東京永久観光

【2019 輪廻転生】

「存在するは情報だけ」の意味が少しわかった!

そうか、「この世のすべては、究極的には情報の明滅に還元できるのであり、物体とか空間とか時間とかは実在しているとは言えない」ということの意味は、「赤くて固いリンゴをガリリと齧ったら甘くて痛くて歯茎から血が出た」というときの、赤いとか、固いとか、ガリリとか、甘いとか、痛いとかの、「クオリアは、みな物質に還元できない」ということと同じ意味なのだ!

つまり、クオリアが幻想であるのと同じように、リンゴも歯茎も血も幻想であるということだ。

ということは! 言い換えれば、クオリアが幻想だからといって「ああ何も無いんだ」なんて私はまったく考えないのと同じく、物体や時間や空間が情報にすぎないのだとしても「なんだそうか、ホントは何も無いのか、なるほど〜なにしろ、情報にすぎないんだもんな〜」などと考えなくたって、全然かまわないのだ!!!


――以上は「量子力学が明らかにしつつある宇宙の事実」といったテーマをめぐっている。以下も同じ。


「時間とは錯覚です」「過去から未来への一方向の流れというのも錯覚です」みたいなことを物理学者は言う。確かにそうかもしれないが、人間のサイズや生活や社会が過去から未来に流れる時間感覚を基礎にして成り立っているのだから、そんなこと言っても仕方ないじゃないか―そう思ってきた。

しかし! ツイートのタイムラインは未来から過去にしか流れない。「時間って錯覚かもね」と、物理学者でもないわれわれが、ほとんど言いそうになっている。

おまけに「ツイッターしてると3、4時間はあっという間ですよ」 …時間はもはや存在すらしなくなりつつある!


◎参照 http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20121224/p1