東京永久観光

【2019 輪廻転生】

佐田啓二とトニー・レオンは似ている!

「プラス松竹」その後。 『皇帝のいない八月』37点。 『松本清張 風の視線』82点。 ーーAIならそれぞれのタイトルを検索し、その前後に並ぶ文字列を読み、しかもそれらの文字列がいわば何故つながっているかを数万単位の観点から分析する。だから、なぜ37点…

そして10月

涼しいというのがどういう感じなのかを、熱帯の人と9月までの日本の人は、うまく想像できなかった。 * 入手!

人と仲良く、本と仲良く

人と仲良くなれれば本と仲良くなれなくてもいいとは思わないが、本と仲良くなれれば人と仲良くなれなくてもいいとも思わない。

量子の話と小説の話

量子が実在でなく情報にすぎないのは本当かもしれない。しかしそれは、人の人生が人の想像に勝らない、というような話だろう。電子の存在も君の手の存在もあやふやであるようには、君の人生も君の想像もあやふやだ。しかし見方を換えれば、君の人生も君の想…

物理学vs.哲学

物理学vs.哲学のデスマッチ観戦中。 https://twitter.com/charis1756/status/1706111442913726805 「電子とは何か」のほうがむしろわかりやすく、手とは何かのほうがむしろわかりにくい、みたいなことになっている。 →(ちょっと関連)https://tokyocat.hate…

この世界史しかない

世界史を改めて眺めつつ、ああ私たちにはローマ帝国があった歴史しかないんだな、イスラム帝国があった歴史しかないんだな、モンゴル帝国があった歴史しかないんだな、などなど、そんなことを思う。別にこれでなくてもよかったかもしれないのに、結局これだ…

★『存在消滅 死の恐怖をめぐる哲学エッセイ』

「そう遠くない時期に必ず死んでしまう」ことが、何故みんなほとんど気にならないのか、私としては本当は不思議でならない。しかしごくまれには、この事実と困惑に真正面からぶつかっていくような本に出会う。 『存在消滅 死の恐怖をめぐる哲学エッセイ』(…

百間っぽい夢

久しぶりに相対性理論の本とか不完全性定理の本とか読んでいて、頭がいつになく疲労したのか、おかしな夢を見た。夜の星を眺めていると急に空が青くなってきた。なぜか太陽が出ているのだ。しかも太陽は穴になっていてそこから水が地上に流れ落ちてきた。天…

★伽倻子のために/小栗康平

「プラス松竹」忘れていた名作がまだいろいろ。 小栗康平『伽倻子のために』 こんな映画があったなあ。そもそも在日の苦闘があったのだなあ。いや在日の存在自体もう歴史に書かれるだけの出来事みたいだなあ。それどころか私は2012年にサハリン旅行したのに…

★映画『約束』

映画『約束』(斎藤耕一監督 1972年) アマゾンプライム「プラス松竹」にあったので久しぶりに視聴した。 萩原健一と岸恵子が主演。2人は日本海を走る列車で偶然同席する。ある駅で降りてからの逢瀬が痛切。これは敦賀市内や越前町での撮影のようだ。海沿い…

阪神が優勝して宇宙人が見つかった日だった

世界観の転換

光の速度が絶対だと私たちが知ったとき、認識の特別な転換を余儀なくされた。「世界はこうじゃなかった、こうだったんだ」。人の寿命もまったく似たことだと思ったほうがいい。秒速30万キロより速いものはない。同じく80〜90歳より先はない。すべてそこから…

高校数学の復習

高校の数学をまるごと復習しなくてはと前々から思っていて、この夏ついに始めた。『長岡先生の授業が聞ける高校数学の教科書』を最初からコツコツと。ネットで定評だった一冊。しかし書籍はもう手に入らず電子版を購入した。 https://www.amazon.co.jp/dp/40…

数学の普遍と地球外知性・AI

通常の会話ではまず発生しない刺激の嵐。最後には「数学はなんで正しいんだっけ?」と根本が問われる。加藤さん自身まるで私のように(?)純真に首をひねっていることがわかり、数学への好奇心は限りなく高まった! 「数とはなにか──IUT理論と数学の立ち位…

小泉進次郎 サーフィン

小泉進次郎さんのサーフィン、ことごとく絶賛されていて、驚いた。こうなったら次は、『VIVANT』最終回とかに、まさかの出現となり、なんとなくつのってきたもやもやを全部さあっと回収してしまえばいいのだ。 * 大学の評価を嬉々としてやっているように見…

