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【2019 輪廻転生】

圏論とは?

実はいつも、「これまで知ったり思ったりしたことがなくて、最近初めてそうか!と知ったり思ったりしたこと」だけをツイートしている。それ以外はあまりツイートしていない。(みんなけっこうそうかもしれないし、いちいち言わなくていいことかもしれないが)

なので、次にツイートすることも、きょう初めて思ったことなのだが、それにしても3年か5年に一度ぐらいしかないほどの巨大な「初」なので、前フリが長くなった。ということでーー

 

「この世界が本当はどうなっているか」を明白に見通すための手立てとして、還元主義というものはあったのだろう。すなわち、この世界をどこまでも「細分化」していったとき、何が「ある」のか。ところがなんと、そのまったく逆方向の手立てがあった!

すなわち、この世界をどこまでの「抽象化」していったとき、何が「ある」のか。

圏論というのは、もしや、その話ではないのだろうか(初のツイート終り)

 

圏論の道案内』という一般向けの解説本をきょう買ってきて読み始めた。圏論の勉強というのも実はまるきり初めて。それなのにずいぶん大げさなツイートをしてしまった。しかしそれだけ期待や予感が大きいのだ。

同書をめぐる著者らの対談(以下)に強烈に牽引されてしまい、読もうと思った。
https://gihyo.jp/science/serial/01/category_theory_talk

その著者の1人は西郷甲矢人という方で、『〈現実〉とは何か』の著者の1人でもあった(この本も私には3年か5年ぐらいに一度しか出会えないほどの本だった)。氏名に「矢」が入っているのは、ちょっと面白い。

圏論とは「矢印(→)とは何か」という話でもあるように思われる。矢印とは妙なもので、なにかの説明にパワポなどで図を描くとき重宝する。ただその意味はあいまいで、因果だったり、時系列だったり、ただの対応だったり、いろいろあって、正体は何だろうと不思議だった。その謎が解けるのか?