東京永久観光

【2019 輪廻転生】

料理も量子もユーチューブ!

そういえば、インド旅行で宿泊した宿は実は開業したてで、そこの男性オーナーが毎晩食事を出してくれたけど、ぜんぶユーチューブで作り方を覚えたと言っていた。だから私も、量子力学のわかり方をユーチューブでにわかに覚えられないものかと、期待する。


【大学物理】量子力学入門①(量子の特徴)【量子力学】

https://www.youtube.com/watch?v=zlVnhTD7qMQ

 

なんで量子力学かというと、シュレーディンガーが晩年に書いた『精神と物質』という本を、いろいろあって熟読することになったからだ。とはいえ、この本は、「量子力学によって私たちの直感から外れて不透明になった世界像をどう捉えればいいか」が書かれた本ではないのだ。予想に反して。

それよりも、意識や進化をどういうものとして捉えるべきかを、アヤしいムードも膨らませつつ、順々と説いていく。まだ途中だが、なかなか核心が見えず、とっかかりもつかめない感じだ。

工作舎から1987年に出た本。いかにもというところだろうか。

精神と物質―意識と科学的世界像をめぐる考察

https://www.amazon.co.jp/dp/4875023057

 

量子力学の(もちろんよくわからないんだけれども、そうだとしても、わからないなりに、どう考えたって)他の何ごとともまったく異なって面白くてしかたのないところ」を、スパっと解説してくれるのかなと、淡い期待をしたが、ぜんぜんそうではない本だったということ。

 

もどかしさに、違う本もひっぱり出す。『量子力学イデオロギー』(佐藤文隆)。やっぱりこの本こそが「量子力学の(…)面白くてしかたのないところ」を、まさにスパっと初めて解説してくれた本だったのだと、改めて確信している。

量子力学のイデオロギー

https://www.amazon.co.jp/dp/479175591X

◎同書については以下に続く 

https://tokyocat.hatenadiary.jp/entry/2019/07/12/000000


ちなみに『精神と物質』という書名では、利根川進立花隆の対談本がある。利根川が「ものごとはすべて物質の作用として説明できます。精神なんて神秘なものは幻です」(超訳)と断言。そこまで言うかすごいな、でもスカッとするな、という一冊だった。シュレーディンガーは対極的で じれったい。

分子生物学はどこまで生命の謎を解けるか 精神と物質 (文春文庫)

https://www.amazon.co.jp/dp/4163444300