ChatGPTは、文法に合った文章を作るのは得意でも、事実に合った文章を作るのは苦手、ということになりそうだ。人間はもちろん2つとも得意だが、それぞれで異なる知能を使っているのだろう。これってつまり＜文法的な真偽は分析的、事実的な真偽は総合的＞ということか！（個人的には巨大な発見）
たしかに、「事実を知っている」という状態には、実際にその世界を生きながらでないと達しない。幅の広い・息の長い一貫した作業の積み重ねが求められる。
ここで言う事実とは歴史的事実とも言える。だから論理の法則では調べがつかない。物理の法則でもまず無理だ。だいたいこれほど複雑化した事実が存在する場所は、今のところ地球以外には見当たらないとすら言える。なんと豊穣な世界がここにはあることか！
さらに考えるーー その文章が「文法に合っている」または「事実に合っている」とは別に、「意味に合っている（意味が通っている）」かどうかも、私たちは判定しているんだろうか？（ちょっとこれはまだよくわからない）
