をアマゾンプライムでみた。1966年。渡哲也さん24歳か。 https://www.youtube.com/watch?v=Op6Wq16RqDA それにしても、こりゃ鈴木清順、好き勝手し放題だな、という感の強い一作。カフェの室内や事務所の室内のひ…

★もののけ姫(宮崎駿)

『もののけ姫』を劇場で見たくてシネコンに出向く。指定席に着いて10分後。『千と千尋の神隠し』が始まった。スクリーンを隣と間違えた。そのまま視聴。『もののけ姫』はまた来よう。 ワンダーランド、ディズニーランド、夏休みの大冒険、日本のファンタジー…

★赤と黒 ★家族ゲーム

スタンダール『赤と黒』(野崎歓訳) 上巻しか読んでいなかったので再読することにした。先日『フランス史10講』を読んだこともある。ナポレオンにあこがれるジュリアン、田舎の貴族のレナール氏、社会的・政治的位置づけがそれなりにわかる。 それはともか…

★Love Letter ★ニンゲン合格

8割自粛期間は、生活8割ネット期間だったともいえるので、Amazonプライムで映画も少しみていた。 たとえば『Love Letter』(岩井俊二) 3度目の鑑賞かと思うが、ちょっとどうかしているだろう(自分が)と言いたいほど純真に感動し涙も流し、ごく素直に支持…

黒澤明の望遠カメラ

これ面白い。 https://twitter.com/kobakin1967/status/1256954221858942976 《宮崎駿のクレーンアップは凄い!/オープニングの丘を駆け上がるコナンとラナ/カメラは足元の地面を這うように移動しているので、本来背景(画面奥の海や島)は下方向に引くべ…

地球外知性はUFOに乗ってやってくるのか?

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200428/k10012408331000.html “UFO映像” 米国防総省が公開 “物体が何かは不明”(NHK) こうしたUFOの話にはまったく興味がわかないけど、その理由は、地球外知性がどこかにあったとしても、これほど地球上の知性(私…

2019年 映画Disk(等)鑑賞記録

★バルカン超特急/ヒッチコック(1938) ★見知らぬ乗客/ヒッチコック(1951)=再= ★麗しのサブリナ/ビリー・ワイルダー(1954)=再= ★12モンキーズ/テリー・ギリアム(1995)=再= ★恋は雨上がりのように(2018) ★めがね/ 荻上直子(2007)=再= …

『フレンチ・コネクション』(NHK BS)が面白すぎて仕事中断

★流れる/成瀬巳喜男

成瀬巳喜男『流れる』を久しぶりに視聴した(DVD)。なぜかというと、先日、台風の深刻な被害が千葉県に広がったニュースで鋸南町(きょなんまち)という地名を目にし、鋸山(のこぎりやま)のことが『流れる』に出てきたことを思い出したから。 つまり、ミ…

「セクシーになればって どういう意味ですか?」

Make climate fight 'sexy,' says Japan's new environment minister - Reuters 薬師丸ひろ子「セクシーになればって どういう意味ですか?」 桃井かおり「頭を空っぽにすることよ」 (映画『メイン・テーマ』) メイン・テーマ

★DISTANCE/是枝裕和

一昨夜は、是枝裕和『DISTANCE』をアマゾンで視聴した。オウム真理教に対しては、こうした近づき方・向き合い方も可能なのだと気づかされ、新鮮だった。そもそもこの映画、これまで見逃していた。 家族がカルトに入信していく。それは最も身近な者がいきなり…

刑事コロンボ

いろいろあって『刑事コロンボ』の初期作品を視聴。70年代でもアメ車はバカでかかったことを知って驚いたが、そもそもこのシリーズの面白さと味わいの絶妙さを今さら知ってもっと驚いた。(ただしコロンボの車だけはよれよれ。コートと同じ) 以下参照。 htt…

★春の夢/チャン・リュル(2016)

韓国映画『春の夢』(2016)をDVD視聴。 A Quiet Dream JapaneseTitle Trailer web https://www.youtube.com/watch?v=Gf-SH1lmSjo なんでもない一作のようで、似たものを思いつけない一作。役者の個性もあろうが、多くはチャン・リュル監督の個性なのだろう…

★寝ても覚めても/濱口竜介

http://netemosametemo.jp/ 映画『寝ても覚めても』(濱口竜介監督) ディスク鑑賞。 みかけはごく写実的な物語であり映像であると思えるのに、なんかとんでもない予想外のことが起こりそうで、ずっとぞわぞわしながら見ていた。なんでだろう? 以前の『ハッ…

★廃市/大林宣彦(1984)

大林宣彦『廃市』(1984) 『転校生』『時をかける少女』に続く映画だが十分知られていない。私も忘れていたがツタヤにDVDがあったので視聴した。公開時以来だろう。それ以前に福永武彦の原作を読んでいたことも思い出す。この映画は青年期の回想だが、私も…

壊れていく(All work and no play …)

落ち込んでる暇がないほど忙しくする力がないほど落ち込んでる暇がないほど忙しくする力がないほど落ち込んでる暇がないほど忙しくする力がないほど落ち込んでる暇がないほど忙しくする力がないほど落ち込んでる暇がないほど忙しくする力がないほど落ち込ん…

★時計じかけのオレンジ/スタンリー・キューブリック

先日『時計じかけのオレンジ』をみたが、冒頭シーンは村上隆の先取りだと思った。それと母親は魔法使いサリー。空想オタク暴力映画。 https://youtu.be/vN-1Mup0UI0

★牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件/エドワード・ヤン

仕事の合間をぬって『牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件』のDVDを見た。すでにビデオで1回、劇場で2回見ているのだが、今回やっとストーリーが俯瞰でき人間関係も把握できたかも。 http://www.bitters.co.jp/abrightersummerday/ じゃあ今まで、ストーリー…

『カメラを止めるな!』(テレビ放映) 

エンドロールでは、神(映画そのものを見せてきた第三のカメラマン)がとうとう姿を現す。「待てよ、じゃ第三のカメラマンは、だれが撮ってるんだ?」 ――少年よ、そのカメラこそが哲学と呼ばれるんじゃ。 「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか」と私た…

ララランド的、マルホランド的?

『ラ・ラ・ランド』の話で盛り上がりたい気持ちは、その成り立ちのために仕組まれた手はずの膨大さを一つ一つ掘り起こすことの面白さに起因するのかなと、ふと思った。だとすると、世界史の話や生物進化の話で盛り上がりたい気持ちに、似ているのかもしれな…

★緑の光線

さっき出先のテレビに『緑の光線』(NHK BS プレミアムシネマ)が映っていた。すぐにわけもなく目がとまってしまう。南仏のバカンスの食卓で数人の男女が食事しながら会話している様子が、きっちりしないショットで長々と捉えられている。 みんな自在に食べ…