人生
映画『PLAN 75』視聴した(amazon PV) この死が他の死より悪いとは思わなかった。他の死がこの死より良いとは思わなかった。 ともあれ、あらゆる死が 良いとは言えない。あらゆる死が 悪いとしか言えない。 https://happinet-phantom.com/plan75/ さてしか…
ふいに聞こえてきた懐かしい歌。甘美にひたる。 さてしかし、甘美は過去にしかなく甘美は創作にしかないのだろうか。 そんなことはないと思いたい。 いま現在がそしてこの現実が甘美なものでなければ、どこか間違っている。 ……しかし実際にはそのように、ど…
在宅勤務でも服を替える必要性とは? * 寝て起きたら解決している、といったことを西尾維新が言っていたらしい。わりとそれはある。寝て、もう起きなかったら? それは最終解決か。
日本の社会保障における「高齢者の厚遇と若年者の冷遇」という深刻な現実は、「サブスク医療」といったキーワードで、最近やっとネットのみで注目され始めた。しかし「厚遇される高齢者と冷遇される高齢者」といういっそう深刻な現実は、今なお注目されてい…
ベートーベン 弦楽四重奏曲 第14番 第1楽章 - 東京永久観光 先日はベートーベンの旋律に「本当の終わりを知らない」という歌詞を戯れのようにつけてみたが(上)、「本当の終わり」がいかなるものかは、この小説に書いてあった。苦痛・恐怖・絶望、それ以外…
media.rakuten-sec.net 《先ず、何れの情報も、「判断できる自分の能力と時間」が無い場合は、情報収集自体に意味がないことを知って欲しい。あなた自身が理解できない情報を知っても意味がないのだという宣告は残酷かも知れないが、事実》” 《日頃から投資…
www.kadokawa.co.jp 読んでいる。結局こういうものを読むことになる。私がなんだかんだと今なお考えあぐねていることに、ウィトゲンシュタインはとっくの昔から突き当たっていたのだろう。突き刺さっていたというか。 《世界がいかにあるかが神秘なのではな…
昨日(1/10)の読売新聞朝刊文化面の不老不死についての記事で、私の意見を掲載してもらいました。いろいろな人の考えが読めますので、ぜひ現物にあたってみて下さい。 pic.twitter.com/7PU9phZ2Jr — 岡ノ谷一夫 (@KazuoOkanoya) 2023年1月11日 《アーカイブし…
実はこの正月、身近な人の死に遭遇した。笑ったり話したりしていた人が今日はもうまったく動かない。その姿をはっきり目にして考えがめぐったのは「人生とは何だろう」「家族とは何だろう」ということだった。それをしみじみ思う貴重な機会だった。 こうした…
www.huffingtonpost.jp この記事をみて、2つの現実を目の当たりにする。1つはキャンセルカルチャーという事象の実在。もう1つは人は年齢を重ねるという事象の実在。私たちはどちらの事象にも向き合わざるを得ないのか…
https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2022/11/17/000000 ↓ 『黄金虫変奏曲』(リチャード・パワーズ)再読開始。小説の全体を知った今では、やけに難しく詳しく書かれていたと思えたことごとくが、語り手にはぜひとも書かないわけにはいかない細部だった…
https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2022/11/28/000000 ↓ 成田悠輔×東浩紀対談の最後のほうで、亡くなった配偶者を模したAIないしアバターのようなものができたら…という話になる。「人間とは何か」のきわめて実際的な問い。しかも両者による受容と拒否…
www.nhk.jp 国にも人にも世界にも物語がある。それは、私たちが物語しか好まないからかもしれないにしても、ともあれ私たちが物語をはげしく好むからだろう。だから君や私の人生にも物語が望まれる。 しかし、だれの物語もその人生の後から書かれる。先に書…
https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2022/10/14/000000 から続く パワーズ『黄金虫変奏曲』ついに読了しつつある。思いはあふれるが一つだけ言おう。 ――とぼとぼたどってきたこの豊穣さは、もう一度たどり直したときこそ、本当に身にしみるだろう。君や…
