東京永久観光

【2019 輪廻転生】

国家

日本列島社会主義化計画

最近なんとしてもニートを働かせねばと政府などは躍起になっているみたいで、そのひとつ「若者自立塾」とかいう事業が報じられていた。ニートを集めた矯正合宿をNPOなどにやらせるらしい。1200人が対象で、まずは税金9億8000万円が使われる。だ…

議論に鉄砲はいらないが白旗もいらない

靖国神社は、戦争にまつわる犠牲を「悼む」場でもありえるのだろう。しかしそれ以上に、靖国神社は戦争にまつわる犠牲を「讚える」場にみえる。これがなにしろ最も気になる。次に、「御国のために殺されたこと」だけでなく「御国のために殺したこと」もドサ…

メイド・イン・ジャパン

「愛国無罪」と掲げてデモ行進し、「日本」をはなはだ蔑みいくらか憎み、その印の付いたものはかまわず壊してみる、中国にはそういう人々もいるらしい。その中には、こぎれいな部屋に住んで実は日本製品を信頼している人もいるらしい。テレビでやっていた。…

そんなに嫌か

東京都教育委員会は03年度から都立高の卒業式などで日の丸・君が代の扱いを厳格化し命令に従わない教職員を処罰するようになった。これをNHK『クローズアップ現代』が報じたのに対し、都教委が「極めて遺憾」と申し入れたという。申し入れの文書が都教…

酔狂としての感動

北田暁大『嗤う日本の「ナショナリズム」』(NHKブックス) ASIN:4140910240同名の論文を『世界』で読んだ一人として、こうした著書を楽しみに待っていた。実際あの分析が詳しく積み上げられる。2ちゃんねるの本性として抽出された「ロマン主義的シニシズム…

在日韓国人の国籍と権利について

都国籍条項訴訟:「哀れな国」痛烈に批判 原告の鄭さん http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20050127k0000m040077000c.htmlこの件が特にどうというのではないが、よい機会なので、原則的な考えをまた書き留めておく。以前書いたこととあまり変…

融通無碍か、むげなる融通か

《日本の十五歳(高校一年生に相当)の読解力が、他国の同年齢の子どもに比べて大幅に低下していることが七日、経済協力開発機構(OECD)の学習到達度調査(PISA)で分かった》というニュース。 http://www.tokyo-np.co.jp/00/sya/20041207/eve_____…

ミクソリディアンモードって知ってる?

ミソクソというかミクシーのことなんだけど、このところ朝メールをチェックすると、数々のジャンクメールに「mixi」というのが交じっている。「知人の日記が更新されましたよ」という速報がいちいち届くのだ。そう言われるとこっちもいちいち読みに行ってし…

水飲み国民

ソウル大の教授=李栄薫(イ・ヨンフン)氏=が主張したそうだ。 「日本による植民地時代に韓国が土地と食糧を収奪されたという 韓国史教科書の著述は歪曲されたものだ」 (朝鮮日報 http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/11/20/20041120000000…

この問題の可能性の中心(かもしれない部分)

さらに追加 http://d.hatena.ne.jp/fenestrae/20041019(はてなダイアリー『fenestrae』) ブログとしては長めだが、得るところ大きいので、少々我慢してでもぜひ。 一部を以下に引用。《私が「事実」としてショックを受けるのは、2人の兵士が100人の中国人…

真っ当なコダワリ

だいぶ遅くなったけど、追加。今回の騒動を《馬鹿げたコダワリ》と評したフレーズがあって、印象に残った。 http://d.hatena.ne.jp/kmiura/20041020#p1このばあい、馬鹿げたコダワリをしているのは、ええっと、自虐史観の人(サヨクとも呼ばれる)じゃなくて…

まだ知らないというか、もう知らないというか

南京大虐殺で何万人死んだのか、私は知らない。ペンタゴンに旅客機が本当に突っ込んだのかどうかと同じくらい知らない。イラクが大量破壊兵器を保有していたかどうかもついこの間まで分からなかった。ロンドンハーツのブラックメールがやらせかやらせでない…

宗教をぬげ、国家をかぶれ

いつか日本が君主国から共和国に転じたあかつきには、 学校の先生や総理大臣やテレビのアナウンサーは、 一般の子供を「ちゃん」づけで呼ぶのと同じように、 皇室の子供も「ちゃん」づけで呼ぶようになるのだろうか。 もちろん、個人や共同体においては、 従…

「現代批評の核」2

柄谷行人と福田和也の対談「現代批評の核」(新潮8月号)の中身を2日付けでまとめた。今度は、それを読んで巡らせた自分の思いを書いてみる――。 対談では現在の「テクノロジーの高度化」がまず問われている。ただ具体的に挙がるのは結局ケータイやメールで…

「現代批評の核」

柄谷行人と福田和也の対談『現代批評の核』(新潮8月号)。結論は「近代文学は終った」ということで、それだけ取れば「またかい」となるのだが、じっくり読み直してみると、その根拠に当たるところの「現在に特有な状況とその困難」がどういうものであるの…

仰げば尊し我が師の怨

アサヒコム「都立校教員ら180人処分 卒業式の「君が代」不起立で」 (記事コピー)なんとも複雑な心境だが、ともあれ21世紀の東京とは、卒業式で「日の丸」に向かい起立して「君が代」を歌わないとマジに処罰されてしまうような土地なのだ。しかしなが…

ブラウン管の中

ミスターは病床にあり、原辰徳は解説席に回り、松井秀喜は敵陣でホームラン。そんな巨人。固有名は確定記述の束に還元できない、とはこのことか(「巨人」は「長嶋が見守るチーム」でも「原監督が率いるチーム」でも「松井が4番のチーム」でもない)。毎年…

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