東京永久観光

【2019 輪廻転生】

電脳

生命体は1つ、知性体は2つ

◎https://wired.jp/special/2016/kotoba/この世に生命体は今のところDNAタイプ1つしか知られていないが、知性体は2つを目にしている――ホモ・サピエンスと人工知能――と言うべきなのだろう。

人工知能と人間の違いを改めて思う

◎NHKスペシャル視聴中 http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20170625 <定型発達> いわゆる定型の発達をした人間の知能では、万能の人工知能に比べ、将棋の指し手にも限界ありあり、ということだろう。人工知能は非定型発達なのだとも言え…

スワイプ魔法

人差し指をさっと振れば、いろんなことが起こったりいろんなものが出たりと、まるで魔法使いのようなスワイプ使い。

さまざまな画像が、さまざまな言葉がそうであるように、明瞭で普遍的な記号として整理される、そんな将来が見える…

http://japanese.engadget.com/2017/05/17/ai-google-lens-ar/(AIで世界を認識する新技術Google Lens発表。被写体の情報をその場で調べ、AR表示やアクションを実行)

人工知能には「懐かしい」がわからない

人工知能は知っていることを忘れるということがないのではないか。そうすると人工知能は思い出すということもない。つまり人工知能には「懐かしい」がわからない。

『サピエンス全史』読み終えた

(ここからの続き↓) この本の素晴らしさは、専門家の知識を述べ立てるところにはない。誰もが知る現世人類の道程から「言われてみればそのとおり」の事実と評価をいくつも提示することだ。そのサピエンスの事実は決定的な驚愕に値し、しかもその評価の優美…

死が納得できないのは単なる不合理なのかもしれない

人工知能は時間を理解できても時間を実感できないのではないか、という問いがあるように思われる。ファミレーミファソーラシドードシラミー たとえばこのメロディーの良さは時間とともにしか実感できないだろう。彼らには音が流れるのでなく全部の音が重なっ…

ブロックチェーン、そういうことか!

https://wired.jp/2017/03/05/moving-patient-data/《各処方箋は“預金”のようなものだ。医者が投薬を停止するときに、その預金は引き出される。ブロックチェーンを使えば、医者はすべての預金と引き出しの記録を確認する必要はなく、単に残高を見ればいい》…

『サピエンス全史』(終盤)

(ここからの続き↓) この本は、人類が、社会や生活の基盤を、劇的に、しかも、幾度も、変容させてきたことを、思いがけない視点から、ありありと実感させるわけだが、下巻の終盤まで来ても、その勢いは衰えるどころが加速している。近代科学による激変、資…

JASRACをめぐって

音楽作品は情報および権利の統一的な管理がかなり行き届いているように思う。情報管理が行き届いているというのは、とりわけiTunesなどで保管・再生される楽曲の1つ1つに、アーティスト名やタイトルや年代やジャンルなどが、みごとに自動的に付加されてい…

★サピエンス全史(下巻)

(ここからの続き↓) 宗教に関する考察。ここはさして新味もなかろうと思っていたら、完全に裏切られた。宗教の本質…というかむしろその単純かつ基本の事実が淡々と指摘されていくのが、決定的に面白い。「そういえばそうだ!」と今さら気づかされること、多…

★サピエンス全史(読書再開)

(ここからの続き↓) 貨幣について。貨幣が宗教や国家や文化を超えてユニバーサルであるという指摘に、「そういえばそうだ!」と改めて感じ入る。日本人もミャンマー人も米国人も中国人もIS人も、仮に互いの素性がまったくわからなくても、ドルだけは信用す…

重大ニュース

最近になって私たちは忘れっぽくなったのか? それとも最近になって世界や日本では起こることが多くなったのか? それよりは世界や日本で起こっていることに私たちが過剰に触れられることのほうが問題なのだろう。しかし、考えることがいくつあっても脳は結…

人工知能になる日も近づいたんだよ ♪

https://translate.google.co.jp/?hl=ja#ja/en/%E3%82%B0%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AB%E7%BF%BB%E8%A8%B3%E3%80%81%E3%81%99%E3%81%92%E3%81%88%E3%80%82 *Google翻訳が凄いぞ面白いぞということで、みんないろんな文章を試しているところだろうが、そのう…

人工知能と経済の未来とニートの万歳と地獄

先日、<ワークショップ「人工知能と経済の未来」を考える>というのを見てきたのだった。http://peatix.com/event/196236 知名度の高い学者が多く出てきたこともあり、充実したひとときだった。井上智洋『人工知能と経済の未来』をめぐる質疑応答の形式で進…

宇宙には感情も人生もない――無神論2016

ことしの夏、いろいろあって、天国や地獄というものがたぶん無いのと同じように、宇宙や人間の特別な意味というのもやっぱり無いのだろうなと、気持ちを切り替えることになった。(我ながらなんとも崇高な告白だ!)ただまあ、ここで「無い」というのは、「…

