ウクライナをヨーロッパはなぜ「静観」するのか | ウクライナ侵攻、危機の本質 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース
面白い視点!
《ヨーロッパは衰退するオスマン帝国の領土をつぎつぎと奪ってゆく》
《ここで、19世紀のヨーロッパから見た視点、すなわちオリエンタリズムが完成する。主客は転倒し、ビザンツ=オスマンから見る視点ではなく、西欧から見る視点が世界史の視点となる》
《ビザンツ文明の正統派でもあったロシアは、ビザンツ帝国がオスマン帝国に支配されたときに、その中心のビザンツ中央文明になるはずであったのだが、ロシアはヨーロッパの周辺文明になることを選択したのだ。その結果、ロシアはつねに西欧文明の周辺文明というコンプレックスを抱くことになる》(的場 昭弘)
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関連するか?
思想史的には、イギリスやフランスよりもドイツやロシアの方が面白い。というのはイギリスやフランスの思想の基軸は古典的に完成し統一化されている要素が強いのに対し、ドイツやロシアはロマン派的に自己分裂しており、統一的傾向に対する論争的傾向を持つからでもある。
— 千坂恭二 :『哲学問答2020・ウィルス塹壕戦』 (@Chisaka_Kyoji) 2022年3月19日