東京永久観光

【2019 輪廻転生】

つれづれ


この2週間ほど最大限に忙しかった。毎度思うが、仕事ではなくたとえば旅行や学問や創作といった個人的なプロジェクトでこそこれくらい頑張ったら、人生はもっと悔いのないものになるのではないか。

そしてまた、これが仕事でなく創作であるなら、自分のダメさにこれほど落胆ばかりしていなくてもよいのではないか。

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曇り空。立春はとうにすぎたが、まだストーブ。それにしても「立春」は、地球や人体には存在せず、文化や言語にかぎった現象というべきではないか。しかし、気分は春。こころは人体であり、かつ、こころは言語である、ことよなあ

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正体不明で観測すらされないダークマター暗黒物質)が宇宙のふるまいを大きく支配しているということになっているが、われわれの心もまた、なんだかよくわからないものにばっかり支配されている。どっちかっていうと暗黒っぽい方面の。そうではありませんか?

現代ではフロイトの理論なんて迷惑か混乱でしかないとみなす人のほうが多数派なのだろうけれど、精神とはどういうものであるかのモデルというのは「わかりやすい」そして「つかいやすい」というのが、何より大事なんじゃないか。

それは「宇宙とは何か」を物理学的なモデルで理解することと、そう違っていないと私は最近思う。ダークマタークォークも、エゴとかエスとかも(なんだか古い用語だが)、目には見えないし、観測もできないし、まあ実際たぶんそんなものはないのだ。

でも、そうしたヘンテコな用語、ヘンテコな理論でも、そのおかげで、精神や宇宙のヘンテコさがうまく説明できたり、いくらかでも解消できたりするなら、もうそれで十分だろう。

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ツイッターのログをみて、ああ1週間も、何もつぶやいていないんだなあ〜と感慨にふける、のではなく、心でおもったことはもう瞬時にツイートになった記録されるくらいでなくてはね。ツイッター革命とか、デジタル革命とかいうならば。

テレパシー革命的というか。