東京永久観光

【2019 輪廻転生】

忙中閑ありあり


仕事を自宅でやる期間がけっこうある。仮に(←強調)サボっても自分しか分からない。しかしアポや期限は待ってくれない。そんなわけで、短いようでじりじりと長い一週間だった。こういうとき、自分の知能の壁ばかりでなく情緒という壁に行き当たる。朝のうち天気がいいと「まだいいか」と気が楽になったり。そのくせ日が暮れて寒くなると「もういいや」と気が変になったり。そうすると夜中になって焦りが募ってくる。大丈夫かな、間に合わないかも、まあ毎度のことじゃないか、いやでも今回はさすがに‥。心配で心配で、しかもこんなに心配ばかりしている自分はちょっとおかしいのではないかとも思いはじめ、いつしか「不安症」などとグーグルで調べたりして、夜もいっそう更けてまいりました(という人もいるのだろう)。ただ、仕事の先行きが不安なことを除けば、どうも他の諸症状には当たらない。う〜む、間に合わないという不安は、病気なのではなく事実なのではなかろうか。‥嗚呼。

知能の素というのはそう急には手に入らない。だが、情緒の素というのは私の経験では音楽がそうでありうる。今回いろいろ試して効いたのは「蘇州夜曲」。歌い手は渡辺はま子霧島昇。関連でアン・サリーという人がカバーしているのを視聴し、これまた感じ入った。

さて、週が明けたらともあれ心を入れ替えるべし。まずはアン・サリーのCDを買いに行って午前中しっかり聞き通して、すべてはそれからだ。

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