東京永久観光

【2019 輪廻転生】

電脳

知識という観点から(人工知能)

http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20180605/p1から続く 人工知能学会編『人工知能とは』(近代科学社)の感想続き。 武田英明さんはまた独特の観点で人工知能を捉え、「グーグル検索は記憶という機能においては人工知能」であり、検索もナビも「十分にスーパ…

身体そして進化の観点から(人工知能)

http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20180527/p1 から続く 『人工知能とは』(近代科学社)は、人工知能をめぐる本質的な問いを、13人の研究者が、それぞれ自ら設定し、言葉を厳密に選んで答えていったシリーズで、人工知能学会誌に連載されたものらしい。 表紙…

人間は自然現象

人工知能に比べたら、「人間はなんて自然なんだろう」と思う。人間が生き物の仲間だったことを、今さらながら思い知る。人間が行うことも、人間が考えることも、ことごとく、自然現象として捉えることが、すんなりとできるようになる。

人工知能研究の動機

《我々はいつか死にます。こうして考え、認識している主体にも終わりが来ます。このこと自体を考えることは、自分自身にとても不思議な感覚をもたらします》――これは、いつものように、年をとったロマン主義者の私が言っているのではない。若い科学者である…

★人工知能のための哲学塾/三宅陽一郎

ざっと読んだ。人工知能については従来のイメージが転倒し謎が深まるばかりなのだが、哲学そのものついては非常に勉強になった、という奇妙な本になった。哲学について非常に勉強になったというのは、現象学とは何かが初めてわかった気がしたこと。著者はゲ…

人生の発現、仕事の発現

遺伝子の発現ではログが残らないので、生物がいかに成長し死滅するかは、謎のままだ。しかし、クラウドやSNSから人々のプロフィールやスケジュールやメールや文書や写真などのすべてを調べれば、人間の活動や一生がいかに発現するのか、そのプログラムのほう…

★明日に向って撃て!

NHK BSでやってた。辺境観光災難映画。これまた映像がはてしなくきれいだ。新たなデジタル処理か(そうでもないようだ)。ともあれ。過去の記憶が鮮明によみがえるかのごとく。キッド「行って後悔したくない」 ――そういう人は旅行に向かないね。いつか私たち…

コードレス イヤフォン

コードが全くないタイプのイヤフォンがほしいと思っているが、きょう電車でつけている人をみたら、サイボーグっぽかった。というか、サイボーグか。

落合陽一

「指数関数的成長にとって、すべての点は、いつでも始まったばかりだ」と、落合陽一がさっき言っていたんだけど、近代においては人生自体が凡人でもわりとそうで、どれほど貯めこんだり抱え込んだりしたとしても、長くても1年か2年もすれば、ほぼ無視してよ…

中国旅行中(3)

まだ中国にいる。明日(11日)帰国する。貴州省の観光地を10日間で3カ所回った。普通よりのんびりペースだが、それでも行き帰りの飛行機を含め6日間は長距離移動をした。かつてヴェンダースなどの映画はロードムービーと呼ばれ、つまりアクションやドラマや…

旅行計画

エアチケットとエクスペディアとグーグルマップで計画しているときの旅行と、エアチケットとエクスペディアとグーグルマップで実行しているときの旅行との、区別が、人工知能よ、きみにはできないだろう。(人間は…) *ウィトゲンシュタインは『論理哲学論…

人工知能 雑感

(1) 人工知能は莫大な量のデータを集め独自の優れたアルゴリズムによって最適な解答を示すのだろうが、かたや、人間知能は極小の量のデータを集め独自の愚かなアルゴリズムによって最適な解答を示す。しかし、人間や政党は複数あるので、それぞれ「これが…

3D Printed Painless Suicide Pod

https://www.labroots.com/trending/technology/7525/sarco-3d-printed-painless-suicide-pod

NHK『人間って何だ? 超AI入門』視聴

「ディープラーニングが一番効くのは指向性の波である視覚情報」(松尾豊さん)この番組、つきぬけて高度、かつ、つきぬけて平易、という印象。つきぬけて天上の紺 人工知能http://www.nhk.or.jp/aibeginner/ * (12月22日)「人間の組織はなぜ階層構造を成…

だったら人間には魂も天国も地獄もあるのか? ――ブレードランナーをめぐって

「魂もないくせに」――しかし魂がないのはレプリカントだけではないね。「おれたちには天国も地獄もない。だからここで戦うんだ」――この実感はレプリカントだけでなく無神論者のものでもあるね。 (以下を視聴して)https://twitter.com/tokyocat/status/9294…

