東京永久観光

【2019 輪廻転生】

連休で知人に会う

連休で知人に会った。うち2人は5年ぶりと10年ぶり。そしてその2人はある信仰をとても長く続けている。彼らにとって「神」や「魂」が有ることは自明すぎて疑うべくもない。それを改めて思い知る。したがって彼らには「世界が存在する根拠」といったものをいちいち問う必要がない。

もちろん彼らとは大きく異なり、多くの人は神や魂をそうはっきりは信じない。一方で「世界が存在する根拠」などというものも同じくわざわざ気にしたりはしない。という事情なので、神とか魂とか世界の根拠といった話題は、ただニコニコしながらやりすごせばいい。

どちらとも違う者もいる。神や魂をどうしても信じられない。それが自分の考えのなかで際立ってしまい、それが実は社会や人間の信念としてとても特異的であることにも気づいてしまっている。それなのに「世界が存在する根拠」なんてものは、神や魂を信じる人に負けないほど気になって仕方ない。

そんな人の一人がブライアン・グリーンだろう。そして私もその隣にいると思う。

 

参照:ブライアン・グリーン『時間の終わりまで』 - 東京永久観光