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【2019 輪廻転生】

「ブラックホール」消滅の理論物理学と「希望の党」消滅の実践政治学

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO29858740W8A420C1000000/

https://dot.asahi.com/aera/2018042500068.html

https://www.jiji.com/sp/article?k=2018042600783&g=pol


ブラックホールには、すべてのものが落ち込む地平線みたいなものがあり、それを「地平面」と呼ぶそうだが、ブラックホールが合体するとその地平面は必ず増えるらしい。そこでホーキングは「必ず増えるもの? よーし わかった、エントロピーだ!」と、ひどく強引に思いついたようだ。

しかしこの思いつきは、石坂浩二金田一耕助シリーズに出てくる加藤武の警部役に負けず、軽率に感じられる。

とはいえ、「必ず増えるもの」それなら「エントロピーだ」といった、シンプルさというか、大胆さというか、そういうものは、理論物理学の理屈をわりとしばしば覆っているように思う。

ブラックホール量子力学も、その説明の理屈は完全に正しく、しかも他のあらゆる説明の理屈に整合するのだろう。そこは、たとえば最後の審判とか天国とか地獄の存在を説明する理屈がいかに精緻であるようにみえても、決定的に違うところだと思う。

しかし、だからといって(理論物理学は精緻な理論の化身のようであるからといって)、量子力学ブラックホールが、あまりにも奇妙で大胆で複雑すぎるのは、たとえば天動説のようなものだからではないか、という素人の疑いが、いつもどこかに残る。

天動説も、その説明の理屈自体は正しく、また、他の説明の理屈にも整合するのだが、もっと良い説明(地動説)があった。――そのように位置づけられると思う。

脳が息切れしてきたので、終わり。