東京永久観光

【2019 輪廻転生】

科学

理論物理学から論理の哲学へ?

diamond.jp 宇宙をめぐる理論物理学は、こうしてどうしても、宇宙をめぐる論理の哲学へと転じていくようだ。ただしイケメンに限る…じゃなかった、無矛盾に限る。 「数学的に無矛盾な体系は、あまねく実在と認めざるを得ないのではないか」 そう考えることは…

「マクロの法則」とは「特徴量」でもある

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2021/12/11/000000 から続く ミクロの物理法則に還元できない未知の「マクロの法則」があるはず、といった話だった。 さてこの「マクロの法則」というのは、なんと、人工知能がディープラーニングによって見つけ出す…

生物の中の悪魔/ポール・デイヴィス(続々)

そうこうしているうちに… から続く 死んだら終わりで、神もいないみたいだけど、本当にそれでいいのか? 宇宙よ!―― 今年の夏は『生物の中の悪魔』(ポール・デイヴィス)をこの問いの変奏とみなして読み、そして、同書の核心は「マクロ世界」そして「情報」…

夏の宿題がまだ片付かないのに、もう12月だ

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2021/09/27/000000 からの続き 実はあれからジム・ホルト『世界はなぜ「ある」のか』を改めて読んだ。宿題の本題である「なぜ何もないのではなく、何かがあるのか」を考えるのに最良の副読本。文庫が出ていたので線を…

「夏の宿題2021」まだやってない

人間の誕生は宇宙の必然か?(続) から続く 「夏の宿題2021」と称して『生物の中の悪魔』(ポール・デイヴィス)という本を読んできた。すっかり秋だが、感想を提出しないわけにはいかない。 人間の出現は宇宙の必然か?ーーそんな問いがこの本には潜んでい…

遺伝情報が暗号と呼ばれるのはなぜだろう? 

遺伝情報が暗号と呼ばれるのはなぜだろう? 「核酸3つの特定配列をもつ遺伝子」と「特定のアミノ酸1つ」が繋がるとき、それが化学反応として起こるわけではないからだと、私は思っている(間違っているかもしれないが)。 「化学反応ではない」とは「記号反…

日々の関心(アフガン/量子力学)

https://twitter.com/GandharaRFE/status/1434245759608705024 もし私がアフガニスタンに生まれていたらどちらの側に育ったかなと考えてみる必要はあるけれど。… * https://twitter.com/hottaqu/status/1434267742979313669 屏風の虎も情報なりや? 量子情…

★人間の誕生は宇宙の必然か?(続)

〜ポール・デイヴィス『生命の誕生』『生物の中の悪魔』をめぐって〜 https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2021/07/28/000000 から続く ↓ 景気づけに大仰なことを1つ書く―― 宇宙に目的や意味といったものはいついかに生じたか? ダニエル・デネットや戸田…

言葉を使う動物たち/エヴァ・メイヤー

www.kashiwashobo.co.jp 『言葉を使う動物たち』(エヴァ・メイヤー) このタイトルは「空を飛ぶ人間たち」みたいな違和感があったが、読んでみると面白い。 言葉というもののエッセンスを見極めたい、言葉のオールタナティブはありえるんだろうか、といった…

夏の宿題2021<人間の誕生は宇宙の必然か>(ポール・デイヴィス先生)

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2021/06/01/000000 からの続き ↓ コロナとオリンピックのことばかり考えているが、本当は私の「夏の宿題」を片づけないといけない。今年のテーマはポール・デイヴィス先生が示したテーマ<人間の誕生は宇宙の必然か>…

人間の誕生は宇宙の必然か?

私たち人類のような存在がこの宇宙に出現したのは偶然だろうか? ーーこの問いに理論物理学者の多くが「偶然だよ」と にべもないなかで、ポール・デイヴィスという人だけは「偶然のわけがない」と以前から述べている。 偶然でないとは「必然」ということであ…

圏論とは?

実はいつも、「これまで知ったり思ったりしたことがなくて、最近初めてそうか!と知ったり思ったりしたこと」だけをツイートしている。それ以外はあまりツイートしていない。(みんなけっこうそうかもしれないし、いちいち言わなくていいことかもしれないが…

★生命とは何か/ポール・ナース

『生命とは何か』(ポール・ナース)を読んだ。 地球上にある生命の始まりが「たった1回」だったことを、著者は「驚くべき結論」と述懐する。それを受けて訳者(竹内薫)は《これほど壮大な物語はない》そしてこれこそ、少年期の著者が葛藤の末に捨てた《聖…

鞍点とディープラーニング

ものごとが多次元だと「鞍点」=ある次元では最大なのに別の次元では最小といった奇妙な場所=が無数にあって、それに惑わされる。だから、人間が直感だけで最適解を見つけるのは困難。ところが、ディープラーニングはそこをクリアする。――なるほど〜面白い…

長谷川眞理子さんのレクチャー

長谷川眞理子さんのレクチャーを発見(2017年) www.youtube.com かつてタンザニアでチンパンジーを研究したが、なんとチンパンジーを好きになれなかった。多くの研究者がチンパンジーとヒトは同じだと思うのと対照的に、長谷川さんは、なぜチンパンジーはチ…

★タコの心身問題

よく寝た。 『タコの心身問題』(ピーター・ゴドフリー=スミス)を読んでいる。少し前に話題だった本。予想を超えてのめりこむ。タコは考える足である。本当にそうなのだった! https://www.msz.co.jp/book/detail/08757/ 「頭足類と出会うことはおそらく私…

★哲学の決定論 vs. 物理学の決定論:機械は自由意志を持てるか?

