東京永久観光

【2019 輪廻転生】

ネットにはいい加減なメディアが多すぎるという話

今や、詐欺のメールは真正のメールにかなり似ていてとても紛らわしく、ぎりぎり見分けがつく程度だ。それに比べれば、詐欺と言うべき媒体は真正と言うべき媒体にそれほどは似ていないので、そのつもりで眺めれば見分けがつく。ただし、詐欺と言うべき媒体は詐欺のメールに増して著しく多い。

その記事がいくら信用できそうでも、その媒体がそもそも信用できそうでなければ、その記事はそれなりにしか信用できない。(これって「ベイズ推定の事前確率」を考慮している、ということだね!) しかし、インターネットのユーザーが全員そうしているかというと、実際はそうでもなくあっさり信用している。

繰り返すが、詐欺の媒体は詐欺のメールに比べ、信用できるかどうかが判断しやすい。詐欺の媒体は詐欺のメールほど見分けにくくない。どんな見かけのウェブサイトか、どんな記事ばかり載っているか、どんな会社がやっているか。それによっておおよそ判断できるだろう。今のところまだ、多くの人が罵る旧来のマスゴミのほうがよほど真正だと私は思う。

 

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ナチスが良いこともしたとしても、うれしくないし、良いことをしなかったとしても、べつにうれしくない。ただ暑い。