仕事の終りはやっぱりいつも嵐のようだ。
…嵐というか、嵐に吹き飛ばされるボロ家のごとしというか。
最後にこんなに仕事熱心にならざるをえないのは、
ふだんが仕事熱心じゃないためだろうか。
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はてなという言葉は
とても気が利いていてなかなか深くもある日本語のわけだが
スターというのも、星のその形も
(まだ全然わからないこのサービスもきっと)
そういえばとてもナイスだと思う。こっちは万国共通?
きっといろいろ考えぬいて「ああこれだ!」と
頭のなかに電球ならぬ星がピカッと光ったにちがいない。
ネットやブログの展開は、はてなの出始めのころと違い
今もう日本中、世界中で百花繚乱というかんじだが
はてなのナイスさというのは
どこか痛いところをつくというか
甘いものなら食べたくなるというか
なんかそういうところがある。
それにしても。
管理者を贔屓するのは、幸せなことかもしれない。
国であれば政府か。ああ参院選。
いつかはてなのほうが年金でもくれるようになるとか。
自然は生き物を本当にゆっくりしか進化させないのに
人間はその自然などおかまいなしに
自らこんなに急いでここまで来た。
しかしこんどは
コンピュータ、インターネット、ブログサービスのほうが
人間の精神や文化や言語生活をもうおいてきぼりにしつつ
ずっと先へ先へと走り去っていくようでもある。
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あと、どうしても気になって眠れないこのニュース。
(記事写させてもらっておく)
「文明拒むインディオ、突然出現 歌残し姿消す アマゾン」
《ブラジルのアマゾンで近代文明との接触を絶っていたインディオ(先住民)の部族が突然姿を現した。関係者によると「親類を捜しに来た」「開拓者とのトラブルで10人以上が殺された」などと話していたが、3日後には2曲の歌だけを残して姿を消したという。
メチキチレ族と呼ばれ、約7000人いるカイアポ族の一部族。50年代に文明との接触を選んだカイアポ族と別れ、数家族で森に消えたとされる。
5月末、サンパウロ北西約1600キロのカイアポ族の村カポに現れた。古語を話し、男性は枯れ草で下腹部を覆っただけ、女性は裸で頭頂部をそっていた。下唇に皿をはめ、顔や体に赤や黒の化粧をした人もいた。
国立インディオ基金(FUNAI)の現地責任者でカイアポ族のチュカハマエ氏によると、カポに現れたのは部族全体の5、6家族計87人。パラ州南部のインディオ保護区にいたが、ジャングルを5日間で100キロ移動して着いたらしい。
だが「洋服を着ている人とは暮らせない。殺されるかもしれないから」と言い残し3日後に旅立った。写真撮影を拒み、どこへ行ったかは不明だ。
カポのカイアポ族はふだんTシャツやジーパン姿。顔や体の化粧は祭りの時だけで、下唇に皿を入れた人ももういない。
「ずっと一緒にいると思っていたのに……」。残された歌の一つはカイアポ族同士が近づく時の曲。もう1曲はチュカハマエ氏も聴いたことがなかった。収録されたのは、低く、うねるような歌声だった。カイアポ族地域のすべての村に無線で流された。
ブラジルに住むインディオは約70万人。多くが乱開発にさらされるアマゾンで暮らす。 》
アサヒコム(2007年07月12日10時38分)
http://www.asahi.com/international/update/0712/TKY200707110554.html
メチキチレ族? 2曲の歌だけを残して姿を消した?
はてな。はてな。
残された歌の一つはカイアポ族同士が近づく時の曲。……!!!
びっくり。びっくり。びっくりマーク。
ああどんな歌なのだろう。
なんとなく「クレーターのほとりで」も思い出した。
http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20041211#p1
*
ところで、News23が、YMO3人をそろえてインタビューしていた。
細野と坂本の曲は今までしばしば聴くことになったが、
高橋幸宏のソロ歌もセンチメンタルでとても好いことを
つい忘れてしまう。
ライディーンを聞くと、小学校の運動会の玉入れを思い出すという人もいる。
ちなみにモーツァルトの交響曲No40は、掃除の時間らしい。
音楽とは本当にすばらしい。音楽とはほんとうに謎めいている。
■■■(追記7.19)
以下がメチキチレ族の歌だそうだ(下)
http://www.survival-international.org/lib/audio/mp3/uncontacted_brazil.mp3
情報源は以下。感謝。
http://d.hatena.ne.jp/elmikamino/20070716/1184602282(三上のブログ)