ちょうど今こんな対談をやっているではないか(3月6日) https://www.youtube.com/watch?v=2ADDqH9xpc4 (哲学の決定論 vs. 物理学の決定論:機械は自由意志を持てるか?) セーラー服おじさんは、服装が限りなく面白いが、なんと話がそれを超えて面白い。(…

ウイルス進化論〜占い効果論

新型コロナは変異ウイルスが従来ウイルスをあっという間に淘汰しているとの報。これこそ進化論の実例を世界中が目撃していることになるのか。ウイルスが生物かどうかは微妙だが。 それでいくと、ウイルスにとって人々のワクチン接種は隕石の衝突や火山の大規…

情報とは何だ? エネルギーに似ている?

https://www.nikkei-science.com/sci_book/bessatu/51231.html 別冊日経サイエンス『アントロポセン』(2019年)を手にした。去年あたりの流行語大賞でもよかったがそんなことはさておき、「地球の情報容量」(C.A.ヒダルゴ)という記事が目についた。地球に…

立花隆の東大講義

立花隆の東大講義。25年前。人文と科学両方のエッセンスを確実に踏まえた「人間とは何か、人間の現在とは何か」というジェネラルな問い。立花さんを契機に私もそうした問いに目覚めていったかもしれない。そしてこの問いこそが決定的な関心を誘うものである…

免疫的暗黒物質とか、自由エネルギー原理とか、withコイケとか

https://www.theguardian.com/world/2020/may/31/covid-19-expert-karl-friston-germany-may-have-more-immunological-dark-matte 「Covid-19 expert Karl Friston: 'Germany may have more immunological “dark matter”' 」 2020年5月の記事。「免疫におけ…

★感情心理学・入門(有斐閣アルマ)

普通の事務仕事であっても、感情労働の側面は大きい。メールなど書きながらそう気づく。伝える内容より、それを包むムードのほうが、ときには分量が多いし苦心も多いように思われますが、いかがでしょうか。ご承知おきたまわれば幸いに存じます。どうぞよろ…

ベイズの数学と哲学と仕事

一連のツイート、なんだかとても面白そう。著書を読んでみたい。 ベイズ主義は哲学に過ぎないという点で氏は正しい。しかしそれが数学でとって替えられると思っている点で間違っています。数学の進展は素晴らしい。しかしそれは哲学ではない。哲学的議論で数…

茂木健一郎「クオリアと人工意識」レクチャー

きょうはこれを視聴中。 (茂木健一郎「クオリアと人工意識」レクチャー) 「デネットは面白くない!」と先ほど明言。 意識は宇宙にとって不可欠の要素ではないかと直感している茂木さん。「意識がなければ、宇宙がこのようであることの、つじつまが合わない…

ブラックホールでノーベル賞(ロジャー・ペンローズら)

ブラックホールが論証された・観測されたということが、どれほどすごいことか、案外ピンとこない。地球外生命が見つかったくらいのことか。国債がいくら増えてもOKとわかったとか。キリストが東北で死んでいたのがはっきりしたとか。 ブラックホールは実在し…

★QBism 量子×ベイズ

今週、読書はわりと本気を出した。 『QBism 量子×ベイズ』 私にとっては、量子力学のおさらい、そして、ベイズ確率のオリエンテーション、という感じだった。どちらも予想したより面白かった。(どうせほとんど理解できなくてほとんど苦痛だろうと予想してい…

数理と物理の関係(友人との問答から)

数理は物理から「独立している」という直感。さらに踏み込んで、数理は物理の「単なる説明ではない」「単に詳細に記述しようとした結果ではない」という直感。これが核心のようであり、私もそこは共感できると思っています。 ただし、繰り返しますが、それは…

ベイズ統計

雑誌『ニュートン』が「ベイズ統計」特集だったので買って読んだ。ほとんど知らなかった基礎がよくわかった。 https://www.newtonpress.co.jp/newton.html 3囚人の話、ブルータクシーの話などはけっこう知られているが、やはりベイズ統計なのだった。感染検…

夏の宿題(続き)

『無限の始まり』(デイヴィッド・ドイッチュ)をまた読んでいる。 「夏の宿題」の参考書、もしくは「夏の宿題」そのもの。 ◎ 無限の始まり ◎ 夏の宿題 ドイッチュは量子論の「多世界解釈」をマジに信じていることが知られている。同書のその章を初めて読ん…

信頼区間なぜ95%〜正規分布とべき分布がそもそも謎

『統計学が最強の学問である』西内啓さんの記事を読んだ。 https://cakes.mu/posts/29802 「95%信頼区間」というのが何なのか、初めてよくわかった。この範囲以外の確率になることは「まずありませんよ」ということなのだ。この例では、母集団(東京23区の人…