東京永久観光

【2019 輪廻転生】

コンビニ、Google、ホモサピエンス、そしてアルゴリズム


生物の進化は長い間に起こるので実例を目撃することは珍しいようだが、コンビニの繁栄そして商店街やデパートの衰退は40年で起こった。変異・適応・淘汰。

ホモ・サピエンスがいかに決定的に新しく強力な脳をもったのか、地球を圧倒的に独占していったのか、それも想像を絶するが、Googleという決定的に新しく強力な認知機能が一気に普及していく様子や、Amazon楽天が物販を圧倒的に独占していく様子を目撃すると、ありえると思える。

このように進化の原理は、広くとらえると生物にかぎらず社会や文化や経済にも当てはまる。

さてそこで。ケヴィン・スラヴィン「アルゴリズムが形作る世界」(TED)をきのうテレビで見たが、コンピュータがものごとを予測するときのアルゴリズムというものがまた、同じく多様な現象にあてはまるのだろう。

http://www.youtube.com/watch?v=WErT2NaDpkc


何が言いたいか。

進化というこの世の普遍的な現象にふと気づくのは、「突然変異」や「自然淘汰」という原理がクリアにわかることと同時だろう。ここでいう「アルゴリズム」も同じくらい強力に普遍的ななにかを思わせる。ただし、それが現象を指すのか原理を指すのかはまだよく分からない。あるいは結局、進化を別の側面から見た言葉なのかどうかも、私にはまだよく分からない。