熱ってなんだろう。それは無数の分子がどれだけ動いているかの総和を表すものだった。経済の正体も無数の人間がどれだけ動いているか動いていないかに他ならないことを思い知らされる昨今。
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私が新型コロナウイルスに感染していてもツイッターではうつりませんからご安心を。私が右翼熱や左翼熱に感染していたらツイッターでうつりますからご注意を。
ウイルスもミームもコピーされて拡散する。しかし遠隔でネットワークできるのはミームだけ。そもそも私たちヒトだけが遠隔のネットワークを有している。
自然界においては、個体の外部に生態系というネットワークが、個体の内部にゲノムやニューロンやホルモンといった、おそろしく複雑なネットワークが張り巡らされている。しかしそれらはいずれも接触系。ヒトの言語だけが非接触・遠隔でネットワークできる。
しかもSNSやテレワークは、非接触・遠隔系なのはもちろんのこと、かぎりなく非物質系のネットワークだろう。手紙や書物や新聞と明らかにちがって、電話やテレビとも少しちがって、伝わるものも伝える媒介もいずれも「物質だ」という感じがまったくしない。つまりインターネットはどうかしている。
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https://mainichi.jp/articles/20200415/k00/00m/010/309000c
「感染者接触確認アプリ 5月にも運用開始 複数のIT事業者が開発中」(毎日新聞)
プライバシーというぼんやりした概念は、近代以後のものにすぎず、つまり歴史的(一時的)なものにすぎず、ぼんやりしたまま消え去るのかもしれない。
今回のパンデミックに絶望する人だけでなく楽観的な人もいるように、このニュースにも絶望する人だけでなく楽観的な人もいるのだろう。
(4月17日)
《コロナ禍でその歯止めは吹き飛んだ》《しかも現在台頭しつつある生権力は、感染拡大防止という「絶対善」とGPSのような監視技術に結びついているため、はるかに強力である》(東浩紀さん)
https://dot.asahi.com/aera/2020041500029.html
これが基本認識なりけり 。
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https://twitter.com/0waki/status/1250362647683317761
(大脇幸志郎さん)
そうなのか…。免疫ができないかもしれない、薬もできないかもしれない、のか。たしかに、風邪はそんなかんじだ。ということは、風邪みたいなものだということは、むしろ非常に困ったことだ、ということにもなるのだろう。
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《「私たちは社会の敵です。家でおとなしくしていられません」と歌わせられながらスクワット》
https://courrier.jp/news/archives/196787/
いいね!(運動不足の解消には)