★『ユダヤ人の歴史』(鶴見太郎)

好評だった『ユダヤ人の歴史』(中公新書)を読んだ。

古代から現在までの広い地域に及ぶ動向を順々にたどる。つまりそれは必然的に世界史となる! これが日本人あるいはイギリス人やフランス人でも通史が世界史になるかというと、ならない。ディアスポラなどせずにすんだおかげか。

ただ、高校の教科書では中世〜近代にユダヤ人はほとんど登場しないという。たしかにそうだったか。だからユダヤ人と聞いてもホロコーストかヴェニスの商人ぐらいしか思い浮かばない。

去年『全体主義の起源』を読もうとして、「これはユダヤの基本知識がないとダメだと痛感したが、今度は読めるかも。

それにしても「イベリア半島でレコンキスタが達成されました」とか「ロシア帝国では農奴解放が遅れました」とか授業で聞いても「それがどうした」という感じだった。しかしそこにユダヤという個別の視点が入ったとたん、おもしろいことに世界史は急にちょっと他人事ではなくなるのだった。

 

ちなみに、ユダヤの関連で個人的にこれまでも少し興味があったのは…

(同書では触れられていなかったと思う)

 

<参考>