仕事の山場はいつも自分のキャパシティを超え、心身とも疲弊し、大河ドラマならこれは戦(いくさ)なのかと思う。戦がそんなに生易しくないだろうとは思うが、私たちの仕事もそんなに生易しくないだろうとも思う。 しかし、鎌倉の武士にも穏やかな日々はあっ…
https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2022/10/03/000000 カメは常にアキレスより必ず少し先を行くというゼノンのパラドクスは『数学する精神』(中公新書)=上=でほぼ解消した。ところが、仕事が私を追いかけどこまで逃げてもわずかな距離しか保てない…
全ては偶然なのに、なぜ、人間は必然を考え、探すのか。それは人間が、人間の自己意識が死ぬからだ。自己意識にとっては、その死は不可解であり自己説得が出来ないため、なぜ死ぬのかという死の理由や意味を探すことになる。 — 千坂恭二 (@Chisaka_Kyoji) 20…
「左翼的な過激団体と共産党の関係」(茂木発言)についてだけど―― 日本共産党が1955年の六全協で武装闘争を放棄したことは周知の歴史であり、以後いわゆる新左翼・過激派とはいわば宿敵同士になるはず。武装闘争放棄の前と後のどちらの日本共産党を真に評価…
Amason Photos というサービスがあり、写真をまとめてアップしていたのを思い出し、少し前の写真を久しぶりに眺めた。年月日が表示され、その頃の自分の気分もよみがえる。気分は今と似ている。一言でいえば、なんかぱっとしない。ここ何年もそうなのだろう…
たとえば (1) 教科書をまじめに読むような人生。 あるいは (2) ツイッターをだらだら読むような人生。 はたまた (3) 小説をわけもわからず読むような人生。 ――君はどれを送るべきか、送るべきだったか。 それと話がうまくつながっているかどうか微妙だが―― …
桜も卒業の季節も、これが最後ではないものの、あと何回迎えるかは実際わからないので、卒業の歌について思っていることは折に触れて言っておきたい。 とはいえ実に平凡で、荒井由実の「卒業写真」はやっぱりいいなとか、そういうこと。 曲はもちろんいいが…
桜が咲いている。世界はある。また生きていく。なぜかはともかく。
テレビの仕事なのだが、生放送は最近ほとんどなく、収録したあとひたすら編集する。 人生も、生放送のつもりはなく編集ばかりしている感じがする。そういうものなのか。放送はいつだ?
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猫が見る窓の外 から続く そうこうしているうちに、私の大切な友人の一人が亡くなってしまった。 「死んだら終わりだ」ということを、自分が死んだあとに思うことはない、ということはよく言われるが、他人が死んだあとにはつくづく思い知るのだということを…
もし2001年に同時多発テロが起きなかったら――想像するのは無益か。 歴史は1つしかないという当たり前のことを身にしみて理解していれば、もちろん無益だろう。しかし、あらゆる歴史は「それが起こるまでは」何通りもありえた。私たちはむしろそっちのほうを…
courrier.jp 欧米は「死んだら終わり」、日本は「死んでも生き続ける」と考える、という。 さて実感としてはどうだろう? ともあれとても興味深い。
三菱のボールペン、ジェットストリームを気に入って長く使っているが、こうなったら一生分の替芯を通販で注文するかと思い立ち、しかしそれはいったい何本かと、手が止まる。
★本を長く読み続けるコツは、飽きたとかわからないとか思ったら、ぱっと中断すること。無理しても進まない。迷わず他の本に移る。また気が向いたときにさっと再開。人生や仕事も同じなので同じようにできるとよいが…(いや少し同じようにしているかも)
一人の個人が100万年ぐらい生きられるとしたら? あるいは1万回ぐらい生き直せるとしたら? 誰もが相当いろいろな人生を幅広く経験蓄積していって、最後にはどの人の人生も似たものになり、自分の人生と他人の人生の違いがほとんどなくなってしまう。そんな…