東京永久観光

【2019 輪廻転生】

ツイッター進化論(随時変異)


ツイッターに指先でなんかつぶやくと、知らない大勢の人がどこかでそれを読むというのは、考えてみれば奇跡的なことだ。レプリカント的な伝達時代を生きている。家にいて声でつぶやいても聞くのはぜいぜい1人か0人。オフィスにいて声でつぶやけば問題行動。

ましてや、ブログを今も黙って読んでくれている人がいるらしいというのは、これはSF的というより19世紀的ロマン的な感激。

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グーグル社がチームの生産性を上げるための模索についての報告。あるリーダーが自分は癌だと打ち明けると、メンバーたちも堰を切ったようにプライベートな話を始めたという。http://gendai.ismedia.jp/articles/-/48137

これでふと思い出したことがある。私がまだ20代のころ、地元の青年団に入った友人の友人が語った話。毎日みんなでただ集まってずっと時間を過ごしていると、思いがけないことに、誰かが自分のことをひたすら語り始めるんだよ、と言っていた。それがとても羨ましいと感じたのでよく覚えている。

といってもまあ、その青年団はグーグル社のように生産性がたぶん高くはなかったろうし、そもそもそんなものの向上を目指して集まっているわけではまったくなかっただろう。それでも、これほど乖離した2つの集団の行き着くところが同じだったというのが、不思議に思える。

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東京電力関西電力だけが、日本に多数ある会社あるいは私がかつて所属したり関わったりした会社とは比べものにならないほど、ある閾値を超えて極悪だということは、ありうるのか? よくわからない。この2社が他の会社とまったく違って原発を扱っているということだけは疑いようのない事実だが。

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健康のためだ、チョコレートの代わりにプチトマト、ポテトチップの代りにキャベツの千切り。ちなみに、落語「長屋の花見」では、卵焼きの代わりにたくあん、かまぼこの代わりに大根の漬物。貧乏のためだ。