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【2019 輪廻転生】

星野智幸/「正義」に依存し個を捨てるリベラル(朝日新聞)

「日本人」依存と「正義」依存。そのどちらにも耐えられなくなったという感覚だろうか。しかしながら、そのどちらにも寛容であろうとする感覚も、ありうるのではないか。ではそのとき、文学は、その意味での寛容と不寛容の、どちらの立場なのだろうか?

もう一つ思ったことーー 朝日新聞という媒体や星野智幸という作家にとって、リベラル非難の弁というものは、ここまで二重三重に断り書きをしたうえでないと発信しにくいのか… 感慨深い。