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【2019 輪廻転生】

数学の普遍と地球外知性・AI

通常の会話ではまず発生しない刺激の嵐。最後には「数学はなんで正しいんだっけ?」と根本が問われる。加藤さん自身まるで私のように(?)純真に首をひねっていることがわかり、数学への好奇心は限りなく高まった!

「数とはなにか──IUT理論と数学の立ち位置」

shirasu.io

上記の問いをめぐり、東さんは、私たちの数学が普遍的かどうかは、地球外知性に出会ったときに初めてわかるはずと言う。加藤さんも同意する。彼らも物理法則を知り電磁波を使い素数の概念なども持っているだろう。それでも数学の体系になんらかの違いがあるかもしれない。もしそうだったら…?

ところがなんと、川上さんはあまり同意しない。地球外知性であれ生命として進化したものならば、その淘汰圧による制約はそうとう強く、どうしても人間に似てしまうだろう、というのだ!(これは素晴らしく面白い視点で、私もそんなことをよく考える)

とりわけ、世界を拡張したいと望み技術文明をもち地球までやってくるたぐいの、しかも地球人とコミュニケーションがとれるたぐいの地球外知性であるならば、と想像は進む。

そして川上さんは、地球外知性ではなく、AIにこそ、それ(人間の数学は普遍か? 体系の全く異なる数学とは? が明らかになること)を期待している! AIによるシミュレーションなら進化による多様性よりよほどとんでもないものを作れると確信している。ベースから知性を作れるといった話も出た。