https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2024/03/02/000000
続き↓
『ねじまき鳥クロニクル』第1部の結末。そうだったのか!(すっかり忘れていた)
次に引用する(ネタバレとも言えるので注意)
本田さんが形見として僕に残してくれたものは何だったか ★★★★ネタバレ注意★★★★《僕はその箱を開けてみた。そしてその中に何も入っていないことを発見した。それはまったくの空っぽだったのだ。本田さんが僕に残してくれたのは、ただの空っぽの箱だったのだ。》
こんなものは偶然でありスピリチュアルの棚に並べるべきだが、しかしこれは私にとって「無の出現」という意味を持つ。偶然によって人は救われると河合隼雄は言った。それもスピリチュアルだ。私はスピリチュアルを信じないことでは外れ値の5%に入ろう。…しかしこの小説で私は偶然無に出会った!
(3月6日)
『ねじまき鳥クロニクル』第1部は間宮中尉の長い話で終わり、第2部を開いたら妻クミコがとうとういなくなった。そういえば昨夜、大昔の同級生と渋谷で会ったとき、夫婦関係が最近変化して奥さんが帰ってこない日が時々あると、思えば深刻なことをさらりと聞かされたのだった。こういうのを偶然と呼ぶ。
↓(続く)
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