そのリスト(下のリンク)を先日からよく聴いていて、どれも惚れ惚れするのだが、とりわけいいのがフランス映画『DIVA』の「 Promenade Sentimentale」という挿入曲で、この響きどうなってんだ? と思うと、どうやら「Gm9」と「C9add6」の繰り返しのようだ。
https://www.youtube.com/watch?list=PLzegnRYQqxIiI73ZJt6aoXFQj_-x0C7Vf&v=LvOoQ0Ff2nA
(追記)
「C9add6」は「C7(9 13)」という表記のほうがいいらしい。また、この曲は Gm9→C7(9 13)のあと、1音下がって Fm9→B♭7(9 13)、さらに1音下がってE♭m9→A♭7(9 13)、そしてまた Gm9→C7(9 13)からリフレイン、という進行をする。
三拍子で2つのコードを繰り返すのは「ジムノペディ」っぽいが、テンション(付加音)が多いのがポイントか。それと「m9」の響きは日向敏文っぽいと思う。
★夏の猫/日向敏文
https://www.youtube.com/watch?v=sZ7EJrNIw2I
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ついでというわけではないが、『DIVA』のDVDを借りて久しぶりに鑑賞。いわゆる「かっこいいとはこういうことだ」。
https://www.youtube.com/watch?v=lN_8qFinDBM&t
↑その「Promenade Sentimentale」が流れる場面。ちょっとキマリすぎている感。
ところで、DIVAが歌うオペラ(下のリンク)で「マイピョウ」(mai piu)というフレーズが耳に残る(イタリア語か)。「never again」という意味らしい。恋人がもう二度と戻って来ないのだろうか。
https://www.youtube.com/watch?v=fJKpYnMMKKM
――ちなみに中国語だと、マイピョウ(買票)は、「チケットを買え!」という意味。