思考
https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2024/11/27/000000 ↓ 『ダーウィンの危険な思想』最大の成果は、「超越的・神秘的なものなどなくても人間は進化のアルゴリズムだけで出来上がる」というデネットの確信を私も改めて確信したことだ。しかしもう1つある…
https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2024/09/06/000000 から続く ↓ 運動量とは何か、エネルギーとは何か、その2つは何が違うのか? 言い換えれば、物理学における数式の意味とは何か。 ーーひょっとして「言語の意味とは言語の使用である」というのと同…
https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2024/08/12/000000 から続く ↓ 高校教科書『物理』(啓林館)で「電磁誘導と電磁波」の章を読んでいて、頭が極度に疲労した。 ちょっと音楽でも聴いてリラックスするか。 電気と磁気はフーガのように反復するのか? …
『ダーウィンの危険な思想』初めて読む。冒頭から、私が10年ぐらいずっと思案していることが、もののみごとに言語化されていた印象。ダニエル・デネットは私か! 昨年末に出た新装版。 《当初から、ダーウィンはニヒリズムという名の最悪の出し物を袋から取…
https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2024/06/29/000000 ↓(続く) 戸谷友則さんは、全宇宙にある星の数とDNA型の生命が誕生できる確率の関係を推測したということのようだがーー こんな魅惑的な論文が、しかも科学的とはいえ空想を積み上げただけとも言…
https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2024/06/17/000000 から続く ↓ 野矢茂樹『論理学』、最後は不完全性定理の解説。といっても、その解説の目的は《「鑑賞」である》と断っている。毎度うまいことをおっしゃる。 さてでは、その《鑑賞の最大のポイント…
「人間ならへそがある カエルにはへそがない それゆえ カエルは人間ではない」ーーこれは正しいが、それはべつに、人間やカエルの体を詳しく調べたから言えるわけではなく、人間やカエルの生物学的分類を知っているから言えるわけでもない。どうしたってこれ…
本を読み始めて面白いと思ったら、とりあえず「面白い」とツイートしておかないと、その後もどんどん面白くなって、もう「面白い」の一言ではすまなくなり、さらに面白くなればなるほど、いろいろ言いたいのにいつまでも何も言わないままになってしまう。そ…
《私の死後には、私の誕生以前とは異なり、私についての二人称の死を経験する人々が残されるだろう。つまり私の不在を、別れとして受け止める人々が残されるだろう。奇妙な言い方かもしれないが、このことによって、私は本当に死ぬことができる》 なるほど〜…
https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2024/03/02/000000 続き↓ 『ねじまき鳥クロニクル』第1部の結末。そうだったのか!(すっかり忘れていた) 次に引用する(ネタバレとも言えるので注意) 本田さんが形見として僕に残してくれたものは何だったか ★★★★…
1000人ほどを調べただけの支持率14%が、なぜ1億人による支持率に近いのか? その秘密が「中心極限定理」ーーサンプルサイズがある程度大きければ、標本の平均の分布は正規分布の形になる。 統計は不思議だ。というか、自然も社会もなぜ正規分布っぽく凝集す…
https://ascii.jp/elem/000/004/184/4184795/ 国境の長いトンネルを抜けるとAIであった(感想) 控え目に言って革命だとは思う。しかしそれより、世界は言語によってこそ分節されるのだと、改めて思おう! しかも名詞と動詞と形容詞で世界は生成されるのだと…
昨日オンライン会議があった。オフィスには私を含めて8人がいて、それを俯瞰した全景が壁の大きなモニターに映し出された。つまり、私の姿も他の7人の姿も、等質の人物像として眺めることになった。こうした体験は私には珍しく、とても奇妙で面白かった。 カ…
カルロ・ロヴェッリ『世界は「関係」でできている』 https://www.nhk-book.co.jp/detail/000000818812021.html 量子力学をめぐって、いかに存在するかだのなぜ存在するかだの言ったけれど、また読むのはこうした一般書。とはいえ、このわりと薄い本は、基礎…
