東京永久観光

【2019 輪廻転生】

認知

人工知能ならすべての言語が内言なのか?

やっぱり映画やドラマもネットで見るようになる(いかに流行に遅れても)。するとその視聴の体験性が薄れる。(先日の用語なら外部性や他者性の欠如)。その展開はまるで自分の脳内の出来事のごとし。台詞は内言と変わらない。幻聴にも近づく。そういえば、…

★天然知能/郡司ペギオ幸夫

郡司ペギオ幸夫『天然知能』。この人の本が初めてスラスラ読めて感動し、内容のすばらしさに感動し、たいへん喜ばしき休日。 https://www.amazon.co.jp/dp/4065145139 《天然知能は、自分が自分らしくあることを、肯定できる、唯一の知性なのです》 世界をい…

★文化が人を進化させた/ジョセフ・ヘンリック

また分厚い本を読むことにした。ジョセフ・ヘンリック『文化がヒトを進化させた』。しかしなかなか全ページ読み終える瞬間を想像できない。吉野家の紅ショウガの容器の最後の紅ショウガを食べる瞬間が想像できないのに似て。 <12月13日> 「文化による進化…

★流れる/成瀬巳喜男

成瀬巳喜男『流れる』を久しぶりに視聴した(DVD)。なぜかというと、先日、台風の深刻な被害が千葉県に広がったニュースで鋸南町(きょなんまち)という地名を目にし、鋸山(のこぎりやま)のことが『流れる』に出てきたことを思い出したから。 つまり、ミ…

21世紀 哲学の転回

哲学史には「言語論的転回」というのがある。「何が本当か/なぜ本当がわからないか」には、言語こそが関係するから、言語の解明こそが不可欠だね、といった態度変更を言う。(それまでは認識=意識こそが真理に関係するとみてきた) この「なんとか的転回」…

アイコン、イメージ、アナロジー

飛行機のコックピットで、フラップを操作するレバーはフラップの形、車輪を操作するレバーは車輪の形をしているそうだ!(ピタゴラスイッチ) 人間は、論理や数式ではなく、アイコン、イメージ、アナロジー、そういったもので、ものごとを把握するというけど…

言動や認知の定型とは?

発達障害者はロボットとの対話を好む|医療ニュース|Medical Tribune 《ASD患者はアンドロイドに対する「不気味の谷」が見られない》 これはつまり、次の時代には、いずれの言動や認知が、「定型」になるのか、という問いかもしれない。

★心の進化を解明する/ダニエル・デネット

https://www.amazon.co.jp/dp/4791770757 この話、みんなものすごく嫌がるしものすごく分かりにくいけど、オレが一から十まできっちり落とし前をつけてやるから、ついてこい! ついてこれなくても、ついてこい!! ―そんなやる気満々のデネット先生。 <9月15…

ゴキブリの意識 シミュレーション

https://twitter.com/shiropen2/status/1157153999402835968 ゴキブリロボットにも意識は有るんじゃないかとマジに思ってしまうことの、裏返しとして、ゴキブリにも意識は無いんじゃないかとマジに思ってしまう。というかマジにわからない。 「意識は無くて…

知覚こそ人間の核心か

https://hillslife.jp/learning/2017/08/08/new-perspective2/ LEARNING NEW KNOWLEDGE, NEW PERSPECTIVE 石川善樹 × 安宅和人(ヤフーCSO)|身につけよ! 人生100年時代における新しい「教養」_#2(2017.08.08 TUE) 引用《この過程こそが、生命に意味理解…

神なき世界に物語あり

松尾豊さんの本をまた読んでいる。『超AI入門』(NHK番組の関連本)。人間の「心」という広い働きから「知能」のみ抽出しモデル化し代替させるのがAIだという見方。それに対し「心」のうちの「感情や本能」は進化のプロセスなしには出て来にくいという見方。…

★哲学入門/戸田山和久

戸田山和久『哲学入門』ちくま新書(2014) https://pic.twitter.com/nLhkKt0qea ここまでぼろぼろになったのは浴槽に落としたせいだが、気持ちとしてもこれくらい熟読した。 生物は岩石とは違う。さらに人間は他の生物とは違う。つまり、私たちがものごとを…

ツイッター深層学習

はてなブックマークの時代からそうだが、「いいね」やリツイートの集積によって、自分の思想や言動は微妙に調整される、という実感がある。しかも、そうした無意識下の調整を意識的に利用するつもりで、あえてブックマークやリツートをすることもある。人間…

私たち知性の特殊性と普遍性

★ランドスケープと夏の定理/高島雄哉 表題作を読んだ。まさに日本のテッド・チャンかグレッグ・イーガン(誰しもそう言うだろう) 作中まず「知性定理」なるものが示される。「知性は互いに翻訳可能」という原理。つまり私たちの数学や言語はいかなるAIや異…

地球外の知性がたとえばタコみたいなやつだったとして、私たちはそもそもタコと友達になれるのかという問題が片付いていない。

アレシボ・メッセージにからんだ昔の考察(以下)http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20070607/p1 ところで、探査機ボイジャーは、地球の様々な音声を刻んだレコード盤を、今なお宇宙の彼方へ運んでいる最中だが、はたして地球外の知性がプレイヤーを持っている…

政治や文学は2次元? 空間は3次元?

