なんでこんなにブログを書かないのかというと、
たしかに「忙しいから」というのもあるが、
案外「暇だから」というのもある。
暇だと、
これまでの埋め合わせもあって、つい壮大なことを書こうとする上に、
いくらでも読み返せてかぎりなく直せてしまえるため、
きりがなくなってしまうのだ。
「それにあしたも暇だし、きょうはもう寝るか」
ブログが息をしなくなる致命的な理由ではないか。
ただ問題は、文章は直せばよくなるのかというと
必ずしもそうではない。
《そういう文章はもう触られすぎて、「つや」を失ってしまう》
なるほど。
ときたま★をもらうと、
その★の人のところへ、ちょっと読みにいったりもするわけで、
そんなふうにして、さっき見つけて大きくうなずいた一節。
http://d.hatena.ne.jp/ist2jude/20081209#p1(趣旨はさらに展開していくが)
だから、ブログをぜんぜん書かなくても、ブログをばりばり読んではいるのだ。
しかしそれはなんとなくウィンドウショッピングに似ている。
まったく何も買わないで帰るのでは、
自分と世界との関わりが存在しないようにおもえてくる。
そこで私たちはせめて自分の金を渡し何かの物を持ち帰る。
自分の★を1個でも渡せたら、それで今夜はもうおしまいにできる、
というのも、似たようなことかもしれない。
(お金を使うことが一区切りになるということは前にもちょっと書いた
http://d.hatena.ne.jp/tokyocat/20060424#p1)