★訂正可能性の哲学ほか

東浩紀『訂正可能性の哲学』読書開始と時を同じくし、<25年後の『存在論的、郵便的』から『訂正可能性の哲学』へ>という著者参加のシンポジウムをオンライン視聴。興味深い新発見が多々。『存在論的、郵便的』の結末が奇異な切断に至ったわけもついに(?…

3分の1

本当はいつも、3倍ぐらい質の良いこと・3倍ぐらい量の多いことを、為したいと思っている。が、難しい。それほど頑張れない。というか、これほどにも頑張れない、頑張らないのだった。ずっとそうだった。これからもそうだろう(か)。しかし言い換えれば、3分…

プリゴジン、甲子園

墜落機にプリゴジン搭乗か? ーー「張作霖爆殺事件」を思い起こしている。 * 甲子園の決勝は見ていたが、そのあと以下の記事を読み始めたら、途中に江夏豊の話が出てきたので、かの「江夏の21球」を思い出し、記録映像に見入ってしまった。 [記事] [記録…

金の量と質、知の量と質

金があまりにも無い生活とあまりにも有る生活とでは、量としての違いも質としての違いもあるだろうが、それぞれおおよそ想像はできるのだろうか? いくらか体験もできるのだろうか? 一方、金ではなく知についてはどうか? 量の違いや質の違いを、どれぐらい…

ChatGPTは地球外生命と同型かも

「生命とは何か」という謎であれば、地球外生命に出会ったのと同じ状況なので、言語とは何かという謎が「より深まった」という状況には、実はないのではないかと、私は内心思ってもいる。 ♪ 言語なんてこんなもんさ〜(サザン的) 自然言語の研究者でも、生…

離散の量子と連続のイデア

離散の量子と連続のイデアでは「ソリが合いません」。だから「その説明はもはや諦めましょう」。しかしながら「量子論は間違っていないに決まっているのだから、イデア論が間違っているに決まっている」という前提に対し、ちょっと無駄な抵抗を試みたくもな…

死んだ人に会えますか?

欧州各国にて死後の世界を信じている人の割合 pic.twitter.com/XRcZ3KOQAE — Spica (@CasseCool) 2023年8月7日 本当か。全体に多すぎる。 しかし、たとえばもちろんこの歌を歌ったり聴いたりしているときは多くの人が「信じている」と答えるかもしれない。 w…

口で勝つだけでなく…

プーチンには、口で勝っても、力で勝てないと、どうにもならない。ーー今はそう思えるが、永久にそうなのか? 諦めるしかないのか? (ちなみに、プーチン相手に限らないが、口で勝っても金で勝てないとどうにもならない、ということも、諦めてなくていいと…

生活保護費を何に使うかが個々の世帯の自由であるように、政党交付金を何に使うかも個々の政党の自由だろう。

★なぜ宇宙は存在するのか/野村泰紀

一日中なにか読んでいるものの、書籍はわずかで、26%ぐらいはニュース記事だったり、69%ぐらいはツイッターだったりして、ダークマターとかダークエネルギーみたいな感じか。 物質としての読書は『なぜ宇宙は存在するのか』(野村泰紀) 先日こちらの動画…

思慮と決断

政治には、つねに思慮や逡巡が必要であり、なおかつ、ときに決断や冒険が必要だと思う。私たちの国には、どちらかしかない政党か、どちらもない政党ばかりではないか。国民の多数がそうだからか。

エントロピーって何だっけ?

エントロピーって何だっけ? なんとなくわかっているが、ちゃんとわかろうとすると、かえってわからなくなる――こういうものはけっこう多い(下手の考え、休むに似たり) 《系のエントロピーは明らかに、ぼやけによって左右される。エントロピーは何を識別し…

「君の考えの経路を逆にたどってみることにしよう」

「君の考えの経路を逆にたどってみることにしよう」(モルグ街の殺人)――現代ではデュパンがいなくてもブラウザの履歴をたどってみれば一目瞭然! www.aozora.gr.jp

ChatGPT考(文法と事実)

ChatGPTは、文法に合った文章を作るのは得意でも、事実に合った文章を作るのは苦手、ということになりそうだ。人間はもちろん2つとも得意だが、それぞれで異なる知能を使っているのだろう。これってつまり<文法的な真偽は分析的、事実的な真偽は総合的>と…

★君たちはどう生きるか(宮崎駿)――多神教的

昨夜は、宮崎駿『君たちはどう生きるか』を見てきた。この世界が在ることの根拠と動機。この世界は、このような根拠によって生成したのかもしれない。このような動機によって進行するのかもしれない。そうであるなら、生きていける・死んでもいい。そのイマ…