東京永久観光

【2019 輪廻転生】

チューリングについて

チューリングについて。

https://www.is.s.u-tokyo.ac.jp/isnavi/logic02.html

《最初は計算できないことに興味があり、次に、計算できること、計算する機械をつくることに興味が移り、そして、機械が人間を超えられるかに興味をもち、最後は、そのような機械をつくりだした人間や生物に興味をもつに至った》

 

そうだったのか!

連続テレビ小説大河ドラマにしてほしいが、映像化が難しいか。

 

ちなみに、同サイトから。

https://www.is.s.u-tokyo.ac.jp/isnavi/logic05.htm

《最近、僕は、宇宙に行かないと、人工知能は完成しないんじゃないかと思っているんです。太古に生物がでてくるとき、いろんなバリエーションがありえたはずなんです。だけど、どこかでいまの生物につながるものだけが残った。同様に、人間がいるかぎり、機械の知能はでてこれないのではないか》!(東京大学 理学部情報学科 萩谷 昌己教授)

 

これけっこうそう思います!

昨日の『生命とは何か』も示している、「地球上の生命はたった1回だけ誕生した」という(おそらく確実な)事実の、「裏側にある真理」が、これだろう。

 

 *

 

あのあと、そういえばチューリングの映画があったかと、『イミテーション・ゲーム』をアマゾンで視聴したら、面白かった。
http://imitationgame.gaga.ne.jp/

 彼の非定型コミュニーケーションの突出ぶりも面白く描かれていた。「俺たちランチに行くぞ」が「君もランチに行かないか」を意味することに、彼は気づけない。暗号はエニグマだけなく、同僚たちの会話もまた解読が必要だった。

 

しかしこの場合、チューリングのほうがむしろ「定型」のコミュニケーションをしているとも言える。一般のコミュニケーションこそ多型すぎ、雑多すぎなのだ。少なくとも、数学を正しく運用するためには、定義や式の定型にして完璧な把握が不可欠だろう。