東京永久観光

【2019 輪廻転生】

吉本興業をめぐって

<7月20日

宮迫と亮の嘘は嘘だけど、小さい嘘だ。小さい嘘を大きい嘘にしたのは、ただ世間だ。私も大きい嘘はつかないが、小さい嘘はつく。これからも小さい嘘はつく。

 

<7月21日>

宮迫・亮の記者会見を受けて、松本人志がワイドナ生放送で話をするそうだ。これは楽しみ。選挙どころじゃなくなってきた。(仕事どころじゃなくなってきたのは昨日の会見からすでに)

個人的に、関心がこう最大まで高まった理由は、昨日の会見をぜんぶ視聴してしまい、経緯が手に取るように正確に説明されたこと、2人の気持ちに対して強い共感がことごとくかきたてられたこと。

 

<7月25日>

乗りかかった船のごとく、宮迫・亮、松本人志、吉本の社長、加藤浩次と続けて視聴した。いろいろなことを知った。そして、誰が間違っていて誰が間違っていないのか、そのつど考えさせられた。しかし…

しかし、それ以上に気になるのは、文春は間違っていないのか、テレビ局は間違っていないのか、私たち世間は間違っていないのか、だ。

そして、本当は最初から最も気になっていたこと。それは「反社」という言い草だ。「反社」って何だ? たとえば「反日」「非国民」という決めつけに批判的な人も、「反社」という決めつけは平気なのか?

たとえば、ISに対してすら「100%悪だとも言えないんじゃないかねえ」と余裕のある人でも、「反社」に対してだけは「100%悪です。議論の余地はありません」と断言するのだろうか?

そもそも、反社会的勢力と関わった者はテレビには出られません、という不文律は、どこに由来するのか。反社会的勢力を「黒」にすることで、テレビの会社とスポンサーの会社を「白」であることにする、そうした理屈にすぎないのではないか。

 

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のち、関連で視聴した。

https://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20190727

NHKスペシャル 半グレ 反社会勢力の実像」