世界史では「長い16世紀」というのがあるが、私のほうは長い月曜日だった。深いため息。
社会的綱渡りというか、良心的綱渡りというか。じつはとっくに落ちて死んでいるゾンビ的綱渡りというか
ちょっと思い出した。「月曜日のロボット」
https://rutube.ru/video/fa1670a4678cb36e0a4035a55b17f94e/
あるいは「SATURDAY NIGHT ZOMBIES 」(土曜日はゾンビ?)
https://www.youtube.com/watch?v=TvilQ0txzQs
1960年代にみんながデモに行っていたわけではないように、1980年代にみんながパーティーに行っていたわけでもないのだが、それにしても80年代。
「オレたちひょうきん族」そういえば最初のころ、エンディングはこれだった。EPO「DOWN TOWN」
https://www.youtube.com/watch?v=ppP-jXqP1lc
もちろんこれ、本来は1975年の名曲中の名曲。
https://www.youtube.com/watch?v=g_Jtu2nhleY
長いのは人生。
それにしてもユーミンは百人一首をたった1人でやってきたようなところがある。
https://www.youtube.com/watch?v=VB8WY3ZYwk8
私は「死んでも仕事するゾンビ」について述べたのだが、「SATURDAY NIGHT ZOMBIES 」は「死ぬまで遊ぶ・死んでも遊ぶゾンビ」を歌っている。
ただ、1987年の私と2018年の私でどちらが労働時間が長いかを考えるに、80年代は週休二日がまださほど普及していなかった。だから遊びまくるとしたら土曜の夜しかなかった。それはそれとして、80年代のノリや華やぎを濃縮したような歌。いいね!
(11月8日)
「Saturday Night Zombies」は、「死ぬまで遊ぶ歌」というよりは、「 仕事で死んでる人にゾンビになって遊ぼうよ!」と呼びかける歌でした。
《満員電車 汚れたワイシャツ あれは夢よ Dance Dance Dance 今が Romance Chance Chance 本当のあなたよ》《死人も生きかえる SATURDAY NIGHT 永遠の命わけてあげる めくるめくZOMBIE's NIGHT》(松任谷由実)
いいね!👍
硬いエレキのリフが、すぐにブラスのリズムで踊りだすけれど、ふっと酔うようなGメジャー調のCmaj7コードになって、少しけだるく歌はスタート。ところがそれがなんと、Bメジャー調のBmaj9コードへ転じ、つまりここでゾンビに化けるのか。いいね。
《BMW(びーえむ)の掃木(ほうき)で SATURDAY NIGHT 街の空飛び ドアを蹴って》
1987年。おそらく、円高が著しく、ドイツ車に金持ちでなくても手が届き、輸入ディスクが安くなり日本人の洋楽を聴く耳は欧米にひけをとらなくなった。そんな時代ではなかろうか。
私はその2年後、早くも会社をやめ、旅行したインドで、安宿のオヤジに「ニッポンのギンザの土地は、このハンカチ程度で、ウン万ドルだよ」とか話し、オヤジはよくわからず驚いていたが、私もよくわからず喋っていた。面白かった。もう私はオヤジの年齢を超えただろう。長く生きた。
×「Bメジャー調のBmaj9コード」じゃなくて、「Dメジャー調のBmaj9コード」のようだ。全体にGメジャー調とDメジャー調とに揺れていて、その間に、あいまいに けだるくCmaj7コードが入るかんじ。