◎たけし、ソナチネ、死生観について語る。in国際映画シンポジウム(1)
北野武は自分の映画について、いつも素直に本心を明かすという印象がある。ここでは『ソナチネ』の核心的なところが明瞭になる。
◎たけし、フォレスト・ガンプ批判「なぜ北野映画には説明が少ないか」を語る。in国際映画シンポジウム(2)
北野武が『その男、凶暴につき』『キッズ・リターン』『あの夏、いちばん静かな海。』を語る。蓮實重彦も質問。
『あの夏、いちばん静かな海』のラストに関する北野武と黒澤明のやりとりについて蓮實重彦が質問、北野武は笑いをとりつつ正直に返答する。
◎たけし、ツービートの漫才と映画のメッセージを語る。in国際映画シンポジウム(3)
たった3人の個人に伝えたメッセージに普遍性が伴ってこそ映画だ、との主旨。『キッズ・リターン』をめぐって。
中国語の質問が長々と入って、なんかうるさいなと思ったら、なんと侯孝賢(ホウ・シャオシェン)! そのまましゃべりつづける侯孝賢。
◎たけし、「悲しみ」について語る。in国際映画シンポジウム(4)
忍び込んだ家とマンゴーの樹の話など聞いていると、侯孝賢の映画の空気感に包まれてしまい、少年の世界の静けさに本当に入り込んだ気がしてしまった。
自身の映画にある寂しさなどについてひとしきり語ったあと、「北野さんにとっての悲しみとはどんな感情ですか」と、汗だくになりながら尋ねる侯孝賢。こんな素晴らしい対話があったことを私は今まで知らなかった。
私にとって、北野武のたった数本の映画や、侯孝賢のたった数本の映画は、あまりにもかけがえのない短い時間で、それはまるで私自身が少年や青年のころに体験した本当の思い出に並ぶほど かけがえがないので、その2人の監督の20年前の対話を今見つけて聞いているのは、私の死んだ父母が対話しているビデオがどこかに残っていて それを聞いているくらい、貴重だ。(照れるたけし)
*以上すべて、YouTube「Takeshi Channel」から