東京永久観光

【2019 輪廻転生】

思考

★〈現実〉とは何か/西郷 甲矢人・田口 茂

新型コロナの感染者が全世界では1億人に近づいているようだ。ここまで拡大するとは正直思っていなかった。日本では20万人余りが感染、3000人余りが死亡。多いのか少ないのか。 さてこの話は枕であり―― 暮れも押し詰まり『〈現実〉とは何か』という本に出会っ…

★仏教思想のゼロポイント/魚川裕司

魚川裕司『仏教思想のゼロポイント』(2015)という本を読んだ。ブッダが達したあるいは説いた仏教の核心というものを、一人が書く一冊の本としては、おそらく最適な言葉で完全に整理してある。ほかに仏教の解説本をほぼ読んでいない私だが、「仏教? もう全…

クローン人間だけが不条理ではない

昨日たまたまみたドラマはクローン人間の話だった。生命がクローンという異質な仕組みでも誕生できてしまうことの不思議さ。実の父母が存在しない人物であり人生であることの不条理さ。 とはいえ、私や君や彼という人間が、クローンという異質な仕組みでなく…

夢か現か、右か左か

映画『インセプション』の夢の中で長く続けられた恋愛や人生を思わせる。しかし、それらもまた「やはり本当の恋愛と人生であった」とは、絶対言えないのだろうか(いや言える) ただ1つ思う。それが夢だったのか現だったかの違いを超えるほどに、それが(彼…

茂木健一郎「クオリアと人工意識」レクチャー

きょうはこれを視聴中。 (茂木健一郎「クオリアと人工意識」レクチャー) 「デネットは面白くない!」と先ほど明言。 意識は宇宙にとって不可欠の要素ではないかと直感している茂木さん。「意識がなければ、宇宙がこのようであることの、つじつまが合わない…

鬼滅の刃、フランスのテロ、ヒューマニズム(21世紀の啓蒙/ピンカー)

ためしに「鬼滅の刃」をアマゾンプライムで少し視聴。 さて鬼は現実の世にもいるか? 今フランスの人なら教師を残酷に殺した男をそう形容しても大げさではないと思った。妹が鬼になってしまう不条理と絶望も、妹がイスラム国の戦士になってしまった人なら絵…

★対談 茂木健一郎×松尾豊

対談 茂木健一郎×松尾豊 意識と人工知能のギャップから 見えてきた未来 特別番外動画 視聴した。

松尾豊「意味理解と想像」(レクチャー)

すごく面白い! すごく新しい! すごく正しい!(たぶん) 松尾豊さんのレクチャー "松尾豊「意味理解と想像」ー深層学習の先にあるもの – 記号推論との融合を目指して(2)"https://youtu.be/_tnPdEZSSN4 「動物は、知覚と運動を通じて世界をパターンとし…

★クオリアと人工意識(茂木健一郎)

茂木健一郎『クオリアと人工意識』を買ってきた。 なにしろ茂木さんが「これは久しぶりに本当に自分で書いた本です!」と先日ゲンロンの東浩紀さんとの対談で胸を張っていたから。 ちなみに、それ以外の多数の本は名前を貸しただけであることを以前告白し東…

数理と物理の関係(友人との問答から)

数理は物理から「独立している」という直感。さらに踏み込んで、数理は物理の「単なる説明ではない」「単に詳細に記述しようとした結果ではない」という直感。これが核心のようであり、私もそこは共感できると思っています。 ただし、繰り返しますが、それは…

夏の宿題(続き)

『無限の始まり』(デイヴィッド・ドイッチュ)をまた読んでいる。 「夏の宿題」の参考書、もしくは「夏の宿題」そのもの。 ◎ 無限の始まり ◎ 夏の宿題 ドイッチュは量子論の「多世界解釈」をマジに信じていることが知られている。同書のその章を初めて読ん…

ゲーデル不完全性定理

どんな集合をもってきてもxが属しているなら必ずyも属しているとき「x=y」とする。「=」の定義ということになる。急にこんなことを書くと、頭がおかしくなったと思われそうだが、私としては頭が賢くなったと言いたい。 不完全性定理の本をまた読んでいる。…

ハラリ、人工知能、「Water Color」

ヒヤリ、ハット、ハラリ? やはり深いところを問うている。 https://community.exawizards.com/aishinbun/%e3%83%a6%e3%83%b4%e3%82%a1%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%8e%e3%82%a2%e3%83%bb%e3%83%8f%e3%83%a9%e3%83%aa%e3%80%81%e3%82%aa%e3%83%bc%e3%83%89%e3%8…

夏の宿題 2020 〜アップダイク、『赤と黒』〜

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2020/07/09/000000 ↓ その私に併走してくれる本が1冊ある。『世界はなぜ「ある」のか』(ジム・ホルト) 未読だった部分を読んでいる。 同書は、著者がこの人にこそと思う複数の人に会いにいき「世界はなぜあると思い…

夏の宿題 2020

▼この内田百閒の弁がきっかけになった。 https://twitter.com/Hyakken_Uchida/status/1276354470134202368 「飲むと無くなるのが酒の一番の欠点」と百閒は嘆くわけだが、そうか私の場合「死ぬと終わるのが死の一番の欠点だ」と嘆いているのか、と。 「酒は飲…

重大な発見2つ

2倍多くツイートすることが2倍多く生きることになるのなら、そうするが、そうか? そうかも、わりと。 * https://twitter.com/yokoyama33/status/1275756775464001536 そうか、たしかに、「世界がある」はトートロジーだ!

