東京永久観光

【2019 輪廻転生】

twitter考

twitter上の有名人は、実在する人格というより、ゲームの仮想キャラクターみたいだから、罵っても殴っても平気なんじゃ? ……というのは錯覚だよね。

しかし、twitter上の有名人については、交友がないにも関わらず、情報だけは豊富に鮮明にありすぎるので、そんなふうに錯覚してしまうのではないか。

でも今や、リアルに会って「よろしくお願いします」と言うのと同じくらい、ネットで会って「よろしくお願いします」と書くのを上手にできないと、なにかとまずいね。

だからといって、リアル社会で「よろしくお願いします」という相手に対して、必ずしも自分自身と同等のリアルな重みを感じて接しているわけではない。だから…

だから何が言いたいのか、よくわからなくなってきたが―― ネットの相手にもリアルの相手と同じくらいには、嘘でもいいから礼儀は必要だねということ。もう1つは……

もう1つ。リアル世界では相手と自分の見え方はまったく異なるが、ネット世界では、相手と自分の見え方は案外似ている気がする。twitterでいえば、タイムライン上に並ぶ文字は、相手も自分も同じように見える。だから…。だから、なんだろう? 

もちろん、いくらネットの文字上とはいえ相手と自分の区別が本当につかないことはない。しかしそれは肉体をもってリアルに生活している自分から離れられないからにすぎないとも言える。脳のみの人工知能なら、 twitter上の相手の文字も自分の文字も、意識や価値として同等なのではないか?

(話はちょっと飛ぶが)自分の脳も実は分散並列的に思考しているのに、まとめる役を仮想的に浮上させ1人の私がいるかのごとく感じさせている、とか言う。

ということは、そのうち、ニューロン(脳の神経細胞)のネットワークの発火情報がそのままtweetされるようになり、しかも、自分と相手のtweetが互いの脳内のネットワークにも跳ね返ってくるような設定になったら…。マジに1個の肉体に限定されない「私」の意識が、ついに浮上するのではないか?

終わり。毎日こんなことばかり考えているわけではありませんから、ご心配なく(>各位)