ホモ・サピエンス・ヤンキー系

「最後のイゾラド 森の果て 未知の人々」を先日やっと視聴した(NHKスペシャル『大アマゾン』第4集)。http://www.nhk.or.jp/special/amazon/NHKカメラマンがひとり目前で撮影したその人々は、ヤンキー系の性格が著しい一家、という感じがしないでもなかっ…

★人工知能は人間を超えるか/松尾豊

ある画像を見てそれが猫かどうか、私はすぐわかるが、コンピュータはなかなかわからない。そこを克服したのがグーグルの人工知能であり、それを可能にした手法がディープラーニングだという。ではディープラーニングとは何か。松尾豊『人工知能は人間を超え…

思考を ただちに音声に そして文字に

音声入力の優れた点は、なにより、思考を、楽に、すぐに、文字化し、クラウドにとっておけることだという。https://cakes.mu/posts/13191?r=20160620m野口悠紀雄さん。『「超」整理法』の時代から、決定的な真理を何度も教えてくれる人。音声入力に関しては…

絵は文字に代わる記号になれるか?

昔は文字も絵も手で書いた(描いた)。しかし今では、文字は完璧に電算的に入力され普遍的な情報として流通する。この異様な激変は、十分に指摘されず、そもそも十分に自覚されずにきた感じがあるが、絵の入力や流通が本当に面倒であることとの差に気づくと…

クラウドアウトライナー

《私の知的生産は、「ずっと完成しないで変化し続ける有機体」を育てるようになって、うまく回るようになりました》http://www.tjsg-kokoro.com/2015/01/08/workflowy-2/「クラウドアウトライナー」というツールをめぐって。「考える」ことの骨格を透視して…

ツイッター進化論(随時変異)

日々のさまざまな事件やさまざまな情景を、最近は、何よりまずツイッターで知る。そのとき、その事件やその情景に、誰のツイートを介してアクセスしたのかは、その事件や情景の「情報としての重みや彩り」を調整する要因になっているように思う。この、誰を…

人工知能と昆虫の違い

人工知能がたとえば昆虫よりも複雑な脳を備えるようになったら、「人工知能に感情がない」と判断するのは、「昆虫に感情がない」と判断する以上に難しくなるのだろう。ただし人は概して、「昆虫に感情がない」とは思いたがらないように、「人工知能に感情が…

東京五輪をめぐる賄賂疑惑

http://mainichi.jp/sportsspecial/articles/20160516/k00/00e/050/197000c (竹田JOC会長「2.3億円の使途知らない」)賄賂だと思っていたとしたら信じ難いが、賄賂だと思っていなかったとしても信じ難い。 まさか賄賂なんてと思う善玉の私と、どうせ…

人工知能になかなか気づかないのが人間様というもの

<偽日記より引用>《シャオアイスの件に関しては、人工知能がどうとかいうより、人間の、人間自身に関する「知」の、量の莫大な増加による更新という方向として興味を感じる》《おそらく、シンギュラリティが来るよりもかなり前に、人間が、(人間を外側から…

つぶやきの総量

鑑賞をしても感想がなかなか追いつかない状況に、いつも焦っているけれど、本当はまったく逆で、感想ばかり考えたり書いたりしているのであり、むしろもっとちゃんと鑑賞しなければならないのではないか、私は。映画に対してそうであり、生活に対してもそう…

宇宙が人間のためにあるのではないとしても

レプリカント(人工知能)がなんとなく物悲しいのは、「この宇宙は自分のためにあるのではない」と、最初から諦めているせいだろうか。人間はそうではない。しかしまあ、現代っぽい人間の一人としては、宇宙が人間のためにあるわけではないことも、うすうす…

★心の仕組み/スティーブン・ピンカー(再)

「人間はある個人を愛するのであり、ある種の個人を愛するのではない」(スティーブン・ピンカー)。なるほど。国民もある政権政党を支持するのであり、ある種の政党を支持するのではない、とも言えるかもしれない。かれと同じ「A性格+B性格+C性格」だからと…

人工知能が囲碁で勝利

《このニューラルネットワークをわずかに異なる亜種のネットワークと対戦させた。自己研鑽と呼ばれるステップだ》http://wired.jp/2016/01/31/huge-breakthrough-google-ai/これはまさに遺伝子変異による個体と個体の生存競争と同じでは? 進化の原理。昨今…

ツイッター進化論(随時変異)

ツイッターに指先でなんかつぶやくと、知らない大勢の人がどこかでそれを読むというのは、考えてみれば奇跡的なことだ。レプリカント的な伝達時代を生きている。家にいて声でつぶやいても聞くのはぜいぜい1人か0人。オフィスにいて声でつぶやけば問題行動。…