東京永久観光

【2019 輪廻転生】

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紅白みている

諸行無常。 戦後が長すぎて、戦後でなくなってからがまた長すぎて、こうなった日本社会、紅白? へのへのかっぱ(氷川きよし)

『鎌倉殿の13人』呉座勇一さんの解説

あした休みなので、これを見ることにした。 【呉座Solo】大河ドラマ『鎌倉殿の13人』を歴史学者・呉座勇一が解説① - YouTube ウェルメイドな『鎌倉殿』をずっと面白く見てきた者に、この手作り感いっぱいの解説は、主旋律に寄り添った最高のオブリガートで、…

戦と休日

仕事の山場はいつも自分のキャパシティを超え、心身とも疲弊し、大河ドラマならこれは戦(いくさ)なのかと思う。戦がそんなに生易しくないだろうとは思うが、私たちの仕事もそんなに生易しくないだろうとも思う。 しかし、鎌倉の武士にも穏やかな日々はあっ…

割れて砕けて裂けて散るかも

そういえば先日は山県有朋の歌だったが、昨日は昨日で源実朝の歌に大勢の日本国民の心が動いたことだろう。和歌の国の私たち。こちらはリフレインがなかったので、私がもう一度。 大海の磯もとどろに寄する波 割れて砕けて裂けて散るかも 割れて砕けて裂けて…

鎌倉殿の十三人

「戦など誰がしたいと思うか!」(畠山重忠) ※ ともあれ、これ、映画『アウトレイジ』っぽくなってきた。

★「ヒューマン・エイジ 人間の時代」

www.nhk.jp 「ヒューマン・エイジ 人間の時代」プロローグ(NHK) 視聴した。 ちょいと叙情的で説教臭いけど、まあ見るかな。2025年まで続くらしい。

青年 義時の教養小説

『鎌倉殿の13人』、盤石のドタバタをまぶしつつ、しだいに青年 義時のビルドゥングスロマン(教養小説)っぽい趣きに。今回は特に。さてしかし、次はピカレスク、次はホラー、スプラッターと、容赦なく切り替わっていく予感も。 ともあれ義時はまだ出来事の…

「ふぞろいの林檎たち」世代

「新人類」世代。「ふぞろいの林檎たち」世代。 www3.nhk.or.jp 「ふぞろい」の3人でいうと、おそらく仲手川くん(中井貴一)が彼のキャラ。 君主を「さま」と呼ぶのは、なにか大きな幻想(物語)に支えられているのだろうが、「彼」と呼ぶのも、また別の大…

★鎌倉殿の13人(NHK大河ドラマ)

今年は大河を見るか。 「わりといいやつだったな」(時政による頼朝の第一印象) https://www.nhk.or.jp/kamakura13/cast/01ito.html 伊豆が流刑地だったというのは、ふだん思うことはない。1175年。――温泉に行きたい! 頼朝28歳前後。 * (1月27日) 北条…

★大豆田とわ子と三人の元夫

『大豆田とわ子と三人の元夫』。 第6回のサプライズはたしかに驚いたけれど、そもそも、第5回で、元夫の1人が好きだった人は誰だったのか、とわ子がふっと気がついてしまう、その絶妙に仕掛けられた長いくだりが、じつに印象深く、心憎かった。 その答えが画…

★古畑任三郎シリーズ

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昨夜は『古畑任三郎』シリーズを夜中にネットで見てしまった。5本も。面白いし実にみごとに構成されていると言うしかない。1994年のある瞬間に、三谷幸喜のあの独特の台本と、田村正和のあの独特の演技が、爆誕・デビューしたのだな〜という感慨。

『俺の家の話』完結

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感動した。素晴らしかった。

★NHK「原発事故“最悪のシナリオ”」

視聴中。 NHK Eテレ ETV特集「原発事故“最悪のシナリオ”〜そのとき誰が命を懸けるのか〜」(2021年3月6日放送) https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/Y3YKKKNVNP/ 《「自衛隊に原子炉の管理を任せます」と(勝俣会長から)言われたんです…

★推し、燃ゆ/★クララとお日さま

芥川賞「推し、燃ゆ」を読んだ。タイトルと冒頭のスピード感から、戯画的ノリで暴走していくかと予測したら、違った。ADHDと思われる心の不調が、推し活動と並んで前景化し、学校とネットとバイトの日々を、とろ火で煮込みながら描写していく体。丹精で客観…

★ゲンロン戦記/★100分 de 名著「ディスタンクシオン」

『ゲンロン戦記』読んだ。評判どおり面白い。振り返れば2010年代の東浩紀は、トリッキーにしてボディーブローのごとくであり、それは事実として日本の思想を鈍く長く彩ってきた。私にとっては80〜90年代の北野武のような存在だと、初めて思った。 ひとは「観…

