東京永久観光

【2019 輪廻転生】

批評

柄谷行人bot

柄谷行人のbotが、本に書いてあることを毎日しつこく繰り返すので、「もうわかってるよ」という気になるけど、わかってるわけではない。

東浩紀の哲学実況

左には頭がかたい人ばかりではない。右には頭がゆるい人ばかりではない。そりゃそうだよね。忘れかけていた希望が激しくよみがえる! https://live2.nicovideo.jp/watch/lv318550505(千葉雅也×三浦瑠麗×東浩紀「『21世紀の戦争と平和』&『欲望会議』刊行記…

ITによる血糖管理

科学哲学は一般的だけど、こうした医療の哲学というのは、あまり例がないと思う。しかも、ニュース解説的ではなく、まさしく批評として覚醒させられるような記述。 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/56663

★PLANETS vol.10

伊勢崎賢治×黒井文太郎×橘宏樹の鼎談「〈戦争〉と〈平和〉を再定義する」を読んだ。世界の戦争や日本の自衛隊をめぐって当然必要だった基本の基本の思考がやっと駆動する感あり。2015年安保関連法制の国会審議では、何故これらのたった1行分の議論すらなされ…

★『ゲンロンβ27』「観光客の哲学の余白に 第12回 触視的平面の誕生(3)」(東浩紀)

今の私たちしか出会っていないこれっていったい何だろうね、という得も言われぬモヤモヤに、今回もズバリ名が与えられた。それは《映画(視覚的平面)からタッチパネル(触視的平面)への変化》なのだと。しかもそこに「ヒトラーからトランプへの変化」が重…

★転向論/吉本隆明

http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20180408/p1から続く 先日は、吉本隆明が論じていたと知って、中野重治「村の家」を読んでみたわけだが、そのあとに、その吉本が「村の家」を論じた「転向論」(1958年)を読んでみた。 吉本は要するに、サヨクが転んでウヨ…

批評実業論

佐々木敦×吉田雅史×東浩紀×市川真人×津田大介「批評再生塾第4期無料説明会」 (視聴した) 以下はダイジェスト版。 https://www.youtube.com/watch?v=ohIY8UHHep0

★村の家/中野重治  ★吉本隆明1968/鹿島茂

食事では ありふれたものばかり食べるが、読書では めずらしいものをわりと読む。最近では、中野重治「村の家」。なんでまた「村の家」を読んだのかというと―― 中野重治は私の郷里福井県の出身で田んぼの中にある生家跡を訪ねた記憶もうっすらある、というこ…

★母性のディストピア/宇野常寛

遅ればせながら開く。第3部の宮崎駿批判が予想外にもカンペキな説得力! 唖然としてしまった。しかも続く第4部はその鮮やかなステージアップとして設定されているではないか。かくも長い評論に騙されたと思ってつきあうことにした者のコストにも見合って余り…

私の国

いつも紅白をみて「まるでよその国」と思いつつ、すぐに「これが私の国」と思うようになって、除夜の鐘が鳴る。21世紀にもなって「私の国」などなくてもいいだろうとは思う。しかし、私の国があるとしたら、少なくとも今の私には、ほかのどこにもない。昭和…

オウムとは何だったのか?

「人は死ぬ、必ず死ぬ、絶対死ぬ、死は避けられない」。私のツイートのようだが、じつはこれ、麻原彰晃が説法において好んで繰り返した文句だという。(大田俊寛『オウム真理教の精神史』p.278) ……そうだったか。 そして著者は《オウムとはロマン主義的で全…

ニコ生:三浦瑠麗×津田大介×東浩紀「日本は本当に核を持つべきなのか」

http://live.nicovideo.jp/watch/lv307270946 唐揚げを食べながら軽やかに淀みなくプレゼンする三浦瑠麗の日米核共有政策。これはもう、頑迷で情緒的で非論理的でないかぎり、説得されざるをえない。そう思わせた長い一夜。

ゲンロン0/東浩紀(再読)

『ゲンロン0 観光客の哲学』を再読。郵便的マルチチュードということの核心が、私には、スモールワールドやローティを通して以上に、第二部「不気味なもの」に至って、ついに本当に見えてきた感! 《…観光客の視線とは、世界を写真あるいは映画のようにでは…

終戦の嬉しさ、敗戦の悔しさ

こうの史代『この世界の片隅に』で、8月15日に玉音放送を聞いたすずは、「負けたいう事かね…?」「ハー 終わった 終わった」と安堵する周囲の人とは違い、「最後のひとりまで戦うじゃなかったんかね?」「いまここへまだ五人も居るのに!」「うちはこんなん…

「表象から知覚へ」(ゲンロンβ16)

昨夜届いた『ゲンロンβ16』(下にリンク)を読んでいたら、東浩紀が「人類は長いあいだ知覚の秩序を作れなかった。表象の秩序しか作れなかった(観光客の哲学の余白に)」と書いていて、雷に打たれた気分だった。http://ch.nicovideo.jp/genron-cafe/blomaga…

80年代、村上春樹、高橋源一郎、吉本隆明

『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』と『優雅で感傷的な日本野球』、吉本隆明による当時の書評がネットに出ているので、読んでみた。小説自体を読み直しているかのごとく はまりこむ。◎https://allreviews.jp/review/490◎https://allreviews.jp/…

