ネパールのイメージというと私はずっとこれだった。
すべてを見通すブッダの両眼とのこと。
いしいひさいちの漫画っぽくもある。
目の下にあるのは鼻ではなく「1」を意味するネパール語。
紙幣にも使われ、
10ルピーが90ルピーに化けたかとおもう。
インターネットカフェだが、右にあるのは自家発電のバッテリー。
ネパールは電力事情がきわめて悪く
首都カトマンズでもほぼ毎日夕方には停電するので、その対応。
仏像をガスバーナーで溶接する男。
なんとなくサマーズ大竹に似ているうえに
現代美術作家の大竹伸朗にもなんとなく似ていた。
安部公房『飢餓同盟』。これまた猛烈に面白かった。
地元の人が通うという近所の飲み屋に連れていってもらう。
自家製どぶろくが入ったプラスチック容器は
アジアでは別のところでもしばしば目にする物だが
あまり気にしないように。
ここでなんと「私はマオイスト」という男が隣に来た。
(正体を隠しているわけではないが、腕だけ)
仕事は仏像造りなのだが、
かつて150人の兵士を率いジャングルで訓練を積んだという。
前にいるのは私を連れていってくれた二人で、
うち一人はマオイストの男とは近所の知り合い。
牛は食べないが、水牛は食べるのだった。
上はそのひき肉。左は脳みそのソテー。真ん中は血を固めた料理。
希少珍味というが、聞かなければもっとうまかった。
モバイルというのか、なんというのか。
ネパールのジェームズ・ボンド?
ヒマラヤの景色がよいポカラという町から
山登りに出かけて一泊したゲストハウスのテラスにて。
そのゲストハウスの向かいにあった店(コンビニ的)
学校帰りにそろって買い食い。
ゲストハウスのキッチンがフェルメールだった。
こちらは問題のバンコク新国際空港にて(往路で乗り継ぎ)
グッチとシャネルが綱引きしていた。