ジム・ホルト「宇宙はなぜ存在するのか?」(TED)
……とはいえ、難点は、宇宙にあるのではなく、仕事とかにあるんだな、これが。
神が宇宙を作ったとしても、法則を3つか4つ決めて後は放っておけば、銀河系や太陽系くらいは自動的に出来る。
私たちの仕事はそうではない。複雑。宇宙より複雑。
いや、本当は仕事も法則1つか2つですべてうまくいくのか? たとえば法則「人の話を聞け」あるいは「人の話を聞くな」?
あるいは「♪ 俺の話を聞け!」
https://www.youtube.com/watch?v=3OeIyKoRGoM(噺?)
ジム・ホルトは『世界はなぜ「ある」のか? 実存をめぐる科学・哲学的探索』の著者。以前ちょっと読んだ。
とはいえこの人、「世界はなぜあるのか」という問いを真正面から問うより、むしろ脱構築する試みをしているようでもある。
*
それにしても、なぜ私たちは実用的でないことまで知りたいのだろう。なぜだろう。(あるいは実用的なことしか知りたがらない人もいるのだろうが、それはそれでひとつの宇宙の謎)