思えば、インターネットばっかりやってきた。
まもなく丸15年。長い。
書物が世に普及した初めてのころも、
人びとはこれくらい夢中になっただろうか?
それにしても、
文章の断片ばかりがこうも次々に現れては消えていく、
そんなことは15年のうちでもなかったことだ。
机に座っても、寝転がっても、外を歩いても、ツイッター。
しかしふと思う。
われわれの脳は、
ほとんど1日中動いて何か考えているらしい。
自分の意識を思い起こしても、
たしかに空白になる時間などない。
しかも断片ばかりがめまぐるしく切り替わっていく。
ツイッターは、そもそも
意識や大脳の定常状態に近いのではないか。
その意識の断片のひとつが気になって
クリックすれば大脳がサーチされる。
関連する断片の数々が引っぱり出されてくる。
このやり方もまた、
10年ほど前に普及したのではなく、
頭の中では大昔から行われていたことだったのかもしれない。
いやむしろ、
書物の出現は、それにブレーキをかけていた?
(ビンラディンではない)
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◎関連エントリー
http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20091018/p1
◎「思考のダダ漏れ」を検索したら、こんなのが出てきた。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090729/201182/