東京永久観光

【2019 輪廻転生】

「公共性とは閉鎖性なのだ」

視聴中。「クソリベ」への死刑宣告でいきなり盛り上がる。

公共性を開放性として捉えるのがリベラルの誤りだ―― その点で宮台真司東浩紀が激しく同意している。

そうではなく「公共性とは閉鎖性なのだ」と強調。

つまり偶然与えられた身内(家族・国民・仲間など)と外部を分けずにいられる人などいない。「すべての人々」などという不可能な理想を求めるべきではなく、「私たち」という閉鎖的な枠のなかでしか生きられない現実を見据え、しかしその「私たち」の枠が不断に変更されていくことに、希望を見出すべきだ。

ーーといった趣旨。東浩紀によれば「私たち」というのはローティによるとのこと。

 

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ところで…

東氏の話を1.5倍速で聴いたあと、1.0倍速に戻すと、「この人しゃべるの遅いね」と言いたくなる。

しかしこういうものを、1.5倍視聴すると早く済ませて得をするのか、0.75倍視聴すると長く楽しめて得をするのか? 人生とは何だ?