地球外からの文明と伝達

https://sorae.info/astronomy/20200616-extraterrestrial-life.html 「天の川銀河には高度な文明が36以上存在している可能性」(sorae 宇宙へのポータルサイト) だれかいますか? 存在するかしないかのどちらでもないということはありえないはずなのに、そ…

★100分 de 名著『純粋理性批判』

「アメリカとはいかなる国なのか」――これは問いというより、むしろ驚き、あるいは、もはや嘆きの文言だ。 「俺は何のために生きているんだ」とか「そもそも宇宙はなぜ在るのだろう」とかいうのも、問いというより、嘆きや、問うことを諦めたときの文言なのか…

昆虫とロボットは何が違うんだろう

ハチを食べるカマキリー こういうものを私は見たくないけど、それはライオンがキリンを食べるのを見たくないのと似ているようで違っていて、なんというかエイリアン感がいやなのだろう。ロボットが壊れても怖くないが、ロボットが壊れた中身が柔らかいと怖い…

猫は5月を知っているのか?

猫は「5月」を知っているのだろうか? 犬は「夏」を知っているのだろうか? 言葉をもたなくても。 ――毎日人が家にいるのがコロナのせいだとは知るまい。 いらすとや が、あらゆるものごとをイラストにしてくれたら、言葉はいらなくなるのだろうか? しかしな…

ウイルス お前だったのか…

人間のDNAの8%はウィルス由来 On Off and Beyond https://chikawatanabe.com/2020/04/27/thetangledtree/ 《次々に耐性がつくのは、ここのバクテリアが進化してそうなるのではなく、耐性ができたらその遺伝子が他のバクテリアにもシェアされていくから》 …

信頼区間なぜ95%〜正規分布とべき分布がそもそも謎

『統計学が最強の学問である』西内啓さんの記事を読んだ。 https://cakes.mu/posts/29802 「95%信頼区間」というのが何なのか、初めてよくわかった。この範囲以外の確率になることは「まずありませんよ」ということなのだ。この例では、母集団(東京23区の人…

地球外知性はUFOに乗ってやってくるのか?

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200428/k10012408331000.html “UFO映像” 米国防総省が公開 “物体が何かは不明”(NHK) こうしたUFOの話にはまったく興味がわかないけど、その理由は、地球外知性がどこかにあったとしても、これほど地球上の知性(私…

★『論理哲学論考』を読む/野矢茂樹

本の備蓄をしそこなったけれど、『『論理哲学論考』を読む』(野矢茂樹)を読んでいるので、当分だいじょうぶ。 (4月18日) およそ考えられうることはすべて、明晰に考えられうる。(論理哲学論考 4.116) 突然引用したのは、クール(かっこいい)からだが…

★誰も教えてくれなかった「死」の哲学入門/内藤理恵子

誰も教えてくれなかった「死」の哲学入門/内藤理恵子 https://www.amazon.co.jp/dp/4534057164 ヘーゲルの弁証法をトーナメント戦にたとえていて、なるほどと思った。格闘系のゲームで相手を打ち負かすと自分と相手の両方の能力が統合されて新しい自分にな…

インフレ宇宙でも生命はたった1回説

「東大、宇宙の中で生命が非生物的な現象から誕生するシナリオを発表」(日経) https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP528188_T00C20A2000000/ 生命の誕生は想像を絶するほど珍しいけれど、インフレーション宇宙でできた星の数が想像を絶するほど多いから…

★文化がヒトを進化させた/ジョセフ・ヘンリック

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2020/01/11/124640 (上から続く) ジョセフ・ヘンリック『文化がヒトを進化させた』はほぼ読み終えている。 そもそも… かつて人類が他の動物と似たものだったこと、そして進化という原理でこうなったことは、自明な…

★天然知能/郡司ペギオ幸夫

郡司ペギオ幸夫『天然知能』。この人の本が初めてスラスラ読めて感動し、内容のすばらしさに感動し、たいへん喜ばしき休日。 https://www.amazon.co.jp/dp/4065145139 《天然知能は、自分が自分らしくあることを、肯定できる、唯一の知性なのです》 世界をい…

物理学が哲学を凌駕する例か

http://www.phys.cs.is.nagoya-u.ac.jp/~tanimura/time/note.html 物理学者の、哲学者に対する、根本的な疑義が示されているようで、興味深い。 《例えば「地球温暖化は実在するか」という問いは、言語概念分析で答えが出る問題で はないだろう。「大気中に…

★三体/劉 慈欣

『三体』(劉 慈欣)を読んでいる。 意外にも文化大革命の一幕から始まる。糾弾されているのは科学者。相対性理論もビッグバン理論も「反動的だ!」と断じられる。「すべての反動的学説を打倒せよ!」 ホントにそんなこともあったのだろうか? 紅衛兵「お前…