東京永久観光

【2019 輪廻転生】

明けても暮れても


思えば、インターネットばっかりやってきた。
まもなく丸15年。長い。


書物が世に普及した初めてのころも、
人びとはこれくらい夢中になっただろうか?


それにしても、
文章の断片ばかりがこうも次々に現れては消えていく、
そんなことは15年のうちでもなかったことだ。
机に座っても、寝転がっても、外を歩いても、ツイッター


しかしふと思う。


われわれの脳は、
ほとんど1日中動いて何か考えているらしい。
自分の意識を思い起こしても、
たしかに空白になる時間などない。
しかも断片ばかりがめまぐるしく切り替わっていく。


ツイッターは、そもそも
意識や大脳の定常状態に近いのではないか。


その意識の断片のひとつが気になって
クリックすれば大脳がサーチされる。
関連する断片の数々が引っぱり出されてくる。
このやり方もまた、
10年ほど前に普及したのではなく、
頭の中では大昔から行われていたことだったのかもしれない。


いやむしろ、
書物の出現は、それにブレーキをかけていた?



ビンラディンではない)


 *


関連エントリー
 http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20091018/p1


◎「思考のダダ漏れ」を検索したら、こんなのが出てきた。
 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090729/201182/