総選挙、人工知能、曖昧な中間目標

投票は「せねばならない」わけでも「してはならない」わけでもなく、「してもいい」し「しなくてもいい」と思うので、都知事選は棄権したけど、今回は雨の中行ってきた。結果の一覧をみると、たとえば比例区で、当たり前だが、自民に入れた人も、立民に入れ…

★人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?/山本一成

将棋AI「ボナンザ」の作者山本一成さんの本。なるほど!と引きこまれる語り。そのわけは「知能って何?」さらには「知性って何?」といった核心をさくっと定義するような姿勢にあると思った。すなわち謎とのきわめて適正な向き合い方だろう。へえ〜と感じ入…

AIスピーカとか

AIスピーカというのが出てきたようだ。音声で命令すると音楽が流れる(ほかのことにも返答する)。「何か音楽を再生して」「**の曲を流して」「曲を止めて」というぐあい。それで気になったのは、日本語の命令形の現状。もはや「〜せよ」「〜しろ」は試験…

知性の定義が変わるとき?

http://kaseinoji.hatenablog.com/entry/carlo-rovelli#%E3%81%93%E3%81%AE%E7%9F%A5%E6%80%A7%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%AA%E3%81%AE%E3%81%8B《人間の認知能力は知性のいちバリエーションでしかなく、他の知性のあり方があるのではないか。この意識も、この…

ビットコインはワットコイン

http://blogos.com/article/126125/神林長平のSF小説に、電力が貨幣になってワットと呼ばれるという話があったのを思い出した。とはいえ、ビットコインはまるでフィクションのように見えながら、銀行券の仲間ではなく、むしろ金塊の仲間なのだと、この人(大…

クラウドの神経細胞

自分が5年も前に付けたブックマークに、今どこかのだれかがスターを付けてくれたので、その記事を久しぶりに読みにいき、新鮮な気持ちで改めてうなずく。――脳の神経細胞も、きっとこういうふうにネットワークを拡張・洗練させているにちがいない。http://b.h…

生命体は1つ、知性体は2つ

◎https://wired.jp/special/2016/kotoba/この世に生命体は今のところDNAタイプ1つしか知られていないが、知性体は2つを目にしている――ホモ・サピエンスと人工知能――と言うべきなのだろう。

人工知能と人間の違いを改めて思う

◎NHKスペシャル視聴中 http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20170625 <定型発達> いわゆる定型の発達をした人間の知能では、万能の人工知能に比べ、将棋の指し手にも限界ありあり、ということだろう。人工知能は非定型発達なのだとも言え…

スワイプ魔法

人差し指をさっと振れば、いろんなことが起こったりいろんなものが出たりと、まるで魔法使いのようなスワイプ使い。

さまざまな画像が、さまざまな言葉がそうであるように、明瞭で普遍的な記号として整理される、そんな将来が見える…

http://japanese.engadget.com/2017/05/17/ai-google-lens-ar/(AIで世界を認識する新技術Google Lens発表。被写体の情報をその場で調べ、AR表示やアクションを実行)

人工知能には「懐かしい」がわからない

人工知能は知っていることを忘れるということがないのではないか。そうすると人工知能は思い出すということもない。つまり人工知能には「懐かしい」がわからない。

『サピエンス全史』読み終えた

(ここからの続き↓) この本の素晴らしさは、専門家の知識を述べ立てるところにはない。誰もが知る現世人類の道程から「言われてみればそのとおり」の事実と評価をいくつも提示することだ。そのサピエンスの事実は決定的な驚愕に値し、しかもその評価の優美…

死が納得できないのは単なる不合理なのかもしれない

人工知能は時間を理解できても時間を実感できないのではないか、という問いがあるように思われる。ファミレーミファソーラシドードシラミー たとえばこのメロディーの良さは時間とともにしか実感できないだろう。彼らには音が流れるのでなく全部の音が重なっ…

ブロックチェーン、そういうことか!

https://wired.jp/2017/03/05/moving-patient-data/《各処方箋は“預金”のようなものだ。医者が投薬を停止するときに、その預金は引き出される。ブロックチェーンを使えば、医者はすべての預金と引き出しの記録を確認する必要はなく、単に残高を見ればいい》…

『サピエンス全史』(終盤)

(ここからの続き↓) この本は、人類が、社会や生活の基盤を、劇的に、しかも、幾度も、変容させてきたことを、思いがけない視点から、ありありと実感させるわけだが、下巻の終盤まで来ても、その勢いは衰えるどころが加速している。近代科学による激変、資…