「Twitterにより『脳内ダダ漏れ』の人が続出」という趣旨のことを宮台真司が述べたそうで、たしかにそのとおりだと思う。とはいえ、そもそも脳内のことを自在に外に出せるのは言語を使う人間だけだ。動物の脳内はほとんど漏れてこない。
とはいえ、人間でも脳内を周囲にあまり漏らさない人もいる。たとえば、言語機能に障害のある人、頑固者、独り者。
と思いきや、頑固者や独り者がツイッターではなんだかひどく饒舌になったりする。だから、ダダ漏れツイッター、いいじゃないか！
声がうまく出せない人もタッチパネルやキイボードならコミュニケーションできる。失語の人もそのうち思いをなんとか漏らせるインターネットが実現するだろう。
あるいは、不謹慎写真ツイートも、見方を変えれば、言葉がちょっと不得手な人が脳内のことをストレートに伝えたい場合の格好の手段ではないか。そう、人類が樹から降りたように、人類はとうとう言語から降り、デジカメでコミュニケーションを始めるのかもしれない。
https://twitter.com/miyadai/status/386147130374897664
◎参考までに過去エントリー（渾身）「デジタルカメラはいかにしてモノリスたりうるのか」
http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20070906/p1