政治的立場がX軸とY軸の座標で解説されることがよくある。左翼か右翼かがX軸、大きな政府か小さな政府かがY軸、など。最近の例↓ https://cakes.mu/posts/22235少し前には、文学的立場までがX軸(物語〜言語)とY軸(社会〜個人)の地図で示されていた(文藝2…

複雑さの起源(ワールドカップ 日本代表 決勝T進出)

「ボールを相手のゴールまで運んでいくより自分たちで回していたほうが生き延びる確率は高い」ということを、少なくとも私は昨夜初めて考えた。その状況や展開はかなり複雑だがかなり明瞭なので、通常のヒトであれば、初めて考えるにもかかわらず、その複雑…

リバースエンジニアリングとして(人工知能)

http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20180607/p1 から続く 人工知能研究とは、人間の知能の「リバースエンジニアリング」なんだな、というのが、『人工知能とは』を読んで思ったポイントの1つ。たとえば車を作るのがエンジニアリングなら、すでに完成された自…

知識という観点から(人工知能)

http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20180605/p1から続く 人工知能学会編『人工知能とは』(近代科学社)の感想続き。 武田英明さんはまた独特の観点で人工知能を捉え、「グーグル検索は記憶という機能においては人工知能」であり、検索もナビも「十分にスーパ…

身体そして進化の観点から(人工知能)

http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20180527/p1 から続く 『人工知能とは』(近代科学社)は、人工知能をめぐる本質的な問いを、13人の研究者が、それぞれ自ら設定し、言葉を厳密に選んで答えていったシリーズで、人工知能学会誌に連載されたものらしい。 表紙…

★哲学探究/ウィトゲンシュタイン

http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20180430/p1から続く 私たちが哲学というドツボにハマらないためにはどうしたらいいのか。ウィトゲンシュタインは、最初の著書『論理哲学論考』では、「言葉にできることは実はあまりにも限られている」ことを徹底的に説いた…

★映画術/塩田明彦

塩田明彦監督の講義を採録した『映画術』(2014)を読む。映画の本当の見どころとは何か。それは、たとえば物語の展開がどうであるか、人物の心情がどうであるかではない。やはり、それが映画という独特の道具立てや表現形式によっていかに成立しているかだ…

禅、ゲーデル、盲学校

(http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20180210/p1 からの続き) 鈴木大拙『禅』をまだ読んでいる。 結局やっぱり「言葉ではわからないよ」ないし「言葉でわかろうとするからこそわからないんだ」ということになるようだ。ここでいう「言葉」は、「論理」や「知…

スーパーブルーブラッドムーン

肉眼で見る月食と、TVで見る月食と、双眼鏡で見る月食と、何が違うのかと言われるとわからないのだが、でも体験としては同じことではない。わざわざデジカメで撮ってスマホとかパソコンで後からみる月食がまた、どうも同じことではないな。どうせ月食自体は…

和音と心理の謎

《幸せな曲のコードの秘密を科学者は見つけることができたのか?》 =以下の記事=http://htn.to/rqpNe4メジャーコードが肯定的な歌詞に結びついていることが確認できただけでなく、《意外だが、3音だけのコードよりも、7thを加えた4音コードのほうが、肯…

落合陽一

「指数関数的成長にとって、すべての点は、いつでも始まったばかりだ」と、落合陽一がさっき言っていたんだけど、近代においては人生自体が凡人でもわりとそうで、どれほど貯めこんだり抱え込んだりしたとしても、長くても1年か2年もすれば、ほぼ無視してよ…

人工知能 雑感

(1) 人工知能は莫大な量のデータを集め独自の優れたアルゴリズムによって最適な解答を示すのだろうが、かたや、人間知能は極小の量のデータを集め独自の愚かなアルゴリズムによって最適な解答を示す。しかし、人間や政党は複数あるので、それぞれ「これが…

★遺言。/養老孟司(新潮新書) 

リンゴであれイヌであれ、個物はすべてどこかが違っているが、それでもそれを同じ「リンゴ」「イヌ」と捉えるのは、言葉があってこそであり、人間だけがやること。他の動物には言葉がなく、したがって「同じ」もないはずだ、と養老さんは考える。そして、も…

ひとりの声だけがメディア

私たちはメディアが分散した時代を生きている。それどころか、ツイッターばっかり見ていると、毎日たいていのことを、ツイートという「まるきり個人のメディア」を通して知る。昭和のころからすればずいぶん遠いところに来た。たとえば、いつミサイルが半島…

知性の定義が変わるとき?

http://kaseinoji.hatenablog.com/entry/carlo-rovelli#%E3%81%93%E3%81%AE%E7%9F%A5%E6%80%A7%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8B《人間の認知能力は知性のいちバリエーションでしかなく、他の知性のあり方があるのではないか。この意識も、この…