経済というのは自然現象なのではないかと
溜息が出てしまう今日この頃である。
「飲み食いしないと人間が生存できないように
売り買いしないと社会は生存できないのです」
しかし、そもそも地球史においては、
生存競争に勝った個体より生存競争に負けた個体のほうが
100倍は多かったと推測されている(私によって)
しかもその中には、
競争を生理的に嫌悪したり思想的に拒否したりした個体も
けっして少なくなかったと推測されている(同)
「あなたがそんなに勝ちたいから、わたしは負けてあげるのよ」
いったい何を自然と呼ぶべきなのか。
その一方、税金を自然に吸い込み、税金を自然に排出する
省庁生態系システムもまた、なぜか堅牢な恒常性を保っている。