★レ・ミゼラブル ★フランス史10講

NHKのドラマ『レ・ミゼラブル』がきっかけで、フランス革命後の歴史が知りたくなり、『フランス史10講』という岩波新書を読んだ。高校世界史の教科書よりは詳しく、各イベントの背景や推移を解説し、またその意義を踏み込んで考察していて、勉強になった。 …

今年はすでにエイプリルフールのネタは尽きた

人間の敗北と脱皮かな https://www.jiji.com/jc/article?k=2020033100555&g=eco 「検索・位置情報の提供要請 ドコモなどに、新型コロナ感染拡大防止―高市総務相」 * 「指数関数的成長にとって、すべての点は、いつでも始まったばかりだ」と落合陽一さんが以…

★欲望の資本主義2020

「欲望の資本主義2020」(NHK-BS) https://www4.nhk.or.jp/bs1sp/x/2020-01-03/11/4289/2225717/ オンデマンドで視聴。 TVでは唯一と思える極めてハイセンスな映像詩にのせて経済の深遠と神秘が語られ、覚醒・昇天しそうになるが、これ全部「ソーカル事件」…

暮れに追いつかない

今年は仕事がやけに忙しかった。そのせいで心の中はずっと内田百閒の苦虫かみつぶし的な形相だった。表面はついニコニコしてしまうので、あいかわらずそういう人だと思われている気はするものの。 https://twitter.com/Hyakken_Uchida 毎年毎年、暮れに追い…

2019年 映画Disk(等)鑑賞記録

★バルカン超特急/ヒッチコック(1938) ★見知らぬ乗客/ヒッチコック(1951)=再= ★麗しのサブリナ/ビリー・ワイルダー(1954)=再= ★12モンキーズ/テリー・ギリアム(1995)=再= ★恋は雨上がりのように(2018) ★めがね/ 荻上直子(2007)=再= …

★時効警察

コロンボを今さら見るのも変わっているが、ついでに『時効警察』をアマゾンで見たら空前の面白さ(バカバカしさ)で、今さら中毒状態になるのは特別変わっているが、当時まったく見ていなかったから、あまりに新鮮で、そうかタイムスリップとはこういうふう…

吉本興業をめぐって

<7月20日> 宮迫と亮の嘘は嘘だけど、小さい嘘だ。小さい嘘を大きい嘘にしたのは、ただ世間だ。私も大きい嘘はつかないが、小さい嘘はつく。これからも小さい嘘はつく。 <7月21日> 宮迫・亮の記者会見を受けて、松本人志がワイドナ生放送で話をするそうだ…

なぜ日本はブッダとイエスをイジれるのか

◎なぜ日本はブッダとイエスをイジれるのか https://president.jp/articles/-/29178 わかる、わかる。

★すいか/木皿泉

ドラマ『すいか』を見ている。(再視聴) 『富士ファミリー』つながり(木皿泉)、『廃市』つながり(小林聡美)で、自然な流れ。オールタナティブな自分探し・意味探し系とでも言おうか。 笑うのと泣くのが7:3の割合。 * https://twitter.com/tokyocat/…

え、鬼瓦ゴーン造?

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(既出だった) というかさ、私の昭和平成人生で、鬼瓦権造に比べたら、ゴーンなんていかほどのものか。

「欲望の資本主義2019~偽りの個人主義を越えて~」

「欲望の資本主義2019~偽りの個人主義を越えて~」(NHK BS1スペシャル)を視聴。 高度な内容と上質の意匠で他の追随を許さない番組。しかし「結局わかりませんでした」! 答えどころか問いさえも固定せず、多数の識者の弁を乱反射させることで、新鮮な刺激…

落合陽一、有能AD的/有働さん、依然NHK的弱気

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(日本テレビ「news zero」放送後のトーク)

★万引き家族/是枝裕和

ISがときに首斬りをせざるをえないように、財務官僚がときに文書改竄をせざるをえないように、日本の民はときに万引きをせざるをえない。とはいえ、首斬りをいつまでも続けられる世界情勢ではないように、万引きをいつまでも続けられる日本情勢でもない。幸…

放送大学インプロビゼーション

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放送大学 現代の国際政治 第8回「プーチンのロシア」 担当講師:高橋和夫 勉強になったが、講師の自虐的な独白とデューク・エリントンの悲しげな音楽という、予測できない不思議な終わり方で、なおさら印象的な回だった。

『anone』で彦星君が泣くのをみて、『恋恋風塵』でワンが泣いたのを思い出した

『恋恋風塵』の恋人の去り方はあまりにもチープであり、それゆえの本当らしさに泣かざるをえなかったのに対し、『anone』の恋人の去り方は、あまりにも絶妙な展開と迫真の演技ゆえに、本当にはありえない話だろうということを完全に忘れさせるほどで、やはり…