現実のリングに上がっているのは「原発はあるべきではない × 原発はないべきではない」の闘いではない。
「原発があったら俺らは本当に困るんだ × 原発がなかったら俺らは本当に困るんだ」という闘いなのだ。
そして、もう正直に言おう。私は原発があってもなくてもどちらでも、さして困らない。あるべきか、ないべきかなら、自分なりに考えて答は出せるものの。あったりなかったりして本当に困ることは、私には他にある。
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◎嘉田氏「本当の第三極」(朝日新聞)http://t.co/OQKcSPrg
嘉田氏「このままでは日本は国としての品格を失う。福島原発の事故は終わっていない。これを終わらせて原発から卒業できる道を示さないといけない」
しかし。滋賀県住人はさておき、福井県住人にとって原発は「品格」の問題だろうか? 「生活」や「仕事」の問題ではないか? 品格にあえて対比するなら「意地」の問題ではないか?
◎「脱原発」嘉田新党 スローガン選挙はご免だ(福井新聞社説)
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/editorial/38262.html
《支持率至上主義に陥る政治勢力にとって「脱原発」は衆院選に「必携アイテム」であるかのようだ》