◎「平等に貧しくなろう」という上野千鶴子氏の意見が正し過ぎる件について（中島よしふみ）
https://news.yahoo.co.jp/byline/nakajimayoshifumi/20170216-00067757/
《5000万円も貯金のあるウエノさんに年金は不要だろう》――ポイントはこれに尽きる！
それにしてもこのエントリーは正しすぎる。正しすぎるのになぜ通らないのか、日本社会最大の謎。
《生活費が不足する分は貯金の取り崩しで賄ってもらい、貯金が一定額以下の人だけ自己申告で満額支給に切り替えれば良い。それでも貯金が尽きてしまった人には今と同じように生活保護や医療費の免除と、従来通りのセーフティネットを提供する。年金カットは余裕の無い高齢者のためにもなる》正解！
《つまり「若者から高齢者へ再分配」ではなく、「裕福な人から貧しい人へ再分配」という本来の再分配だ》大正解！
このエントリーはしかも、「資産への課税というのは、難しいために実はまったくできていない」「人が生きていれば経済成長と無縁ではありえないので、それに反する主張には黙って微笑んであげればよろしい」という、決定的でありながら盲目的になっている２つの事実を、やさしく教えてくれる。
ひとつ追加して言えば、そのように国民の格差と将来の不安が改善したあかつきには、外国人にウェルカムと余裕をもって言える日本になれるのではないか。
