きょう私の口座の残高が急に4000万円増えていた。「さては、阿武町がまた間違えて振り込んだな!」と考えるのを、アブダクション(仮説推論)という。
これ実は、「PならばQ」が正しいときに、Qをみて「ならばPだな!」と判断する。つまり<逆を真>とみなすこと。だから正しいとは限らない(<逆は必ずしも真ならず>が正しい)
なんてことがある本に書いてあったので「なるほど〜」と感動。そしてアブダクションという推論法をこの世に提示したのは「そうかパースか」と思いをめぐらす。
ちなみに「パースといったらチャールズ・サンダース・パースのことだろう」と思うのもアブダクションだ。
パースは記号を<アイコン、インデクス、シンボル>の3つに分けたことでも知られる。この分析も私には大陸間弾道核ミサイル級だった。
――ある本とは『教養としての認知科学』(鈴木宏昭)。これについてはまたいずれ。
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