哲学
『因果推論の科学 「なぜ?」の問いにどう答えるか』ジューディア・パール ダナ・マッケンジー 松尾豊 夏目大 | 単行本 - 文藝春秋BOOKS ツイッターを中断してでも読みたい本なんて あるわけないのに、今日の『因果推論の科学』はそんな奇跡を達成している。…
『いつか必ず死ぬのに なぜ君は生きるのか』 私が今ツイートかのような気になるが、じつは立花隆の著書から印象的な言葉を抜粋した新書のタイトル。 https://www.sbcr.jp/product/4815617165/ 第1章「人間とはなんだろう?」第2章「死とはなんだろう?」 書…
凪のような気分の夜もある(11月1日) * 夜更けに帰宅。上弦の月が今落ちていく。真っ黒な空。 区の図書館で哲学の棚にも行くがなかなかその気にならない。ところが先日は ふっと心が動いて『ベルクソン』と『アウグスティヌス』の小冊子に手が伸びた。NHK…
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480072924/ 『世界哲学史2』(ちくま新書) に大乗仏教の章がある。知識も関心も薄い領域だけど概観できればいいかと読み始めたら、どうもおかしい。なぜか「テクスト」が焦点になる。それまで口伝でしかなかっ…
https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2022/10/03/000000 カメは常にアキレスより必ず少し先を行くというゼノンのパラドクスは『数学する精神』(中公新書)=上=でほぼ解消した。ところが、仕事が私を追いかけどこまで逃げてもわずかな距離しか保てない…
https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2022/09/25/000000 先日の対談視聴(↑)を機に、加藤文元さんの『数学する精神』(中公新書)を読んでいる。 数学する精神 増補版 -加藤文元 著|新書|中央公論新社 まだ途中だが期待を超えて刺激的。私はずっと<数…
ニコニコ生放送で「数学の祭典」というのをやっていた。 アクセスしてみたら甘利俊一さんが話していた。理研の脳科学総合研究センター長だった人。かつて立花隆がやっていたメディアの役割を今はニコニコ生放送がやっているのか、と思わせた。 * 続いて、千…
主観でしかないのですが、単に頭が切れるというより、常人と全く発想が違うというか、新しい世界の見方を提示してくれるところでしょうか。そういう意味では芸術的天才と同類に捉えている気がします。すごいなを超えて少し空恐ろしくなる感じ。 — Jun Otsuka…
https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2022/08/01/000000から続く 『世界哲学史1』(古代Ⅰ)なんだかんだと読了しつつある。 哲学の祖が古代ギリシアだけに限らないなら、同じぐらい古い諸地域の思想もまた哲学たりうるのか? もしそうなら哲学とはいかな…
現代のSNSやテレビでは多彩な論客たちがそのつど大衆を引きつけているが、これは古代ギリシャのソフィストをめぐる事情になぞらえられるかも――と思った。 『世界哲学史1』(ちくま新書)ソクラテスの章を読んでいた。 アテネの公的世界とは、《言葉を巧みに…