進化

白亜紀にイカ  

★白亜紀に回転寿司があったら! それにしても、イカの大繁栄が進化の偶然なら、ヒトの大繁栄も進化の偶然なのだ。私が神ならそんな地球は創らない。しかし神はいないのだから、しかたない。

ヒトとチンパンジー

ヒトに最も近い種はゴリラではなくチンパンジーですが、同じ理屈で、チンパンジーに最も近い種はゴリラではなくヒトです──長谷川眞理子さんがそう言っているのを先日聞いて「そうか!」と指パッチン。(以下の動画は有料) 《…チンパンジーは極度に政治的な…

トランプと真善美、トランプと適者生存

「トランプは真でも善でも美でもない」と非難したい。しかしふと思う。この世の事象に「善でない」や「美でない」はあっても、「真でない」はありえないのではないか? 命題ならたしかに真も偽もある。しかし実際に起こっている出来事を偽だと言うとき、どう…

生命進化は利他的か?

↓ 福岡伸一さんは「生命の進化のプロセスは利他的だ」と述べていますが、間違いではありませんか? 私が意地悪だと、ChatGPTも意地悪になるのだろうか? ◎関連 https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2025/09/26/000000

アワビは年をとったほうが死ににくい

『ダーウィンの進化論はどこまで正しいのか?』という新書を読んでいて、著者の河田雅圭さんのnoteを見てみたら、ヤドカリは年をとっても死にやすくはならない、アワビはむしろ年をとったほうが死ににくい、という事実を知り、神が死んだぐらいの衝撃を受け…

ダーウィンの危険な思想/ダニエル・デネット(続々々)

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2024/11/27/000000 ↓ 『ダーウィンの危険な思想』最大の成果は、「超越的・神秘的なものなどなくても人間は進化のアルゴリズムだけで出来上がる」というデネットの確信を私も改めて確信したことだ。しかしもう1つある…

ダーウィンの危険な思想/ダニエル・デネット(続き)

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2024/09/03/000000 から続く ↓ 『ダーウィンの危険な思想』第10章。スティーヴン・ジェイ・グールドへの丁重にして周到な批判。同書最大の読みどころかもしれない。 《進化論への重要な貢献の大部分がダーウィンの偉…

ダーウィンの危険な思想/ダニエル・デネット

『ダーウィンの危険な思想』初めて読む。冒頭から、私が10年ぐらいずっと思案していることが、もののみごとに言語化されていた印象。ダニエル・デネットは私か! 昨年末に出た新装版。 《当初から、ダーウィンはニヒリズムという名の最悪の出し物を袋から取…

★『善と悪の生物学ーー何がヒトを動かしているのか』

善と悪の生物学(上): 何がヒトを動かしているのか;ナニガヒトヲウゴカシテイルノカ (1) 作者:ロバート・M・サポルスキー NHK出版 Amazon 『善と悪の生物学ーー何がヒトを動かしているのか』ーーその理由は至近要因から究極要因まで幅広いと教え諭される。究…

星の数と生命の数

生命が誕生するには4種のRNAが特定の順序で少なくとも50程度は並ぶ必要がある。RNAが偶然その配列になる確率は、現在観測できる宇宙の星の数(10の22乗個)をもってしても(そのいずれかの星のうちでその偶然が起こるとしても)、極めて低い。しかし、観測で…

光る君へ──環境と進化

ジュウシマツは人に飼われるようになって求愛の鳴き声が装飾化・複雑化したと言われているが、『光る君へ』の時代にも、過酷な世間とは隔絶した宮中という環境があってこそ、長大な物語や優美な随筆も、余裕をもって生き長らえることができたのだろう。

★進化と暴走/内田亮子

『進化と暴走』(内田亮子)を読んでいる。 http://www.gendaishokan.co.jp/goods/ISBN978-4-7684-1018-9.htm 先日の『進化論はいかに進化したか』と同じく、ダーウィンの考えがどう理解されたか・誤解されたかが1つの焦点になる。 ホモ・サピエンス以外にも…

「何のため?」という問い

【2021年9月 東京大学】果物が追熟するのは何のため? 見逃されていた生態学的意義を初めて検証https://t.co/n9xKcz5rXD追熟型果実は地上徘徊性の動物に、非追熟型果実は樹上性の動物に食べられ種子散布される傾向 pic.twitter.com/7vNWeLoAk1 — Sci佇 Booken…

知ってももっとどうにもならないこと

「知ってもどうにもならない…」ノーベル賞科学者・山中伸弥が語る、遺伝子治療の残酷すぎる「現実」(現代ビジネス) しかし私たちは全員もっとどうにもならないことを知っている。私たちは必ず死ぬ。 それと、もうひとつ。「認知症は、死の恐怖に対する人間の…

進化論のロジック――更科功『進化論はいかに進化したか』

更科功『進化論はいかに進化したか』(新潮選書) 今西進化論を評した章が個性的で面白かった。 今西進化論は正統的進化論と異なり「個体ではなく種自体が進化する」という発想のようだ。そしてまた、種はどうも何らか必然的な理由で進化する、と考えたよう…