★勉強の哲学/千葉雅也

千葉雅也『勉強の哲学』。敷居の低さが至高。中谷彰宏の本と変わらぬほど。いや中谷こそただのバカではなく来るべきバカなのかもと永遠の無根拠性にも陥る。とはいえ紙一重で私が中谷本でなく千葉本を信頼するところには、私の個人的偶発的ツイッターフォロ…

精神分析と仏教

なんでこうも生き辛いのかを、奇妙な理論で考え抜き、独自に答えを探り当て、だからみんなこう考えこう行えばそれをしのげるよと、教えてくれているのかもしれない点で、ブッダとフロイトやラカンとは似ているように思う。ブッダが宗教ならフロイトも宗教だ…

ツイッター進化論(随時変異)

毎日のエクササイズに1ツイートという感じになっている。体のために歩こう。心のために書こう。人間は体で生きているがは、心(脳)で生きてもいる。そして心は、実は、すべて言葉に支配されている可能性が高い。 ――「心はすべて言葉に支配されている可能性…

★ゲンロン0 観光客の哲学/東浩紀

読み始めた。大きな期待をさらに大きく上回って面白い。根源的にして実践的、しかも明瞭。ここ20年ほど、それを探しつつも、なぜか見つからず、もうそういうものは出てこないということなのか、と思っていた「現代・世界・原理」が一気に説かれていく予感。…

★三浦瑠麗×津田大介×東浩紀「2017年、世界はどこへ向かうのか——『「トランプ時代」の新世界秩序』

http://live.nicovideo.jp/watch/lv287340344 =生視聴= リバタリアニズムとコミュニタリアニズムだけが強くなりリベラリズムが弱くなった時代だが、やっぱりリベラリズムを基本にそれを補う方法しか世界をよくする道はないだろう、エリート主義的でいやだ…

ロシア大使狙撃〜気狂いピエロ〜批評

トルコのロシア大使狙撃の映像をみて、『気狂いピエロ』で男が室内で殺される最初のほうのシーンを思い出した。白い壁とふいにそしてあっさり人が死ぬ点が共通しているのか。後半にも似たシーンがあった。それにしても、この事件は空前の衝撃だが、『気狂い…

★ゲンロン4

東浩紀の巻頭論文と浅田彰のインタビューを一気に読んだあと、「現代日本の批評3」を丁寧に読んでいる。人間や社会が自己を根源的に分析・改革する方法に批評と運動があるとしたら、たしかに、ここ5年ないし10年は運動ばかりが目についた。そしてそれはじ…

★イデオロギーの崇高な対象/スラヴォイ・ジジェク

いろいろあって『イデオロギーの崇高な対象』(スラヴォイ・ジジェク)を読むことにした。それと前後し、ジジェクがトランプを支持したとの報が伝わってきて、へえそうかと思えば、そのジジェクをチョムスキーが批判したとの報も伝わってきて、なるほどそう…

ビットコインその可能性の中心と曖昧

NHK『深読み』でビットコイン。本当にわからないことを、本当にわかりたくて、そして、本当にわかったことだけを伝えてる感があって、好感がもてる番組。思えば、近ごろネットのおかげで(テレビもだが)、わかっているようでわからない漠然・曖昧とした大量…

★敗戦後論/加藤典洋

加藤典洋『敗戦後論』を読み返している。突出して意義の深い考察がなされている。私が読んできた本のなかでは明らかに群を抜いている。驚くしかない。というか、それほど意義の深い考察ならば、20年たったからといって中身をこれほど忘れていたのはどうなん…

★探究(1)/柄谷行人

柄谷行人『探究1』を読み直すことにした。20年前に出会った本。あまりにも大風呂敷を広げ、あまりにも抽象性の高いテーマを無理やり浮上させる。何故だ、動機は何だ。最初はそう首をひねるけれど、柄谷は、学問あるいは哲学の全体が陥っている罠を壮大に批…

「三浦せんせー!」「なあに浩紀くん?」

一昨日、ゲンロンカフェ「三浦瑠麗 × 津田大介 × 東浩紀 日本の未来とポピュリズム」を、ニコ生のタイムシフトで視聴した。http://genron-cafe.jp/event/20160907/ 三浦氏の話がなぜいつも勉強になるのか。それは、彼女が常に教師としてふるまうからなのだ!…

日本の政治・社会の最大論点はこれかもしれない

ゲンロンカフェ(ニコニコ生放送)=5日= 「山口二郎×津田大介×東浩紀「ポピュリズムの台頭とリベラルの対抗戦略——21世紀に民主主義は可能か」 ・http://live.nicovideo.jp/watch/lv269423928 ・http://genron-cafe.jp/event/20160805/ 12日にタイムシフト視…

都知事決まる

小池百合子が、実は「極右ではなかった!」ということが明らかになったりすると、都民としては喜ばしいかぎりなのだが。 *ホウドウキョクの都議選解説、核心にズバリ迫るうえに、出演者もレポート記者もフランクに本音を話すので、核心がスムーズに伝わって…