去年は高校の数学を最初から復習した。結局やはり量子力学とかをいつかはどうしてもはっきり知りたいわけで、それには物理学を少なくとも高校レベルから知らないといけないが、私の場合そのためにはさらに高校レベルの数学から知る必要があった。じゃあなん…
ここで東浩紀さんが強調していることこそ、私が『ホモ・デウス』を読んで強く感じた「そうか私たちは人間至上主義だったんだ! でもまさかそれが終わるなんてことが……あるのかも!」という強烈な思いと同じだ。https://www.youtube.com/watch?v=xZCHa24ui3k …
加藤文元さんという数学者を知り、きっときわめて際どく深いところを掘り下げているという直観に、この1年引かれてきて、ついに主著かもしれない『リーマンの数学と思想』を手にした。こんなことが書いてあるに違いないという、それが本当に書いてあり、感動…
『科学と生命と言語の秘密』(松岡正剛✕津田一郎) 私たちを生み出しそして私たちが生きているこの世界は、いかなる仕組みで成り立っているのか、いかにすれば見通せるのか。現時点で最高度の問いと答えの形が示されていると確信する。知的官能全開の一冊と…
最近物理を教えていて返答に困るタイプの質問が度々あることに気付いた。「Aが成り立つことは分かったけれどもそもそもAが成り立たないとはどんな状況だ?」Aは成り立つのだから成り立たない具体例を出すことができないのである。 — 広江 克彦 (@eman1972) 2…
専門は?と聞かれたら伝わりやすいように、量子情報物理学(ブラックホールなどの時空の物理、量子力学基礎論を含む)と答えてますが、自分の本当の気持ちでは「存在と無の物理学」です。無である真空とは何か?在るとは何か?を、量子情報や量子測定の観点…
「そう遠くない時期に必ず死んでしまう」ことが、何故みんなほとんど気にならないのか、私としては本当は不思議でならない。しかしごくまれには、この事実と困惑に真正面からぶつかっていくような本に出会う。 『存在消滅 死の恐怖をめぐる哲学エッセイ』(…
光の速度が絶対だと私たちが知ったとき、認識の特別な転換を余儀なくされた。「世界はこうじゃなかった、こうだったんだ」。人の寿命もまったく似たことだと思ったほうがいい。秒速30万キロより速いものはない。同じく80〜90歳より先はない。すべてそこから…
高校の数学をまるごと復習しなくてはと前々から思っていて、この夏ついに始めた。『長岡先生の授業が聞ける高校数学の教科書』を最初からコツコツと。ネットで定評だった一冊。しかし書籍はもう手に入らず電子版を購入した。 https://www.amazon.co.jp/dp/40…
通常の会話ではまず発生しない刺激の嵐。最後には「数学はなんで正しいんだっけ?」と根本が問われる。加藤さん自身まるで私のように(?)純真に首をひねっていることがわかり、数学への好奇心は限りなく高まった! 「数とはなにか──IUT理論と数学の立ち位…
「生命とは何か」という謎であれば、地球外生命に出会ったのと同じ状況なので、言語とは何かという謎が「より深まった」という状況には、実はないのではないかと、私は内心思ってもいる。 ♪ 言語なんてこんなもんさ〜(サザン的) 自然言語の研究者でも、生…
欧州各国にて死後の世界を信じている人の割合 pic.twitter.com/XRcZ3KOQAE — Spica (@CasseCool) 2023年8月7日 本当か。全体に多すぎる。 しかし、たとえばもちろんこの歌を歌ったり聴いたりしているときは多くの人が「信じている」と答えるかもしれない。 w…
エントロピーって何だっけ? なんとなくわかっているが、ちゃんとわかろうとすると、かえってわからなくなる――こういうものはけっこう多い(下手の考え、休むに似たり) 《系のエントロピーは明らかに、ぼやけによって左右される。エントロピーは何を識別し…
昨夜は、宮崎駿『君たちはどう生きるか』を見てきた。この世界が在ることの根拠と動機。この世界は、このような根拠によって生成したのかもしれない。このような動機によって進行するのかもしれない。そうであるなら、生きていける・死んでもいい。そのイマ…
『存在とは何か』(小林康夫)を読んでいる。哲学の人として知られる著者だが、存在の謎に迫る新しいカギを、思いがけず、物理学の理論に見出そうとしている。<よくわからないけど、どうしてもそんな気がするんです>と、まるで私に似た軽薄さや気弱さも垣…
「物理現象は数式で記述される」といったことがよく言われる。これって「ものごとは言語で記述される」というのと同じことなのでは? 「何を今さら」と言うかもしれないが、たった今あっと気づいた感じがしたので書いておく。 「宇宙の法則は数学で書かれて…