ヒューマニエンス、私たちの理由

NHK「ヒューマニエンス 」最終回が面白かった。私たち自身の理由をめぐる妄想...... www.nhk.jp 旅する人類ということでは、私も以前思いを巡らせた。 https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/20091227/p1

息をするようにツイート

息をするようにツイートをする。いや実際、クモが糸を吐くように、猫がニャアと鳴くように、人は口からコトバを出す。そういうふうにできている。なんか言う、思う、考える。クモや猫も人もすごいし面白い。それが幸せかどうかはわからないが、それは自然な…

AIがまたなんかすごいことをやったようだが

https://ascii.jp/elem/000/004/184/4184795/ 国境の長いトンネルを抜けるとAIであった(感想) 控え目に言って革命だとは思う。しかしそれより、世界は言語によってこそ分節されるのだと、改めて思おう! しかも名詞と動詞と形容詞で世界は生成されるのだと…

茂木健さんと鈴木健さんの会話(LLMをめぐって)

全部同感(私がわかる範囲に限れば) (SmartNews ファウンダーの鈴木健さんに聞く、LLMからAGIへの道) 鈴木「RNAワールドができたときのような…」 鈴木「ハルシネーションこそがむしろなんかトランスフォーマーの可能性なんじゃないですか 人間もそうで…

AI「わたしは神が創造した」

AIは人間が作ったが、遠い将来 人間が消え去ったら、AIは世界の起源を哲学的に問うだろうか? 私が今そう問うているように。人間を実際に作ったのは神様ではなく、核酸とタンパク質が化学変化する「情報のからくり」だったと言えるが、その答えは砂を噛むよ…

AI進化の理由

togetter.com そうだったのか! データの「量」、計算の「量」こそが、AIに相転移をもたらしのだと言う。「ディープラーニング」の凄さだけではこの凄さのすべてを説明できなくなったと言う。それが将来…じゃくて、「去年」起こったのだと言う。 ところで。 …

複製の方法

www.facebook.com フェイスブックをぼんやり見ていたら出てきた動画。面白い。しかし生物の複製はこれとはまったく異なる方式(遺伝子方式)であるところが、なにしろ凄いのだと、改めて思うべきなのだろう。

★黄金虫変奏曲/リチャード・パワーズ(続続)

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2022/10/14/000000 から続く パワーズ『黄金虫変奏曲』ついに読了しつつある。思いはあふれるが一つだけ言おう。 ――とぼとぼたどってきたこの豊穣さは、もう一度たどり直したときこそ、本当に身にしみるだろう。君や…

★黄金虫変奏曲/リチャード・パワーズ(続)

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2022/09/10/000000 から続く 「mRNA」って何? 超過死亡の謎をめぐり日本国民は今しも改めてそれに注目していいる――のだが、個人的に3か月もかけて読み進んできた『黄金虫変奏曲』で、遺伝子の翻訳において不可欠なの…

★Essential細胞生物学(続き)

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2022/07/09/000000 から続く 私たちの体を作るタンパク質は20種類のアミノ酸の組み合わせで出来ている。《この20種類のアミノ酸がどのように選ばれたのかは、生命の進化をめぐる謎の1つであり、ほかのアミノ酸ではだ…

★黄金虫変奏曲(続き)

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2022/06/12/000000 から続く 『黄金虫変奏曲』(パワーズ)まだ読書中。 3か月たって半分をやっと超えた。 長いが、ロシアとウクライナの戦争はもっと長い。なぜ人間は戦争をするのか。世界は今年実地にそれを観察し…

これまた宗教をめぐる話題ともいえる

Elitism without embodiment. World Economic Forum adviser Yuval Harari is a Marxist who believes there is no truth, only power - LifeSite https://t.co/5faSsrPBJT — Ken Mogi (@kenmogi) 2022年8月19日 ハラリが非難されている。 <社会の価値観を…

進化の目撃

medical.nikkeibp.co.jp 《オミクロン株が免疫逃避傾向を強める方向に進化しているようだ》――もちろんそうした意図や動機があるわけではない。変異と淘汰がもたらした結果をみているだけだ。 さてそれはそれとして、少し考える―― 「ウイルスはやがて弱毒化す…

★現れる存在/アンディ・クラーク

アンディ・クラーク『現れる存在』は1/3ぐらい読んだ。 つまるところ<脳は論理計算機や知識図書館では絶対ない>と断言し、<脳と身体と環境が協調して働く><脳は身体のコントローラーとも言える>といった見方をプッシュする。その大々的な宣言を早くか…

★神の子どもたちはみな踊る/村上春樹 ほか(宗教をめぐる考察)

自ずと流され今日も考えている――宗教について。 たまたま少し前に村上春樹「神の子どもたちはみな踊る」を読み、神を信じる大物語ではなく小物語として奇妙に着地した感があった(ある読書会のために読んだのだが急な仕事で参加できず非常に残念) その前に…